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お教えいただきたいのですが、高齢者が食事中に激しくむせて、どんどん咳き込んだ時どうしたらいいでしょうか?
背中を叩いたくらいでは収まらずに吐く呼吸ばかりで吸えないから酸欠になってしまうのではないかと心配です。

よい方法をお教えくださいよろしくお願いします

A 回答 (6件)

こんなとき、そばにいる者は心配ですよね。


それに、このときの対応方法は教科書等にも記載されていないと思います。

原則的に、何もする必要はありません。

背中を叩くのは咳き込みの原因になりますからやめましょう。どうしても何かしてあげたいのであれば、さすってあげてください。
酸欠になってしまうことはほとんどありません(厳密には軽い酸欠になっていますが、すぐに元に戻ります)。
このようなとき、チェックするポイントは5つです。
(1)顎を引いていないか。
(2)胸を上下させて呼吸をしていないか。
(3)むせが止まったあとに意識の低下はないか。
(4)むせがとまったあと、浅く早い呼吸が5分以上続いていないか。
(5)むせが止まったあとに声があきらかに変わっていないか。
長くなるので、ごく簡単に理由を説明します。

(1)顎を引くと、気管に食道が覆いかぶさるような形になるので口呼吸がしにくくなります。嚥下時は呼吸を止める必要があるため顎を引くことを奨励しますが、、むせでは逆に顎をつきだしたり、頚を後傾させることで気管と食道を同一平面状にしてあげれば呼吸しやすくなります。

(2)むせの途中で最も必要になるものは「口からの大きな吸気」です。しかもむせているときは、喉頭の閉鎖と開放を繰り返しますから、鼻から吸気することが困難になります(出来なくなるわけではなく、鼻呼吸している余裕がない状態)。口呼吸するように促し、できれば腹式呼吸を誘導してあげましょう。

(3)むせが連続すると、まれに喉頭痙攣、気管支攣縮などを引き起こします。これが起こると高齢者の場合は急激に意識を消失するケースが多いので、意識低下が見られたらすぐに救急車をよんでください。めったにないですが。

(4)激しいむせが連続して起こったあとは、誰でも深くてゆっくりとした呼吸になります。これは気管支だけでなく、胸膜、横隔膜といった、むせに関与する部分を落ち着かせる、いわゆるクールダウンのための呼吸ですが、これが起こらないということは、(3)の痙攣が軽度に起こっている可能性があります。激しいむせのあとは深呼吸するように促し、それができない状態が長引くようであれば、病院にかかってください。

(5)むせこみを咳嗽反射(がいそうはんしゃ)といいますが、これは気管に入った異物を取り出すための反射です。よく「気管に入る」といいますが、食事途中で食物が気管にすっぽりと入ってしまうことはありません。入りかけの状態で咳嗽反射が起こるのです。
ところが本当に深くまで入ってしまうと、咳嗽反射はもう起こりません。気管を完全にふさいでしまえば呼吸停止、少しでも空気の通り道があれば、そこを使って呼吸します。この際は普段とは異なった空気量、空気の流れが起こりますから、声帯に呼気を当てることで発生している「声」が明らかにその瞬間から変わります。
誤嚥間違いなしの状態ですから、その日のうちに病院にいきましょう。

激しいむせの連続は、身体が必死になって生き続けようとしている防御反応なので、この間は何も手助けする必要はありませんし、下手な手助けはむしろ防御反応の邪魔になります。
それに高齢者はむせの連続くらいで、そうそう緊急事態になるほど弱い生き物ではありません。そんなに弱かったら高齢者に到達できていません。
むしろ、むせが落ち着いたあとの冷静な観察と対応を心がけましょう。
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下の解答をしたirukaです。


今確認すると
リンクがうまく貼れていなかったようなので
もう一度、リンクを貼っておきますね。

参考URL:http://www.rakuten.co.jp/kamuwell/
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私の母も


食事の際によくむせていました。
高齢になると呑み込む時に使う筋肉が衰えて
食道にうまく運んでいかないように
なるのでしょうね。
お年寄りが肺炎をよく起こす原因も
食べ物が肺に入ってのことだと聞きます。

とろみのあるものじゃないと、すぐむせてしまうので
食べ物には、とても気を付けています。

薄味で作った煮物をミキサーにかけ
ドロドロになったものにトロミ材をいれて、
トロリとした状態をつくります。

でも母は食感が気持ち悪いし、美味しくないと言って
ほとんど食べてくれませんでした。


やや食感が残るようにミキサーにかける時間の調整と
今は母の好みの味付けにする工夫をしています。
最近では市販の介護食をときどき使っています。

市販の物でもむせにくい料理になっている
カムウエルという会社の物が
一番たくさん食べてくれたので
そこの物を多く利用しています。

良かったら試されてみてはいかがですか。
リンクを貼っておきますね。

私も初めての介護で
分からないことばかりでしたが
少しずつ、慣れてきました。
お互い頑張って乗り越えていきましょうね。

参考URL:http://www.rakuten.co.jp/kamuwell/,http://www.ka …
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飲み込み(嚥下-えんげ)は反射で、若いうちは無意識でできますが、年をとってきて筋肉が衰えると同時にうまくできなくなってくるものです。

(このような方は、介助の人手がたりない病院・施設では、経管栄養・経静脈栄養などになりやすいです)

他の方も回答されてるように、食べ物の形態、温度などを考えるとよいと思います。

ゼリー状の食品、とろみのついた食品が向いていて、液状のものはむせやすいです。また、酸っぱいものもむせやすいです。

下記のHP、ご参考まで。

参考URL:http://www5.ocn.ne.jp/~swallow1/swallow/engesyok …
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mukkunomama様こんにちは。

私の義母(74歳)は嚥下障害があります。私が注意している点をお話しします。まず、むせないような食事の内容です。一度にたくさん口の中に入れないように注意します。自分で食事ができるのであれば、おかず、主食などを少量ずつ用意して出します。ご飯は小さい一口おにぎり風にしたり、おかずの切り方に工夫します。特に汁物はむせやすいのでお椀にスプーン一杯分くらいしか入れないでおき、飲み終わったらまた入れます。汁物以外にも「とろみ」を付けたりして口の中でまとまりやすい(感知しやすい)配慮をします。また、飲み物は温度も関係していて、本人が言うには、ぬるま湯など体温に近いものは口の中のどこにあるのかわからないので難しいそうです。もう一つは食事前に歯磨きとかお喋りとか口を動かす準備運動をしてから食事にします。寝起きですぐ食べると、どうしても口や喉の動きが悪いようでむせます。激しくむせると、食事の途中であれば口の中の食品が飛び散ったり失禁することもあります。が、そうしたことを心配させると本人はよけいにむせ込みを早く押さえようとするので、かえって長引くようです。後始末の心配をしないように言ってあげると良いかもしれません。むせている人の側でやってあげられることは背中を叩くくらいしかないので、むせさせないように食事の準備することにしています。症状がすすむと口からの摂取ができなくなるようなので、口から食べられる時期をできるだけ長く楽しめるようにしたいものです。ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

どうも有り難うございました、これから色々参考にさせていただいて少しでも不安を取り除きたいと思います

お礼日時:2003/05/26 14:48

mukkunomamaさんが勤務してらっしゃる施設などの利用者さんのことでしょうか?


一般的に食物や水分などが器官の方に入りかかっているのを喉の方に戻すために起こる反射のためにむせるわけですが、背中を叩く、というのは健常者では効果があるかと思いますが、高齢者の場合、かえって危険な場合もあるかと思います。
こういった場合、酸欠よりも、誤飲して肺炎になるのが一番の心配です。
介助が必要でない場合、食事自体を改善するとすれば、とろみをつけた食事を召し上がっていただくようにすることです。また、食事をされる方の姿勢なども見直されるといいかと思います。

こちらのURLは高齢者について書かれたものではないようですが、大変参考になります。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~taberu/komaru.htm

また、下記URLも食事のことだけではありませんが、介護関連のコツなどが載っていてオススメです。

参考URL:http://www.navinavi.co.jp/hiroshima/kaigo/point. …
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