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今日、初めて東京ラブストーリーを見た28歳です。
今との服装の差がすごいですよね。
流行り廃りがあるのは当然のこととして、よくわからないのが
どうして女性が着るコートやジャケットがぶかぶかなのでしょうか。
体形を隠すため?
ボディラインを出すのはいやらしいことだったり、とか?

それにしては、ウエストの辺りだけがぶかぶかなのではなくて、袖や肩も大きいように見えました。
今着たら、「それ男物じゃないの?」と言われかねないようなジャケットも着ていました。

ジャケットもパンツもぶかぶか・・・。
ぶかぶかが流行だった・・・!?

A 回答 (2件)

 簡単に言ってしまえば当時の流行であったと言うことだと思います。

日本人は一般に
全く歴史については無頓着なんですが、1970年代半ばにジョルジョ・アルマーニという
ファッションデザイナーがデビューし、それまでの伝統的な服作りに、仕立てのソフトさ
とよりゆったりした、人間が動いた時に出る服の”ドレープ”を最重要視したカッティング
という2つの新しく異なる要素を持ち込みました。
 そしてリチャード・ギア主演の”アメリカン・ジゴロ”という映画を期に、アルマーニの
スタイルは1980年代に入って世界的な流行となり、そして共和党ロナルド・レーガンの
米国大統領就任以降、アメリカにおいて急速な金融規制緩和が進み、いわゆるバブル経済の
始まりとなり、そうした景気の良さに浮かれたニューリッチまたはヤッピー等と呼ばれた
人達が男女を問わず、正に新時代を象徴するような、ゆったりとしたカッティングとソフトな
仕立てのアルマーニやヴェルサーチに代表されるイタリア・ミラノを根拠とするデザイナー達
の服を好んで着たわけなのです。
 当時はそのようなソフトでゆったりした服が、身も心もリッチに、かつ人間の器をも大きく
見せる、と考えられたものなのです。
 東京ラブストーリーが放送されたのは1991年、ちょうど日本の一般大衆にまでそのような
流行が浸透した時期とも重なります。また当時はちょうど携帯電話出始めの頃で、多分その大きさ
にも驚かれたでしょうが、ほんの限られたお金持ちしか持てなかった超貴重品であったのです。
 対してボディコン(勿論和製英語ですが)の発端は、1981年だったか、アライアというデザイナー
が女性の身体の美しさをストレートに表現する手段として、主にニットウエア等で発表したもの
ですが、日本においてはピンキーアンドダイアンといったブランドにより、大衆マーケットに浸透し
出し、そのピークと言えるのは、東京ラブストーリーの放映後数年経ち、日本のバブルが崩壊した直後、
”ジュリアナ東京”に代表される”ディスコ”を中心とした流行であったとされます。
 日本の一般市場における、どちらの流行についても、世界におけるその発端からほぼ10年の年月
が経過していました。別に日本における流行が遅かったということではなく、最先端のモードが
大衆にまで浸透するのにはそれくらいの時間がかかるものとされています。そしてある先端のデザイン
が大衆にまで浸透しだす頃には、既にまた新しい流行の芽が育っているということなのです。
 現在はと言うと、1980年代から1990年代前半までのゆったりめの流行がとうとう真逆にまで針が
動き切って、ちょうどまた逆方向に動き出したところと言えます。大体こうした流れは、27,8年
くらいのサイクルで波のように動いているようなんですが、今後は日本人ももう少し流行に対して
冷静に対処出来る人達が増えてくると、東京もパリやニューヨークのように、もう少し大人の街に
なっていくと思います。特にピッタリし過ぎの服を器の小さい男性が着ると、余計に器を小さく見せて
しまうことになりかねないのですが、もうひとつ、人間はどうも色々な意味において男女の差が無く
なりつつある方向へと進んでいるようなので、世界の中で日本において特に顕著なピッタリした服の
流行には、そういった側面も現れているのかもしれません。
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この回答へのお礼

詳しい回答をどうもありがとうございました!
当時の時代背景がおぼろげながら分かってきました。

>当時はそのようなソフトでゆったりした服が、身も心もリッチに、かつ人間の器をも大きく見せる、と考えられたものなのです。

この部分に非常に驚きました。
太って見えるとか、考えなかったんでしょうか。

男女の差が・・・という点、そうみたいですね。
レギンス男子とか、いいますもんね。
スカートをはいている女性をあまり見かけませんし。

デニレギとか、非常に重宝してるんですが、もっともっとピッタリする服装が流行ってきちゃうんですかね。
それは困りますが^^;

お礼日時:2010/01/20 00:39

こんばんは。



うゎ~、28歳だとあの時代のファッションは???なんですね!!
私は東京ラブストーリーの出演者の皆さんより下の世代ですが、
当時について覚えている範囲&推測で回答させて頂きますね。

結論から言うと、洋服のラインにも流行り廃りがあるということではないでしょうか。
まず、ジャケットやコート類にはガッツリ肩パットが入っていました。
もう、それはそれは立派な肩パットでしたので、『男物?』となるのもうなずけます。
ブカブカなのは今ほどサイズ展開をしていなかったからというのもあると思います。
今だと各ブランド、ショップ毎にS~Lサイズくらいはあるのは普通ですし、
大手メーカーのブランドには小さいサイズや大きいサイズがあったりしますが、
当時は『ワンサイズしかお作りしていません』なんていうのが珍しくなかったです。
そんな洋服を衣装として細めの女優さんたちが着ているわけですから、
尚更ブカブカに見えるのでしょうね。
鈴木保奈美さんって脚は決して細い方ではないのですが、
ウエストはとても細いと聞いたことがありますよ。

ボディコンなんてファッションも流行りましたし、ボディラインを出すことには、
必ずしも否定的だったわけではないと思います。この辺は好みによるのでは?
今でもボディラインを出すことを好まない人もいますからね。
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この回答へのお礼

単に私がファッションに疎い子どもだったということもありますが^^;

ワンサイズしか作らない。

・・・なるほど。そういう理由だったんですね。
映像を見る限りじゃLかLLくらいに見えます(笑
今だとSとMはあってもLが無くて「キー!」ということもありますね。
当時青春を送れてたら、もっと幸せだったかも(笑

また月日は流れ、流行も巡り巡って・・・こういうのが流行る時代が来るんですかねぇ。
産後のだいぶふくよかな時期にチュニックが流行ったのは、とても良かったです^^;

お礼日時:2010/01/13 08:51

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