準・究極の選択

オーストラリアにて1000万豪ドル(≒8億円)を超える獲得賞金を持つのは
サンラインとマカイビーディーヴァの2頭だけですが、両馬とも牝馬です。
しかも、賞金額が異様に高い日本を除くと世界1位2位です。
(3位はアメリカのカーリン)


日本は、賞金額が他の国に比べてもが高いにもかかわらず、件の二頭を超える
賞金を獲得したのはウオッカ一頭だけです。


オグリキャップを首差交わして世界レコードでJCを勝ったホーリックスという
馬が思い出されますが、これも牝馬です。


オーストラリアには牝馬が強くなる土壌があるのか、それとも、僕のただの
思い過ごしなのか、誰か教えてください。

A 回答 (2件)

牝馬が強くなる傾向がある、というわけではないと思います。



オーストラリア競馬でも特にレベルの高いレース、という意味では、コックスプレートとメルボルンCがありますが、過去の勝馬を見ると……

コックスプレートは、過去88回中、牝馬の勝利は9回(1回は牡馬と同着)
メルボルンCは、149回中、牝馬の勝利は15回です(うち、3回はマカイビーディーヴァによる勝利)

これは、10年に1頭くらい、牝馬による勝利がある、というくらいの計算になり、有馬記念が53回の歴史で牝馬4勝なんていうのと、それほど差はありません。
また、これは日本以外の国全般に言えるのですが、下級条件なども含めた賞金額では日本は非常に高額ですが、特定のレースに限って言えば、決してそうとは言えません。
先に書いたコックスプレートの1着賞金は日本円で1億4000万円、メルボルンCは2億6000万円にも及びます。
コックスプレートの賞金は、天皇賞などよりも高額と言えますし、メルボルンCはジャパンカップよりも高額です。こういったレースを勝っている馬は、日本馬と同じように賞金額を稼ぐことは可能と言えるでしょう。
それから、サンラインにしろ、マカイビーディーヴァにしろ、比較的、長く現役時代を過ごした、というのも大きいと思います。サンラインは7歳秋、マカイビーディーヴァも6歳秋まで現役を続けています。
日本の牝馬の場合、多くは5歳秋、6歳春くらいで引退するのが一般的ですから、現役を続けた分だけ、賞金額が稼げる、ということも言えるでしょう(南半球なので半年、遅いとは言え)
欧米では超一流馬は3歳、4歳くらいで引退してしまう場合が多い、なんていうのを考えれば、非常に現役生活が長い、と言えます。

オーストラリアの歴代獲得賞金の上位2頭が牝馬なのは、偶然だと思います。
賞金の高額化、というのは、(日本なども含めて)最近になって起こったことに他ならないからで、その中で、メルボルンC3連覇のマカイビーディーヴァ、コックスプレート連覇や香港マイル勝ちなどのサンラインという歴史的名牝が現れたことで、牝馬が上位に名を連ねた、ということでしょう。
過去の名馬の勝ち鞍を現在の賞金額で計算すれば、また、大分違うと思います。

ちなみに、ホーリックスはニュージーランドの馬です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

gohara_goharaさんには、納得のいく回答をいただいており、
ありがたく思っています。

ただ、ちょっと僕からもコメントがしたいということで
以下、記述いたしました。

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>>これは日本以外の国全般に言えるのですが、
>>下級条件なども含めた賞金額では日本は非常に高額ですが、
>>特定のレースに限って言えば、決してそうとは言えません。

日本でも最近は、上位レースの高額化、下級レースの小額化のためか、
毎年一頭は十億円ホースが誕生している一方で、一億円ホースの誕生が減って来ております。
そういう状況であればこそ、飛びぬけて強くないと賞金が稼げない
ということも言えそうな気がします。

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>>過去の名馬の勝ち鞍を現在の賞金額で計算すれば、また、
>>大分違うと思います。

確かにマカイビーディーヴァは、高額化したばかりの
メルボルンカップを3連勝したわけで、とても運がいいんですよね。

これは、日本のテイエムオペラオーについても賞金高額化元年の
JCを優勝したりなど、同様のことが言えます。しかし、過去の
賞金額ベースで算出しなおしても、同馬はやはり日本一
なんですよね。

近年のトップレベルレースの高額化のおかげで、
3位以下を突き放しているのは事実ですが、
オーストラリア史上のトップであることは変わり
ないのではないでしょうか。

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>>ちなみに、ホーリックスはニュージーランドの馬です。

すみません。そうでした。ご指摘ありがとうございます。

お礼日時:2009/12/14 00:38

確かに「特定のレースに限れば」高額ですけど、1着賞金で100万豪ドルを超えるレースって


メルボルンC、コーフィールド、コックスプレートくらいだと思ったけど…
G1だからと言って、賞金総額で100万豪ドルというのも難しいから
やはり、メルボルンカップを2勝しないと1000万豪ドルはかなり難しいと思います。

サンラインの場合だと、日本馬の1走あたりの賞金額と比べれば、かなり少ないでしょうね。

>日本でも最近は、上位レースの高額化、下級レースの小額化のためか、
>毎年一頭は十億円ホースが誕生している一方で、一億円ホースの誕生が
>減って来ております。
>そういう状況であればこそ、飛びぬけて強くないと賞金が稼げない
>ということも言えそうな気がします。

条件戦の賞金って、そんなに減ってないと思いますよ。
ただ単に3年ほど前からのクラス編成で「勝ち、即昇級制」になったから
オープンまで行かないと1億円ホースになれなくなったということだと思いますが…

>近年のトップレベルレースの高額化のおかげで、
>3位以下を突き放しているのは事実ですが、
>オーストラリア史上のトップであることは変わり
>ないのではないでしょうか。

オーストラリアは短距離戦はかなり層が厚いと聞いてますが、
長距離戦となるとどうなのか?とやや疑問符が付きますね。
どちらかというとサンラインという馬の方が強かったと思うのですが…
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