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人工アルコールを使用したワインは低価だが、頭痛がすると思い込んでいましたが、実際のところ、ワイン+人工アルコール-低価=頭痛 という方程式は正しいのでしょうか? そもそも、価格低下のために人工アルコールを使用すると言うのは本当でしょうか? どなたか詳しい方、ご教授頂ければ幸いです。

A 回答 (5件)

おっしゃっている「人工アルコール」は、「そのワインの主原料以外で造って、ワインに添加したアルコール」、と言うことかと思います。


その意味では、人工アルコールを添加したワインは絶対に無い、とまで言い切る自信はありませんが、でも、市販されている、少なくとも500円以上のワインでは、まず「あり得ない」と考えてよいでしょう。

アルコールは、糖が、酵母の働きによってアルコールと二酸化炭素に分解されることによって発生します。
これが、日本酒などとは違うところです。日本酒は米を、麹菌などを使ってまず糖化させることから始まりますので。
ワインの場合は、この「糖」は、ブドウそのものに含まれています。

チリやカリフォルニアなどのワインの場合、ブドウは太陽に恵まれ十分に糖が含まれています。そのため、アルコール度数が14%以上になることもしばしばです。アルコール添加なんて、全く必要ありません。

ただ、フランスなどの場合は、悪天候が続いた年などでは、ブドウが十分に熟さず、決められた最低アルコール度数に届きにくいことがあります。この場合は、ブドウから醸造するときに、アルコールではなくて、ショ糖を、決められた範囲内で加えることが許されています。その加えられたショ糖もアルコールに変わりますので、最低アルコール度数はキープできる、ということです。
もしも、決められた範囲内でのショ糖を加えても最低アルコール度数に達しなかったら、その年は通常のワインづくりをあきらめるしかありません。

頭痛の原因は、人工アルコールによるものではなく、
・ブドウの質が悪かった。あるいはさらにそれにショ糖を加えて発酵させたものだった。
・保存料入り(ソルビン酸)の、質がいいとはいえないワインだった。

などが原因かと思います。
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この回答へのお礼

お忙しい中、詳しく解答頂きありがとうございます。大変参考になります。

お礼日時:2010/01/03 21:45

ご質問にはわからないことがあります。


人工アルコールとは何のことでしょう。
酒類のアルコールはエチルアルコールです。エチルアルコールはでんぷんや糖類を発酵させて作るものと石油から作る合成アルコールがあります。合成アルコールを人工アルコールというのであれば酒類には使用されていません。

甘口のワインの中には酒精強化ワインといものがありエチルアルコール(合成アルコールではありません)が添加されます。原価を下げるためのみの目的でアルコール添加するということはありません。貴腐ワインのような高級な甘口ワインにはアルコールは添加されません。

日本酒のアルコール添加については、使用されているアルコールは糖蜜を原料とした純度の高い発酵アルコール(日本酒業界は醸造用アルコールと称しています)です。
アルコール添加の目的は
1 原価低減
2 吟醸酒は原価低減が目的でなく吟醸香といわれるフルーティな香りを引き立てるために必要最小限量を添加します。
3 純米酒にはアルコール添加は当然されていません。

ご心配ならラベルの原料表記をごらんください。

ご質問のワイン+人工アルコール-低価=頭痛 という方程式は
当てはまりません。飲みすぎが頭痛の原因です。
昔人工アルコール云々というような根も葉もないことを言いふらす無知無責任な人が数多くおり、いまだ消費者に誤解を与えていることは残念です。
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この回答へのお礼

お忙しい中、詳しくご解答下さりありがとうございます。参考になります。

お礼日時:2009/12/28 22:06

何処の何と言う酒…とは言えませんが、売り物にするべくアルコール度数調整の目的で割水・アルコール添加するのはよくある話のようです。


日本酒でもワインでも、焼酎やウィスキーでも有り得る話です。

で、ソレが酔い方に影響するかというと…
それはあまり関係無いようです。
言い方が適切かわかりませんが、無添加の酒を猪口一杯で宿酔いされる方もいるでしょう。
有り得ない話ですが、人工アルコールを一升飲んでも平気な方もいるでしょう。

好みを含め、アルコールへの許容力、その日の体調など、その他の要素が関係深いようですね。
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この回答へのお礼

お忙しい中ご解答下さりありがとうございます。参考に致します。

お礼日時:2009/12/28 22:01

ふたたびですが


私の知るところでは、戦後の物のない時代に少しでも多く日本酒を生産するための方法で、今も小さい醸造所のお酒を仕入れてブレンドし、アルコール添加で安く販売しているのが皆さんの知る大メーカーです。ご質問のように、原料のおコメが少ない分、安く作り、安く提供できます。

ただしそのアルコール(醸造用アルコールといいます)入りの味が好きな方もかなりいるようで。純米はおコメの風味(悪く言えばヌカの香り)が、アルコール入りは飲み応えがある(悪く言えば不自然でキツイ)のが特徴で、それぞれのファンがいます。もちろん安価な酒のほうがたくさん売れるのは当たり前ですよね。そういうわけで、今後もなくなることはないと思います。(このアルコールで頭痛が・・・ということもないように思います。)

お酒売り場で日本酒のラベルを見ていただけると原材料に表記してあります。
というより、「純米酒」の表記がなければ
どんな高い日本酒でも(吟醸酒でも)アルコールは添加されています。
これはウラを返せば、日本酒にはこのような区分とその表示の義務が
あるわけで、ワインに関しては表示の義務までないのかもしれません。
調理用ワインなどでごくわずか見たことがある程度です。
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この回答へのお礼

お忙しい中、詳しいご説明ありがとうございます。大変参考になります。

お礼日時:2009/12/27 11:58

人工アルコールを添加しているのは日本酒なら聞いたことがありますが


ワインではどうでしょう?
このごろ安いワインはチリ産ワインを同じくチリ産ブドウ果汁で
割ったものがほとんどです。
アルコール度数も低めなので、わざわざアルコールを添加しているとは
思えないのですが・・・

で、その安いワインで頭痛になるかといえば
それ以前に度数が低いので酔わないです。
ジュースに近い風味です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。じゃぁ、その人工アルコールを入れた日本酒というのは、価格を抑えるために入れるのでしょうか?

お礼日時:2009/12/27 02:18

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