No.4ベストアンサー
- 回答日時:
綿矢りさ・金原ひとみさんが受賞したあたりからではなく、もっと昔から似たような感じはあったと思います。
で、面白い映画(DVD)をお薦めします。
佐藤浩市さん主演の「文学賞殺人事件」というコメディ映画です。
原作は筒井康隆さんの小説『大いなる助走』です。
とりあえずDVD化されてますのでレンタルでどうぞ。
私はこの映画をはじめて観たとき、おそらく現実の世界でもこんな感じなんだろうなあ、と思ったものです。
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD18061/index …
まあ、最近はお笑い芸人が書いた本(一人称の視点があっちこっちずれてたり、神の三人称が何なのかを全く理解してないような文章)がベストセラーになっちゃったりする時代ですから、文学とは何か、なんてことを真剣に考えると、バカを見る、のかも・・・。
論ずるに値しないような本でも、バカ売れさせるような仕掛けってあるんですよね。でもそれはそれでプロデューサーを褒めるべきなのかも知れませんね。
No.5
- 回答日時:
そもそも芥川賞・直木賞って
出版社側が売り上げが落ちる時期に
注目を集めるために創設したものなんで、
話題性優先なのは賞の理念にかなっているんじゃないでしょうか。
参考URL:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
No.3
- 回答日時:
一昔前は”該当者なし”ということもちょくちょくあったと思うのですが、出版不況や読書離れということもあり、誰かに獲らせないわけにはいかない、そうしないとますます出版界がダメになる??という風潮が強くなっているように思います。
映画なんかでもそうですが、有名な賞の受賞作品でも「あれれ???」と思うような作品もわりとあります。
他の方も書いておられますが、文学でも映画でも「金字塔」として君臨するような作品を超えるものは、今後まず出てこないと思います。
それでも作品が存在し、名のある作者や監督たちが新作に取り組むのは”今日の視点”があるからです。
ということで、ボクは風潮やビジュアルうんぬん抜きで両者の受賞作とも読みました。
面白いのは”この1作で終わるだろう”、的な見方をされていた、金原ひとみさんの方がその後も活躍し、一方この子は伸びると審査員や評論家たちに言われていた綿矢さんは、新聞の文芸評に”壮大な駄作”とまで書かれた「夢を与える」というアイドルが主人公の作品を発表したことでしょうか?
町田康さんが受賞したときも審査員の誰かは「反吐が出るような文章」と酷評してましたが、石原慎太郎氏の押しで、たしか受賞したんじゃなかったと思います。
こうしてみると、どこか懐疑的でしかない「受賞作品」は選者や年代が違っていたら、まったく話題にもならなかった可能性もあります。ものは試しに、読んでみてはいかがでしょうか?
古本なら100円以下でも売っているでしょうし。
ただ主人公やその設定(一方は刺青をしたりピアスに執着する男女の話ですし、一方はアイドルオタクぽい男子高校生と、周囲から浮いた感じの女子高生の話です)をまったく受け付けないと、読み進められないかもしれませんけど。
No.2
- 回答日時:
ある意味正しい意見だと思います。
業界として話題性優先でもなんでもよいから売りたいのは本音でしょうね。
ただ、本の評価は人それぞれで、個人的には賞を取った作品でもつまらないと思う作品もあれば賞に縁が無くても良い作家はたくさんいると思ってます。
だいたい、芥川賞・直木賞の選考委員の書評でも自分が押したものは高い評価で、受賞作品でも気に入らなければ低い評価になっています。
月に何百冊も本を読み、自らも執筆している人達でも正反対の評価をくだすのです。
ダメ人間なんておおげさなことは思いませんが、食わず嫌いで良いものに触れるきっかけをなくしてしまうのはもったいないことだとおもいますが。
本も習慣になって抵抗なく読めるようになると良いものなんですがね。
No.1
- 回答日時:
私は少しは本を読みますが、正しくあなたが仰るような感じがして
上記の本は読んでません。他の話題になった本でも、読んでみると
なるほど、そこそこ面白いし上手いなぁとも思うんですが
いまいち手ごたえが無いので、もっぱら昔の「金字塔」と言われるやつを読んでます。
ただ、本を沢山読むひとは金字塔的な本はすぐ無くなっちゃうので
いまいちでも読まざるを得ないんじゃないですか。
もし、上記の本が現代的なテーマを扱っている以外の文学的な価値が
昔の金字塔的な作品を凌駕していると言うご意見がここであれば
読んでみるつもりです。
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