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プラスチックごみはよく燃えますが、燃えても有害なガスが出ないと表記してあるものを適当な装置(石油ストーブのようなもの)を用いて個人住宅で安全に暖房に使えないものでしょうか。

A 回答 (4件)

炭素と水素から出来ているプラスチックで構造がパラフィン(ワックス)に似ている樹脂は、原理的には、完全に燃やせて有害なガスも出ません。


ただ、完全に燃やすにはそれ相応の焼却炉や釜が必要です。

樹脂の分子は鎖の様に構造単位が繋がったもので、加熱されるとまず
溶け出し、それから熱分解し徐々に短く小さくなり、燃え易くなります。
ブタン(カセットコンロ用)、プロパン、エタンとメタン(都市ガスや
バイオガスの主成分)は完全燃焼します。しかし、ここまで分解する
過程で出てくる揮発成分やガス成分は炉や釜の中での滞留時間中には
燃焼せず焼却設備から出る悪臭成分となります。
(ポリスチレンもCとHからなる樹脂ですが、構造単位中のベンゼン環が
分解時に多量の酸素を必要とする(分解し難い)ので、悪臭と大量の煤が
発生します。)

これを避けるのは簡単で、炉や釜の温度を十分高くし、かつ十分な量の
空気を送り込む。加えて、悪臭成分が出た場合にそれを後燃焼させる
アフターバーナーを付ければ、排気ガスは原理的には無害です。
ただ、燃焼温度を700℃以上に上げると、空気中の窒素Nと過剰供給酸素O
が反応してNOxが発生し、ジーゼル車の臭いがします。

簡単な釜を自作して使った事が有りますが、樹脂中に塩ビ樹脂やナイロンが混じり易く悪臭(塩素ガスやシアンガス)が出ますので、使うのは
すぐ止めました。

それ相応の設備として、燃焼原料管理、温度管理、供給空気量等の燃焼
条件管理、排気ガスモニタリングとフィードバック等を備えれば
プラスチックの燃料化は可能ですが、家庭用は難しいと言うのが現状で
しょう。
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安易に燃やすと、酸欠になり、不完全燃焼によって一酸化炭素が発生するかもしれません。


適切な燃焼器具(と換気設備)があればよいのですが、燃焼器具はすぐに思いつかないですね。
燃焼量をコントロールするのが大変で、燃焼機器に付きっきりになると思います。

ところで「有害ガス」の定義って何でしょうね?
大気汚染の世界ではもともと窒素酸化物や硫黄酸化物、一酸化炭素を指していて、その後ダイオキシンも含むようになりました。
まあこれらのガスが発生しないのは当然として、、その他のガスは本当に大丈夫なんでしょうか?
何を根拠に「有害ガスが出ない」と表記しているのか、以前から気になっています。
プラスチック工業連盟では特に規定はしてないようですし、、。
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無理です。


プラスチックと言っても色々な種類があって燃え難い物やすぐに溶けてどろどろになる物があって同じ条件で完全燃焼は出来ません。
その上、不完全燃焼でガスが発生していやな匂いまで出てきたりしますから使い物にならないでしょう。
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質問の連投は削除して1件にしといてね。


マルチ禁止だし。
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