プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

お世話になります。

医療・福祉分野で働いているものです。
大学院の修士課程では病の体験みたいなものを質的記述的研究として修論を書きました。
一方で、現象学にとても興味を持っており、博士論文では現象学を用いて研究を行いたいと考えております。

臨床の現場を現象学的な見解から分析を行いたい、とても抽象的ではありますが。しかし、現象学といっても、現象学そのものを専門として哲学科などで何十年も研究されている学者の方々もいらっしゃいます。
そのような方々にも、忠実に現象学の考え方を用いていると認めてもらえるような研究をしたいと考えます。

しかし、私は有名私大や国立大ではありません。どうしても、勉強の仕方、理解力に差があるなと感じ、その差はどのようにしたら埋められるのかと考えています。

どのようにしたら、現象学的な見方を身に着け、世に認められる論文を書けるでしょうか。どなたか意見をお願いします。

A 回答 (4件)

 こんばんは、Hidocchiと申します。



 お役に立てればと思い、筆を取らせていただきました。

 jinen様が既に仰っておられますが、少し異なるアプローチ法から述べてみたいと思います。

(1)どこの施設(研究室)を選ぶ?
 以下に、各学会のアドレスを紹介させてもらっております。これらを閲覧していただくのもよろしいかと存じます。

日本現象学会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/paj2/ 

日本現象学・社会科学会
http://www.jspss.org/ 

 なお、出版物は、以下のサイトで検索が可能でございます。学術誌等、本屋さんでは入手困難なものは、以下のサイトにあたっていただき、所定の(大学)図書館をご利用すればよろしいかと存じます。

ウェブキャット
http://webcat.nii.ac.jp/ 
(例:タイトル=Cartesianische Meditationen; 著者名=Husserl
で検索をかけますと、「デカルト的省察」がヒットします。さらにクリックしていただきますと、どこの(大学)図書館に蔵書されているかがわかります)

(2)どのようにしたら、現象学的な見方を身に着け、世に認められる論文を書けるでしょうか。
 本を読むしか他に方法がないと思われます。
ただ、若干気になるのは、原典主義がまだ存続しているのかどうかでございます。つまり、言語(フッサールはドイツ語;M. ポンティはフランス語です。ですが、国際的には英語かと思われます)の選択の問題でございます。このあたりの(哲学関係の)常識につきましては、愚生は明るくございませんので、別途(各学会誌に記載されている公演者の言語等からでしょうか)調べていただくしかないと思われます。言語は意外と重要視されるかもしれません。もし重要視されるなら、その言語(単語)で研究室での日常的なやり取りをすれば、自然と“現象学的な見方”は身につくかと思われます。もちろん、語学の習得は必須となります。

 それから他は、“運”ぐらいでしょうか。「世に認められる論文を書く」には、やはり、これも必要かと思われます。

 なお、以下の著作も目を通しておいてくださいませ。“ドクターは取ったけれども…..”という人をたくさん見てきておりますので。

・水月昭道著「高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院」光文社
・同著「アカデミア・サバイバル―「高学歴ワーキングプア」から抜け出す」中央公論新社

 ご参考になれば幸いでございます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

やはり研究室選びからですよね。

1人で現象学関係の本を本を読んでいても、やはり理解には限界がありますし、僕の解釈が本当に正しいのか、分からないですからね。

いろいろな情報ありがとうございます。参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/12/08 23:30

そうそう。

。。

鷲田 清一氏もおられますね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B7%B2%E7%94%B0% …
確か、以前、医学部関係で教えておられたはずですので、そちら系統も一つの可能性かもしれないですね。

とりあえず「当たって砕けろ!」で動いてみられてはいかがでしょうか?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
鷲田先生ですよね。大阪大学の学長さんでいらっしゃいますよね。

大阪大学の臨床哲学は気にはなっていますが、、とても私のようなものには阪大ともなると、敷居が高いです。

参考にさせていただきます。ありがとうございます。

お礼日時:2009/12/08 23:19

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私としては、フッサール、メルロ・ポンティといった方たちの考えを継承したものを描きたいと考えています。ありがとうございます。
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なるほど。。。

でも、医療関係→構造構成主義→竹田の現象学→西研etc.・・・という経路で入っていくのが、もっとも入りやすい方法だと思ったのですが・・・
http://www.phenomenology-japan.com/
いかがでしょうか?(無論、途中をすっ飛ばしても何ら問題ないです)

無論、竹田現象学は現象学の本質からずれているという批判もありますが、とっかかりとしては問題ないというのが専門家の意見のようでもあります。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/2663 …
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/2663 …

ところで、フッサールの現象学関係は、(ざっくりとでも)お読みになりましたでしょうか?

私の場合、一度目を通して、放り投げてしまいました。難解です。。。

思索の時期にて、様々な変遷があり、継承しておられる方々も、様々な視点・観点から捉えておられます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8F%BE%E8%B1%A1% …

大学院という時間の制約があるようですので、どういった手順がいいのかは、個人の資質や環境の要因も大きく難しいかと思われます。最終的に論文をどこに出すのかにも影響を受けることと思われます。

一番手っ取り早いのは、現象学を研究している施設に入り、そこで学位を取得することですね。そうすれば、専門家の指導を仰ぎながら、論文を仕上げることができると思われます。
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医療関係で現象学関係といえば、たとえば構造構成主義系統でしょうかね?


ただし、本来が心理学系・人間科学系であり、哲学系としての現象学の本筋からはずれているかもしれません。
関係者系統をあたって、いろいろと調べられるのがいいかもしれません。
参考になれば幸いです。
http://plaza.rakuten.co.jp/saijotakeo0725/
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この回答へのお礼

早速のご回答、ありがとうございます。

構成構造主義とは、また少し違うような気もしています。
勉強が浅いので、何とも言えませんが。

私としては、フッサール、メルロ・ポンティといった方たちの考えを継承したものを描きたいと考えています。ありがとうございます。

お礼日時:2009/12/07 22:25

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