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メーカーの経理部へ配属になったのですが、製造費、販売費、一般管理費の
要件(要素)がいまいち明確にイメージできません(汗

・工場で製品製造のために消費される費用は製造費。
・製品を販売・運搬するために消費される費用は販売費。
・事務等の管理部門の費用は一般管理費。

と現在認識しているのですが、製品を納品した後に不具合(傷が付いている・穴があいている等)が見つかった場合は製造費・販売費のどちらに仕訳すればいいのか分かりません。

クレームの内容を把握して個々に判断すればいいのでしょうか?
・製造段階で上手く作り込めなかった(塗料が剥げている等)場合は製造費。
・搬送途中で傷がついた場合は販売費。

もしくは一律で製造費にするかべきか?

どなたか教えていただけないでしょうか。

A 回答 (3件)

#1です。



回答が遅れて済みませんでした。




〔例〕
・会社が店頭販売する目的でパソコンを購入するときは、「仕入」であり「商品」です。
・しかし会社が、社内の事務のために使用する目的でパソコンを購入するときは、「器具・備品仕入」です。

・社員が深夜まで勤務したためタクシーを拾って帰宅するときのタクシー代は、「旅費交通費」です。
・しかし、得意先の部長を六本木で接待して、部長の自宅までタクシーに送らせるときのタクシー代は、「交際費」です。キャバクラの飲み代もタクシー代も得意先を接待するための費用だからです。

・得意先に請求書を郵送するときの郵便代は「通信費」です。
・しかし、ダイレクト・メールを郵送するときの郵便代は「広告宣伝費」です。自社の商品を宣伝して売り込むのが目的だからです。


>支出目的云々というのは会計規則か何かで謳われているのでしょうか?

支出や経費の目的によって勘定科目を決めるという会計ルールは、会計に関する法令や基準で明確に決められているとは思いません。簿記の勉強の過程で基礎知識として学ぶことです。多分、会計の慣習として成立したルールだと思います。


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〔参考〕

下記は、税理士試験の「簿記論」で出題された問題ですのでご覧下さい。



2006年07月16日税理士試験 簿記論

(問題)
下記の1.から9.に掲げる項目を、次のAからDに区分し、解答欄に符合で示しなさい。
A 「研究開発費等に係る会計基準」における研究開発費(以下「研究開発費」という。)
B 研究開発費には該当しないが当期の費用として処理する項目
C 研究開発費には該当せず、商法上の繰延資産(研究費及び開発費)に該当する項目
D 無形固定資産として計上し、決算において償却する項目

(項目)
1.当期において新市場開拓のために特別に支出した金額
2.当期において新製品開発のために特別に支出した金額
3.当期において新資源の開発のために特別に支出した金額
4.当期において研究開発目的専用で使用する機械(研究開発終了後に他の用途に転用することはできない機械である)を購入するために支出した金額
5.市場販売目的のソフトウェア製作費のうち最初に製品化された製品マスターの製作費
6.市場販売目的のソフトウェア製作費のうち研究開発の終了時以後に発生する製品マスターの著しい改良に要した費用
7.購入した自社利用目的のソフトウェアを利用するために旧システムのデータをコンバートするための費用及びソフトウェア操作のトレーニング費用
8.市場販売目的のソフトウェア製作費のうち研究開発の終了時以後に発生するソフトウェアの操作性向上のための費用
9.購入した市場販売目的のソフトウェアについて機能の改良・強化を行なうため主要なプログラムの過半を再製作した場合の再製作費用


「新市場開拓のために特別に支出」とか、「研究開発目的専用で使用」とか、「製品マスター<を製作するための費用>」とか、「製品マスターの著しい改良に要した費用」というように、支出や費用の目的を明示しています。科目や項目を考えるに当たっては、支出や費用の目的が重要だからです。
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この回答へのお礼

なるほど、その目的によって決められているんですね。具体例付きでよく理解できました。ありがとうございます(^^
ということは個々に支出の目的をを判断して一番合理的で納得できるものを選ぶんですね。もっとガチガチに規則で決められているものと思っていました。
簿記論もじっくり見てみようと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2010/01/17 09:48

クレーム費用に限らず、費用の振り分けは関係部門責任者の責任と深く絡んできますので、担当者の一存で決めるべきではありません。

まして、無責任なサイトの書き込みをそのまま鵜呑みするようなことはあってはならないと思います。
前任者に確認するなり、上司の判断を仰ぐなりして社内で筋を通せる処理をすべきです。
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この回答へのお礼

minosenninさん、回答ありがとうございます。

確かに費用を付けるとその部署が管理しなくてはならなくなりますから、自分の一存では決められませんね。もちろん最終的には上司の判断を仰ぎ、関係各部と相談する予定です。

ただ、自分の中で考えをまとめる際に、多少本を読んでも、いまいち製造費・販管費の二つの線引きが明確にならなかったものですから。
クレーム費に限らず製造費・販管費の区分に関しての明確なルールがあるんじゃないかと思いまして・・・
そういうのは社内で勝手に決めても、税調が入った時に否認されないのかが心配で、質問させていただきました。

お礼日時:2010/01/15 18:24

>・工場で製品製造のために消費される費用は製造費。


・製品を販売・運搬するために消費される費用は販売費。
・事務等の管理部門の費用は一般管理費。

正しいです。

>製品を納品した後に不具合(傷が付いている・穴があいている等)が見つかった場合は製造費・販売費のどちらに仕訳すればいいのか分かりません。
クレームの内容を把握して個々に判断すればいいのでしょうか?
・製造段階で上手く作り込めなかった(塗料が剥げている等)場合は製造費。
・搬送途中で傷がついた場合は販売費。
もしくは一律で製造費にするかべきか?

費用は支出目的によって処理する項目や科目が決まります。「搬送途中で製品に傷がついた」というのは傷の原因であって費用の目的ではありません。製品の傷の修理に要する費用は、販売費か製造費かといえば、製品の製造に要する費用と同じく製造費に属すると考えるべきではないでしょうか。

この回答への補足

hinode11さん、回答ありがとうございます。

なるほど、支出目的で判断しますね、確かに。
ちなみにその支出目的云々というのは会計規則か何かで謳われているのでしょうか?まだまだ会計知識が未熟なもので科目認識の要件みたいなルールが決められているのでしたら、それを確認して勉強しなおそうと思いますので。

補足日時:2010/01/15 18:25
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