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以前、細胞の細胞膜外の帯電について質問させて頂いたものです。

よく、ウェブ上で細菌や微生物から守るためのマスクやスプレーなどが売られているのを目にしますが、その中で細菌(微生物)はマイナスに帯電している、とあります。

細菌は実際にマイナスに帯電しているのでしょうか?もしそうであるならば、具体的にどのようにして帯電しているのでしょうか?細胞膜(細菌には細胞膜があるのでしょうか?)が帯電?それとも・・・??

お分かりの方がいらっしゃいましたら教えて下さい。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

全くの素人ですがどなたもお答えにならないので…私の理解は間違っているかもしれませんが何かの参考になりましたなら…



水溶液中では、酸性物質は水素イオンを放出しますから物質自体は-に帯電し、塩基性物質は+に帯電します。核酸を例に取りますと核酸という名のごとく酸性物質ですから-に帯電しています。そのため染色する際には+に帯電した塩基性色素で良く染色されることになります。

ご質問の細菌の細胞膜ですが、酸性リン脂質を含んだリン脂質から構成されています。つまり酸性ですから-に帯電しています。ですから+に帯電した物質に引き寄せられます。

前回のご質問の回答は、膜電位の説明です。電位とは荷電粒子が流れることで生じます。平常時はK+が細胞内より細胞外に漏れ出していますから、移動する内側が-、移動先の外側が+になります。これはあくまでも細胞膜の内と外の荷電粒子の移動の問題です。

乾電池を例に上げて説明しますと、電池には-極と+極がありますが、これは導線で電子が流れるようにして初めて電位差が生まれます。+極も-極も鉄で保護されています。この鉄は電気が流れているときには-極は電子を放出し、+極は電子を受け取ります。しかし、電気が流れていないで周囲に水分があると、+極も-極も鉄は周りに電子を放出します。これがいわゆる錆です。

細胞膜の電位と帯電も同じようなものです。生細胞でイオンの流れがある場合には内側が-で外側が+ですが、細胞が死んでしまえばこれはなくなりますが、酸性リン脂質からなる細胞膜は破壊されない限り-に帯電しています。
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