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わたしは以前、とある神社で巫女を勤めた経験がございます。
そこは所謂「神様」を祀った神社でした。
お守りの授与やご祈祷をはじめとして、一通りのことは行って参りました。故あって、今度、護国神社へ御奉仕するかもしれないのですが、
通常の(という表現が適切でなかったら申し訳ありません。神様を祀った、という意味で捉えて下さいませ)神社から見て護国神社とは、
同じ「神社」の名を冠していても違った存在なのでしょうか。何か区別されていたり、職務内容に違いがあったり、あるいは他神社との交流の有無などはあるのでしょうか。色々と未知の世界で、きちんと勤務できるか不安もあります。
通常の神社の神職さまから見て、護国神社とはどういった存在ですか?
わたし自身は、祖父母が戦争経験者で、子供の頃から戦争の話を沢山聞いて参りましたので、偏見はないつもりですし、右でも左でもありません。ですが、民間の方の中にはそうではない方もいらっしゃいます。そこで、神職さん方はどのようにお考えかと思った次第です。
うまく表現できているかわかりませんが、よろしければご意見戴けると幸いです。できれば神社関係者の方からのご回答、お待ちしております。

A 回答 (1件)

通常の神社の神主をしています。


護国神社の事ですが、ほとんどが神社本庁に属していますので職務内容などに違いはないと思われます。
(あってもどこの神社でもあるような一社の故実みたいなものです)
それに神社本庁管轄でありますので他神社との交流も普通にあると思いますよ。
護国神社は戦前までは戦役で没した人を祀っていましたが、現在では地方公共団体の殉職者などを祀っている所もあるので必ずしも「護国神社=戦争関係」とはなりません。
また戦争関係者を祀っている靖国神社は神社本庁に属さない単立の神社なので護国神社はそれとは一種異なる存在(戦前は靖国が護国神社の総本社的位置でしたが今は違います)かと思いますし、メディアで取り上げられるだけに靖国は色んな人が来ますが、護国神社についてはよく知らない人も多いようです。
私の地元にある護国神社は夏に参拝に行ったことがありますが、近くに別の大きな神社がある上にわかりにくい所にあるせいか、遺族会の方達による提灯が飾ってあるだけで物凄く閑散としていましたよ。
私個人としては靖国に対しては抵抗を感じますが(ちなみに私は右でも左でもありません)護国神社に対しては抵抗は殆どありませんね。
多くの神社には太宰府天満宮や日光東照宮、明治神宮や東郷神社など人から神に祀られた神社は数多くあります。
そうした上で考えれば護国神社も普通の神社と変わらないと思いますよ。
まぁ世の中には誤った認識(戦前と同じ靖国が総本社だと思って)を持っている人もいますから他の神社から比べれば変な人が来る率は多いんじゃないかとは思いますがね。
人に聞かれたら「国の為に殉職した人が祀られています。地方公共団体関係の殉職された方も祀られているんですよ」と言えばいいでしょう。
護国神社に限らずどこの神社もお宮ごとに色々ありますから、あまり悩むことなく今までのお宮で奉仕したような感じで奉仕すれば問題はないと思います。
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この回答へのお礼

お忙しい中、丁寧なご回答ありがとうございます。知りたいことをとても的確にお答え頂けて嬉しく思います。
職務内容に関しては、それほど構えずとも大丈夫かな…と安心致しました。戦前と変わらぬ認識を持っている方もいらっしゃるでしょうが、その点に関しては割り切ってしまおうと思います。逆に護国神社についてはよく知らない方も多いでしょうし、単なる杞憂に終わるかもしれませんね。
あまり悩むことなく、と仰っていただけて勇気が持てました。変わらず、謙虚な気持ちでお勤めさせて頂こうと思います。
shi-basan様の貴重なご意見に感謝致します。

お礼日時:2010/01/12 22:40

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