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They decided to go abroad.
のto goは目的語で、
The law obliges us to pay taxes.
のto payは(目的格)補語である。
という事は、
They≠to goであり、us(we)=to payであるという事でしょうか?

これはどちらも動作主-動作となっており、一方が≠で一方が=であるという事に納得がいかないのですが、私の目的語・補語の定義の認識が誤っているのでしょうか?

decideは完全他動詞ゆえto goは目的語であり、obligeは不完全他動詞ゆえto payは補語であるという説明もできるとは思いますが、辞書を引くか、膨大な数の動詞がどの文型をとるかを1つ1つ暗記していなければ上の例文に限らずこのような説明はできない事になると思います。
これは辞書を引けない試験などの環境ではほぼ不可能です。
また、これこれこういう意味だからto goは目的語でありto payは補語だという説明も聞きますが、そもそも英文の意味を正確に把握するために品詞分解をするなり文要素をとるなりするのであって、意味を根拠に品詞なり文要素なりを決定するのは本末転倒な気がします。

品詞分解や文要素をとって英文の意味を把握する事自体への否定もあるとは思いますが、それは別の議論になると思われますのでご遠慮頂ければ有難いです。

冗長な質問ではありますが宜しくお願いします。

A 回答 (4件)

decide to...のto...は目的語と言えますが,2つめの文に関する解釈には疑問があります。

「The law obliges us to pay taxes.のto payは(目的格)補語である」という話は教科書,あるいは何か参考書の記述でしょうか。もしそうだとしたらこれは限りなく誤りに近い説明です。仮にto以下が補語であるならば,あなたが記している通りus=to payという図式が成り立ちそうな感じがしますが,現実にはこういう解釈はあり得ません。

obligeの目的語は一応usになっていますが,実際には後続するto pay taxesと一体になり,意味上の主語+それに対する述部(あなたが言う「動作主+動作」)という関係を持っています。つまり,obligeはus to pay taxes全体を目的語にしているということです。ですから,usとto pay taxesは不可分の関係にあります。これを別々に考えて補語だの目的語だのと解釈するのにはかなりの無理があり,理論的な答えを求めることはまずできません。よって,文型上はSVOという解釈が妥当です。

補語の定義を拡大するのならば「(目的格)補語」云々のような考え方も成立する可能性がありますが,私たちが使っている補語の定義ではこういう解釈を許容していません。補語というのはごく限られた動詞(不完全自動詞と不完全他動詞)の意味を補完し,完全な意味の文にする役割を果たす語という定義しかありません。従って,補語や目的語に関するあなたの認識は誤っていません。

次に,意味からこういう解釈をするのはおかしいではないかという疑問について。結論から言えばおかしくありません。あなたが記している通り,「膨大な数の動詞がどの文型をとるかを1つ1つ暗記していなければ上の例文に限らずこのような説明はできない」ということです。ですから,試験のときなど,意味用法がわからない動詞が出てきた場合,文構造の理論的説明はほぼできません。ある文からその意味に基づいて理論的解釈を導き出すのはまちがいではなく,むしろその逆(理論に基づいて意味を決定する)の方が誤りです。あなたの言う「英文の意味を正確に把握するために品詞分解をするなり文要素をとるなりするのであって」という話は現実には不可能なのです。たとえば,obligeの意味が把握できない場合,usとの関係や,to pay taxesがobligeに対してどのような役割を持っているのか全くわかりません。意味というのはその語が誕生した瞬間に同時に生成するものです。こうしていくつかの語が次々生まれ,それらの語の間に特定の関係が生じて1個の文となり,その関係に基づいて文法なり,理論なりが形成されます。従って,意味不明な語について理論からアプローチすることはできない相談なのです。

The law ○○○ us to pay taxes.という文があって,○○○に置かれた語が意味不明な場合,The lawが主語,usは目的語と思われるので,○○○は動詞ではないかという推定は可能です。しかしこれもThe lawが「法」,usのが「私たちに」という意味になることが既知でないとできないのです。すなわち,意味不明な状態では,理論的説明は最初の段階で頓挫してしまいます。

こうしたことから,あなたのお考えに反することですが,「品詞分解や文要素をとって英文の意味を把握する事自体への否定もあるとは思いますが、それは別の議論になると思われます」というのは残念ながら肯定できません。これは別の議論ではなく,一体に考えていかないと答えが得られないことなのです。

また,「意味を根拠に品詞なり文要素なりを決定するのは本末転倒な気がします」とのことですが,意味を根拠にしないと文を解析できません。たとえば,下記のような文はそれに該当してしまいます。

He made me a box.

この文のboxの意味がわからないとします。するとこれは「私に何かを作ってくれた」と,「私を何かあるもの(状態)にしてしまった」という2通りの意味に解釈できます。そしてどちらに解釈するかによってboxは目的語なのか補語なのかが決まります。しかし,意味不明な段階ではどちらになるのかはわかりません。意味が「箱」だとわかれば「私に箱を作ってくれた」となるでしょう。常識的には「私を箱にした」にはならないと思います。「映画などで魔法を使うような局面ならあり得る」という主張も考えられますが,文法は特殊な局面まで想定して構成されているわけではありません。I had a desk.が「私は机を食べた」という意味にならないのと同じです。少し話がずれましたが,上のhadが「食べた」にならないのはdeskが持つ意味の力学的影響がhadに作用しているわけで,意味を根拠にすることはとても大切なことだと言えるでしょう。
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なんか殊更難しくして考えているようです。



>そもそも英文の意味を正確に把握するために品詞分解をするなり文要素をとるなりするのであって、意味を根拠に品詞なり文要素なりを決定するのは本末転倒な気がします。
本末転倒なのは、むしろ品詞分解するなり文要素をとることだと思います。というのは、例えば中国やフランスでは日本と若干違った解釈をしますし、日本式の解釈が唯一正しいとは言えないからです。
先ず、目的語というのは古代英語のdativeとaccusativeが一元化したものですが、dativeとaccusativeでは性質が違います。ですから、目的語を単に目的語と解釈することに無理があります。それから、補語にも種類がありまして、もっと一般的なのは “This is a pen.”の“pen”のように、be動詞などのコピュラで結ばれる名詞または形容詞ですが、ご質問の文の“The law obliges us to pay taxes.”の“to pay taxes”と一括りで「補語」として捉えるのは合理的でありません。それに、5文型の考え方にも不備があります。keita0539さんが納得が行かないのは、日本式の解釈が完全でないからです。
でも、英語はあんまり理詰めで考えない人の方が上達しますよ。
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>一方が≠で一方が=であるという事に納得がいかないのですが、私の目的語・補語の定義の認識が誤っているのでしょうか?



 これはなかなか難しい問題ではありますが、不定詞とその動作主(意味上の主語)の関係を考えると解決へのヒントになるのではないかと思います。

(1) They decided to go abroad.
(2) The law obliges us to pay taxes.

 ご指摘のように、不定詞には(たとえ示されていなくても)必ずその動作主があります。

 (1)の「to go abraod」の動作主は「彼ら」です。文の主語である「They」がありますので示されてはいないのですが、実際には「to go abroad」の前には動作主(意味上の主語)である「themseves」があると考えなければなりません。

 分かりやすい言い方をすれば、(1)は「They decided themselves to go abroad.」ということになります。実際に「decide oneslf to ...」という表現がなされることもあります。

http://search.yahoo.com/search?p=%22decided+myse …

 上記のように考えれば、(1)の英文において「彼ら」が決心したのは、ただ単に「外国へ行くこと」ではなくて「彼ら自身が外国へ行くこと」です。

 したがって、当然のことながら「彼ら(主語)」=「彼ら自身が外国へ行くこと」という関係になるとは考えられませんので、この英文を文型で表す場合には「SVC」ではなく「SVO」とするしかありません。

 (1)の英文をさらに「They decided that they should go abroad.」と書きかえれば、「that they should go abroad ( = to go abroad)」の部分は、やはり目的語としか考えられないことがよりはっきりとお分かりになるのではないでしょうか。

 一方、(2)の英文では、「to pay taxes」の動作主は前に置かれた「us」になります。ここには、「私たち」=「税金を払う」という関係が存在しますので、全体で「SVOC」という文型になります。

 ご参考になれば・・・。
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want は SVO で「~がほしい」だから,want to ~の to ~は名詞的用法で O


like は SVO で「~が好き」だから,like to も SVO
begin は SVO で「~を始める」だから begin to も SVO

動詞の後にいきなりくる to はこういう考えです。

でも seem to の場合,seem は SVO にならないので違う。

decide や hope の場合,decide on 名詞,hope for 名詞が普通なので,decide to, hope to, hope that SV の場合は他動詞として SVO としています。

try も SVO で使うので try to も SVO とするのが通説ですが,私はこの try は「努力する」という自動詞で,to は副詞的とする余地があると思います。

tend to なんかは,SVO っぽいですが,tend は SVO にならないので,to は副詞的とされています。

agree to は SVO とされていますが,微妙です。

結局,SVO の O の部分に単純な名詞の代わりに不定詞(の名詞的用法)になっているのなら,SVO となります。

oblige O to の場合はこうです。
find O ~ing など分詞なら SVOC
see O ~ing も SVOC

see O 原形
tell O to 原形
なども一律,SVOC とすることが多いです。

分詞なら,形容詞のようなものですので O = C で納得しやすいですが,原形とか to 原形になるとそうはいきません。
しかし,いわゆるネクサス(主述関係)になっているということで OC としています。

無理やりには O is (to) 原形で be to 構文を成り立たせて O = C と考えることはできます。
My dream is to become a doctor. の to は名詞的用法で補語,
be to 構文の to は形容詞的用法で補語,
とする考え方があります。

ただ,文法家によっては
tell O to, ask O to などは
tell や ask が SVOO の形をとることから
SVOO と説明しています。

この形については 動詞 目的語 to ~という形と意味がわかればよく,文型は気にしなくてもいいと思います。
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