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ドラマ・小説・映画なんかのせいでしょうか?
美化、脚色された物語に慣れすぎて、史実を疑うことを忘れてしまったのでしょうか。
今は坂本竜馬がもてはやされていますが、坂本竜馬については、現代人が語るには少なすぎる資料しか残っていないのに、いたるところで竜馬伝が語られています。
現代人の坂本竜馬像は、あくまで現代人が想像する坂本竜馬であり、実際とは違うということを忘れがちですよね。
理想の上司を武将にたとえると、必ず織田信長がベスト5に入りますが、織田信長を理想の上司に挙げた人が実際信長の部下になったらついていず逃げ出してしまうでしょう。
歴史とは客観的事実を理解したうえで、いろいろ想像したりあこがれたりすればいいと思います。
どうしても過去のことなので、想像に頼る分、誤解誤認があって当然となってしまうのでしょうか・・・?

A 回答 (7件)

史学専攻の方であれば、歴史上の人物を美化する文化的習慣が現代人だけではないことを御存じなのではないでしょうか?


聖徳太子しかり、源義経しかり、水戸光圀しかり、近代以前の美化、脚色の例は枚挙に暇がありません。

史学としての見地では質問者さんの意見は当然のことなのですが、文学からだとそうでもありません。
むしろ、歴史上の人物とは、その評伝が曖昧であればあるほど、文学的興味の対象として格好の素材足り得ます。
実存であり有名でもあるのでその名は人口に膾炙され、その一種のマイルストーン的な存在を描写することにより背景となる時代を活写することができて、なおかつ脚色も可能である、というわけです。
しかも、脚色の余地があるゆえに、同じ人物に対していくつものフィクションを創作することが可能であり、商業的ニーズにも適っています。
つまり、流行するわけです。
むろん、美化や誇張は文学の本質ではありませんが、そこから立脚して相対化や重層化がなされてゆくという一里塚でもあります。
誤解誤認が一般化することはあるにせよ、美化や脚色は自ずと主観的であるゆえに、新たな解釈がまた文学的な価値を生むことになり、その試行的な積み重ねが科学的なアプローチへの階となることもあります。
伝承的構造を史料から読み取って客観化に至ることもあれば、伝承部分を民俗学的見地から見直して史料の欠損を補完するということもあります。

また、純粋に歴史的興味を育てるという役割もまた、重要です。
東洋における史伝の祖である「史記」にせよ、客観性に優れた「表」「書」より、文学的要素が濃く民間評伝の多く混じった「本紀」「世家」「列伝」の方が人気があります。
文学的多様性の中から科学的相対化を経て史学的理解に至るという過程もまた、史学界にとっては有益なのではないでしょうか。

そもそも美化や脚色も史料の一部ですし、想像的な歴史的興味もまた史学的理解に至るためのモチベーションのひとつです。
史学の徒としては、この情動に基づくメカニズムもまた研究対象となり得るくらいの気持ちで接し、昨今の歴史巷談にも冷静に耳を傾けても良いだろうと思います。
もちろん、適度にツッコミなど入れながら、で結構ですが。
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ロマン・ロランの「ベートーベンの生涯」は


長い間、ベートーベンを語る上で第一の資料とされていましたが
彼は人の声は聞けないけど楽器の音は聞こえていた
という説が近年あります。
天下のロマン・ロランが書いたから というので皆信用した。

竜馬の事を現在流布しているイメージで誰が書いたのか
知りませんが、メジャーな作家だったのでは?と思います。

資料の少なさといえば、シェイクスピア
教会と役所の住所変更等の記録ぐらいしかなく
洗礼の日しか記録がないので、生まれた日も分からない。
いつ発表されたのかもあやふやな作品もある。
宮廷が舞台の作品が多いので、庶民のはずだけど
実は貴族じゃなかったのか等言われていて
資料がなさ過ぎて、人物像というものがないのです。
シェイクスピア関連の本はたくさんありますが、
内容は多岐に渡っています。

竜馬は手紙が残っていたり、好物が軍鶏だとか変な事が
分かっているせいで、人物を想像しやすかったのかも知れません。
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近現代史のマニアにもそういう人いますよね。


特に「自分の政治的主張の為に歴史を利用する人」あたりに。
こういう人は東条英機とか山本五十六などを美化します。
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学問としての歴史もあればエンターテインメントとしての歴史もあって良いんじゃないですか?


それがきっかけで歴史好きになる人もいるでしょうし

この回答への補足

そうなるとめちゃくちゃな覚え方をしている人が多くいてもいいということになっていまします。
歴史を正しく理解しようとしない体質は、先の大戦の例をみればよくないことは明らかです。

補足日時:2010/01/18 21:28
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しかしそれだけ少ない資料なら、あなたが正確に歴史上の人物を理解できるはずもないですよね?


なぜ美化と言えるのでしょうか?
>>理想の上司を武将にたとえると、必ず織田信長がベスト5に入りますが、織田信長を理想の上司に挙げた人が実際信長の部下になったらついていず逃げ出してしまうでしょう。

あなたはとくに信長と懇意だったわけではないですよね?
これもあくまで空想上での話ですよね。
要はみなおなじということでしょうか

この回答への補足

一応、私は史学を修めています。その上でこういう質問させてもらいました。
「だったらあんたは、会ったことあるのか?」という話は歴史に通用しません。
正しい歴史理解認識というのはものすごく難しいものです。
けど巷にはエンターテイメント重視のあまりそれらを忘れて都合よく理解認識しようとするのはよくないのではないか?どうなのか?ということを質問したかったのです。

補足日時:2010/01/18 21:30
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歴女ブームなどはひどいとは思う…。



真田幸村・前田慶次あたりは、あほみたいに美化されてる…。
年齢を考えると…真田幸村は、大阪夏の陣で49歳(諸説あり)だから、完全に中年のおっさんなのに…。
※大坂城、入城の際の信繁の容姿は、歯は抜け落ち、白髪交じりで腰も曲がっていたため門番に山賊と勘違いされている…。

前田慶次は、関ヶ原の合戦の際67歳(諸説あり)。よぼよぼ爺なわけだし…。


年代またいでの共演しているゲームとか…。それを広めて良いのか!?と思う…。

ちなみに右は関ヶ原時の年齢。※は、没しているが一応計算…。

真田幸村 1567年生まれ 33歳
前田慶次 1533年生まれ 67歳
伊達政宗 1567年生まれ 33歳
直江兼続 1560年生まれ 40歳
上杉謙信 1530年生まれ※70歳
武田信玄 1521年生まれ※79歳
織田信長 1534年生まれ※66歳
豊臣秀吉 1537年生まれ※67歳
毛利元就 1497年生まれ※103歳
徳川家康 1543年生まれ 57歳
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>、織田信長を理想の上司に挙げた人が実際信長の部下になったらついていず逃げ出してしまうでしょう。



あなたも本当の織田信長をご存じでしょうか?
記録によれば信長の家臣になった人物は多いと思います。

歴史上の人物を美化するのは、小説やドラマを流行らせる為です。
日本人は勧善懲悪物が好きなのです。

この回答への補足

あなたも本当の織田信長をご存じでしょうか?
記録によれば信長の家臣の多くは胃を患っていたそうです。

補足日時:2010/01/18 21:21
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