A 回答 (6件)
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No.5
- 回答日時:
ディック絡みで、
K・W・ジーター「ブレードランナー2-レプリカントの墓標-」
なんてのはどうでしょう。
(「アンドロイドは電気羊の夢を・・・」の続編。)
3もでてます。こちらは私はまだ読んでいないので
(入手はした。)お勧めできるかどうかわかりませんが。
(ご存知ならわかると思いますが)あの後の話です。
最近読んだ中では、
ティモシー・ザーンの「死者たちの星域」が面白かったです。
どちらも、一応90年代以降の条件にはあっていたはず。
## ちなみに、「エンダー・・・」のシリーズでは、
##「死者の代弁者」が一番面白かった。
## でも、「エンダーのゲーム」から読むほうがいいと思われる
## 点もありましたが。
##(個人的意見です。)
No.4
- 回答日時:
90年代のもので少し変わっているのは、錬金術とサイエンスを組み合わせたサイレンス・リーシリーズです。
創元SF文庫から「天の十二分の五」「孤独なる静寂」「地球航路」と三部作が出ていますが、作者のメリッサ・スコットの世界観がなかなか面白いです。
同じく創元からは、キム・スタンリー・ロビンソンの火星シリーズ、「レッド・マーズ(上・下)」と「グリーン・マーズ(上・下)」。ほんとは三部作で「ブルー・マーズ」があるのですが、なかなか創元さんが翻訳を出してくれず、もう7~8年は待っている気がします。それぞれ独立で読んでも問題ないものなのですが、是非レッドからどうぞ。
火星ものだと、グレッグ・ベアの「火星転移(上・下)」(ハヤカワ文庫SF)。ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」へのオマージュも感じられる作品ですが、あちらが人工知能とローテクを組み合わせたのに対して、ベアは次元に対する新理論を真っ向からぶつけて、読み手をわくわくさせてくれます。男女間の愛情の描き方も、ベアの方が深くて好きです。
1冊に絞るということならば、「火星転移」です。ワイドスクリーンバロック好きの私の琴線にぐぐっときた作品です。
No.3
- 回答日時:
私もしばらくSFから遠ざかっていて、2~3年前からまた読み始めました。
そのSFに戻ってくるきっかけになったのが、コニー・ウィリス「犬は勘定にいれません」です。
翻訳の文章も洒落ていて(大森望訳)とても楽しい作品です。
No.2の方のあげてらっしゃる「ドゥムズデイ・ブック」の姉妹編に当たりますが、「ドゥムズデイ…」は人死にのでる切ない話なのに対し「犬は…」は猫の子一匹死なないユーモアSFです。
順番はどちらからでも大丈夫です。
No.2
- 回答日時:
今晩は。
きょうは珍しくSF関連の質問が続いていますね。先ほど一つ答えましたが、こちらにも一言。
実は数日前オークションでSFを落札してくれた人に、この4年ほどの間に読んで良かったと思うものの話をしていました。原作の発表期間としては1994年辺りからになります。以下は転載。
この数年の間に出会った将来再読したい作品をいくつか挙げてお
きます。これらはほぼすべてが5段階評価で満点を付けているものです。そのような評価をされたもの(本人注;満点の意味)は数えるほどしかありません。
・エンダーの子どもたち(実はmixi内での評価はあまり高くない)。
・カルカッタ染色体(☆4つですが、これは良かったです)。
・万物理論(文句なしの傑作)
・ヴィーナス・プラスX(スタージョンの長編はこれか『人間以上』のどちらかでしょう)
・終わりなき平和(えーと、基本的に泣かせる話が好きなんです)
・遠き神々の炎(久々にわくわくさせられましたっけ。こんな宇宙を創造したヴィンジは凄い)
・言の葉の樹(『ネットの中の島々』も、既出の『万物理論』や『ヴィーナス・プラスX』もそうですが、この世界に付いて憂えている作品も好きなので、読むと「そうなんだよなあ」となってしまうわけです)
まだありますが、それはこれくらいにして(以下略)
上にも出てきた『ネットの中の島々』はスターリングの最高作かもしれません。ほかには、
・『ドゥームズデー・ブック』、コニー・ウィリス
・『ガイア』、ディビッド・ブリン
・『バラヤー内乱』、ロイス・マクマスター・ビジョルド(この人のシリーズでは一番良いと思う)
90年代以降だとこの辺でしょうか。『ヴィーナス・プラスX』ははるかに古いですが、日本語版が出たのが近年なのでご容赦。以上は参考程度にどうぞ。
なんで『ハイペリオン』が入っていないのかと思う人もいるかもしれません。が、あれはシリーズが進むほど駄目になる一方だし、やたら長大なので、うっかり薦められるものではないと判断しています。と言いつつただ今そのシモンズの『オリュンポス』を読んでいますが(笑)。
現在年代順リストは2005年辺りです。来年になると『老人と宇宙』も出てきますね。
No.1
- 回答日時:
こんにちは。
私もSFにハマって今も読みあさっている者ですが、近頃は自分の感性が鈍ってきたせいか、10~20代の頃のようにはセンス・オブ・ワンダーにひたれる作品との出会いが少なくなっています。
そんな私が久々にワンダーを感じて胸躍った作品として、近いところでは
○テッド・チャン「あなたの人生の物語」ハヤカワ文庫SF、2003
○フランク・シェッツィング「深海のYrr(イール)」(上・中・下〉ハヤカワ文庫NV、2008
……といったところが思い当たります。
質問者さんのお好みに合うかどうかは判りませんが、ご参考までに。
早速の回答ありがとうございます。
テッド・チャンを早速検索しました。
短編集だったのですね。その方が読みやすいです。
SF回帰のリハビリをかねて、買いに走ります。
>自分の感性が鈍ってきたせいか、10~20代の頃のようにはセンス・オブ・ワンダーにひたれる作品との
>出会いが少なくなっています。
そうなんですよね・・・
最近読んだ「老人と宇宙」でも情けないことに、主人公以下の名前が
覚えられない・・・、完全な老化現象で困っております(苦笑)。
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