プロが教えるわが家の防犯対策術!

振り飛車の玉の囲いの説明として、
片美濃~本美濃~高美濃~銀冠と発展していくのはわかります。
対抗形で自分が中飛車で戦うとき、「漫然と」、
片美濃から銀冠にすることがあります。
銀冠が固いと思っているのと、左金を玉に寄せるのに他の振り飛車より一手余分にかかるので。
ところが、駒を捌こうとして飛車交換になったとき、自陣の方が居飛車側より飛車の打ち込みに弱いことに気づきます。
”玉の囲い” と ”攻めとしての戦略” とのバランス。
銀冠を目指すのはどのような考えに基づいているのでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

だいたいの概要は分かりましたので中飛車の銀冠についてお答えします。


中飛車の銀冠は2枚なので堅くありません。
終盤で一手違ってくることが多く、この一手を買うための先行投資です。

実は中飛車の銀冠は当初プロでも評価が低かったのです。
ところが63銀~72金型よりもどうやら勝率がいいらしいと分かったので、
銀冠が流行するようになりました。

本譜の順は相手が角道を止めていますので銀冠は悪くない作戦だと思いますが、
△32飛車が作戦としてちぐはぐだったということです。
△72金として、相手が3筋の歩を交換してきたら△74歩と突いておきます。
駒をまとめてから戦いに持ち込む方がアマチュアには分かり易いでしょう。

3筋の交換が嫌なら△44角としておく手もあります。
これで相手が▲28飛なら△33角と戻っておいて千日手模様です。
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この回答へのお礼

おっしゃるように34手目:△3二飛がダメでした。
「相手のせめて来た筋に飛車を移動して受けるのが基本」というのをなんとなく覚えているだけではいけないですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/04 08:51

 飛車交換が有利な時とは、低い陣形で玉は弱いがこちらには全く打ち込む隙がない時か、離れ駒がなく相手より囲いが堅くて攻め合い勝ちが見込める時のどちらかですね。

ちなみに銀冠は一段金じゃないので飛車の打ち込む隙は必ずできますから、後者を狙うことになります。玉頭に強いことを生かして、横プラス縦の攻撃で1手勝ちを目指すことになります。固めるまでは相手の仕掛けを丁寧に摘み取っていく必要があります。アマ高段に迫るテクニックがないと指しこなし難いのかもしれません。
 棋譜のほうですが、35歩交換された時点ですでに苦しいですね。相手は凝り形で角働いてませんので、38飛に34手目44角と交換を歩の交換を拒否し、28飛と戻れば22飛と受けておいて、41の金を63に持ってくるまで仕掛けを封じといて、銀冠を完成させつつ離れ駒をなくしそれから勝負ですね。ちなみに40手目44角だと32飛成同金52飛の両取りで不利です。
 玉にひもがついていないというのは、美濃だと王手されて逃げた時玉のいた位置に打ち込まれてそれが取れなくてまた逃げる。ひもがついていると、玉の位置に打ち込まれたとき取る手と逃げる手を選択できるということですね。選択肢が多いと即詰みでなく1手空くことがあるんです。
 銀冠のメリットをまとめますと、一般的には玉頭からも相手を攻められるので仕留めやすい。長手数の詰みが得意な人限定ですが、1手空くことが多いので、逆転を狙える。
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この回答へのお礼

33手目:3八飛に4四角 以下・・
2八飛には3三角でつまらないと思っていましたが、そうですね、2二飛と受ける手があるんですね。
レベルが低くて申し訳ありませんが、飛車は攻めにだけ使うというような狭い視野を持っていました。
そうなんだ、受けとしても使えるんだ。
そんな当たり前のことを教えた下さったすばらしいご回答でした。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/04 08:44

将棋と格闘技に共通しているのは、どちらも如何にして


相手の攻撃を防ぎつつ、相手の弱点を攻撃するかが勝ち
に繋がるという事です。
相手が狙ってくる場所と攻撃手段を考えもしないで、無
関係な所ばかり防御していたのでは、勝つ事は困難な物
になってしまいます。

銀冠は、あくまでも『玉頭が』固いのであって、全ての
方向からの攻めに強い訳ではありません。
相手からの攻撃がどこからくるかを予測した上で、適切
な囲い方を選択する必要があります。

駒の交換(特に大駒)をする場合には、その後の損得を良く
考慮してからするのが重要です。
相手側に飛車を打ち込む弱点も特に無く、それに対して
自陣が飛車の打ち込みに弱い状態で、漫然と飛車交換する
事は、相手が自陣の弱点を攻撃する手助けになるだけです。
そういった状況では、自分から飛車交換するのは避けなけ
ればいけません。
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この回答へのお礼

おっしゃるとおりです。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/01 11:27

 私も銀冠を多用するわけではないので、推測になります。

上部に厚い、要するに玉頭攻めの時の反動が少ない。そして実際指してみて、1手ぐらい耐久力が違うかんじがします。
 ここからは、書物で調べたりした知識でいいますと、美濃と違って、玉にひもが付いてるので、即詰みになりにくい。銀冠の9三玉とか言いますよね。7三成りで王手されても、同金だと71銀とかで詰む場合でも9三玉で妙に詰まない場合があるっていうことです。結局寄せるには一段飛車で(9三放り込んでとか8一金からとかで)9三に追い詰めて8一竜といったん入ってから端攻めみたいなかんじになります。8一竜と9五歩の分、2手ぐらい余分に指せるってことになりますね。ここが感覚的に1手違うってことなのかなーと思っています。
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この回答へのお礼

玉にひもがついている、いない・・・
確かにそうですね、今気づきました。
でもそれが「即詰み」とどう関係してくるのか今ひとつはっきりしません。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/12/30 21:29

基本的には攻めの主導権は居飛車のほうに多く(今の振り飛車は


そうとはいえないところもありますが)振り飛車はどうしても
居飛車の攻めを待ち、その間自陣の整備をするようになります。
その過程の中で、マイナスにならないような手を指すために、
美濃から高美濃、そして銀冠を目指すのだと思います。
あるいは将来、縦の攻防になるかもしれない、という展開の時
なども、できれば銀冠まで指したいですね。

銀冠は縦の攻めには強いが横の攻めには弱いですよね。
逆に美濃囲いは横には強いが縦には弱いですよね。
したがって僕は一番バランスがよい高美濃が好きです。
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この回答へのお礼

「高美濃」
いいですね。
これからは囲いはこれを目指し、状況によって銀冠にしてみようと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/12/30 21:25

前提条件が色々とついているようですが、結果として質問の意図が掴めません。


あくまで四間でも三間でも一般論としてでいいのか、
中飛車で片美濃から銀冠へ発展していく場合なのか、
それとももっと局面を限定して対抗形(相中飛車?)での話なのか。

もし、局面限定であるのならば棋譜なり図面なりをお願いします。

この回答への補足

以下の対局です。
先手:Aさん
後手:私

▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲4八銀 △5四歩
▲5八金右 △5二飛 ▲4六歩 △6二玉 ▲4七銀 △7二玉
▲1六歩 △4二銀 ▲6八玉 △8二玉 ▲7八玉 △5三銀
▲6八銀 △9四歩 ▲9六歩 △5五歩 ▲7六歩 △5四銀
▲6六歩 △6四歩 ▲6七銀 △7二銀 ▲6八金上 △8四歩
▲3六歩 △8三銀 ▲3八飛 △3二飛 ▲3五歩 △同 歩
▲同 飛 △7二金 ▲3八飛 △5一金 ▲3六銀 △6一金
▲3四歩 △4四角 ▲3五銀 △5六歩 ▲同 銀 △6五歩
▲4四銀 △同 歩 ▲4一角 △4九銀 ▲3二角成 △3八銀成
▲5四馬 △4九飛 ▲6五歩 △4八成銀

39手目の局面です。
ここで私としては、△4四角として飛車交換してみたいのですが、
自陣のほうが相手陣より飛車の打ち込みに弱いと思ったのです。
1段目がスースーしてますものね。
中飛車のときの銀冠(この場合は6三に金がいないので片銀冠)は相性が悪いのでしょうか?
というよりこの対局は後手があまりにも相手を見ずに闇雲に片銀冠にしてしまったのがいけないのでしょうか?
ということが聞きたかったのです。

補足日時:2009/12/30 21:19
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