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日本国憲法が作られるにあたり紆余曲折あったみたいですが、結局誰が作ったのですか?

アメリカ側には無理だと思えるのです。大まかに作れるとは思いますが、憲法の内閣、国会に関する条文を読んでいると細かい事まで規定されていて、日本の内情に極めて詳しい人にしか書けないと思います。実際はほとんど日本人が書いているのではないんですかね・・

A 回答 (3件)

>日本国憲法が作られるにあたり紆余曲折あったみたいですが、結局誰が作ったのですか?



敗戦後、GHQは日本政府に対して「新憲法作成」を命じました。
当時の政府は「松本試案」を作成し、GHQに提出。
しかし、松本さんが中心となって作成した試案は「大日本帝国憲法」と何ら変わらない内容だったのです。
「全く話にならない」と激怒したGHQは、GHQ原案を日本政府に提出。
「この案を基本に考慮しろ!」
受取った日本政府は、驚いた様です。

すったもんだで「GHQ原案を、日本政府が一部改正・追加」して、現憲法になっています。

第一条「天皇は象徴であり・・・その地位は日本国民の総意にもとづく」。
総意って? 今まで一度も総意を確認した事がありません。
ここにも、当時の政府の苦肉の策が見えます。

第九条「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」
これだけだと、独立国家としての自衛・防衛権が無くなります。自衛隊は完全な憲法違反になりますよね。
そこで、「前項の目的を達するため」という苦肉の条文を追加して「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」としたのです。

他にも、色々と原案を修正・追加した条文が多くあります。
当時の法律学者・言語・政治学者が「一言一句の意味・解釈」を調べた苦労の跡が見えます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。それにしても日本国憲法は良くできていますよね。問題はありますが、施行60年以上経っているのに、一度も改正されず今日に至っている訳ですから、その政治制度の仕組み等など、今の世の中にも通用している裏付けだと私は思います。

お礼日時:2009/12/28 08:18

最初に、GHQ草案が作られました。


http://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/03/076/ …

これに沿った形で、日本政府が現行の憲法の骨子を策定しました。何度かの折衝ののち、3月6日案で決定され、その後、総選挙・国会での可決・成立をへて現在の形になりました。

http://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/03/093/ …

因みに、現行の憲法の文章は日本人が書いています。
その骨子は、日本国内の民間のもので類似のものはありますが、現行の日本国憲法とは特に関係は見いだせません。基本的にはGHQ草案が下敷きになったとみてよいでしょう。
或いは、それ以前の啓蒙思想家たちに源流を見るべきなのかもしれませんが、そこまで深入りするものでもないと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。やはり常識としては、GHQの草案という認識で良さそうですね。

お礼日時:2009/12/28 08:08

そうですか?下のは1935年のフィリピン憲法ですが、日本国憲法にそっくりですが?



フィリピン憲法:日本国:大日本帝国
上院6年、下院は4年:参議院6年、衆議院4年:貴族院7年、衆議院4年
戦争の永久放棄:戦争の永久放棄:天皇の大権
大統領権限あり:内閣総理大臣権限あり:内閣総理大臣の規定なし

贔屓目に見ても現在の制度が大日本帝国を模範にしているとは思えませんが…

http://www.chanrobles.com/1935constitutionofthep …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。フィリピン憲法というものを初めて知り、それが日本国憲法に酷似しているとは驚きです。現憲法は明憲とは別物ですよね・・・やはり、このフィリピン憲法をかなり参考にしたのでしょうね。

お礼日時:2009/12/28 08:03

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