プロが教えるわが家の防犯対策術!

1960年代からプロとしての声優が確立されてきましたが、
現在その声優界における問題点はなんだと思いますか?

声優の変遷などを踏まえた上で、今後どのような道を辿ると思いますか?

また、山寺宏一さんのような本物の「芸」を見せられるような人は今後表れるでしょうか。

どれか1つでも構いません。
理由も添えてお答えいただけるとありがたいです。

業界の方の意見でも、個人的な考えでも大歓迎です。
皆様の新しい見方をお待ちしております。
どうぞご協力ください。

A 回答 (6件)

私は、こうやって「声優」という職業が認知度を得た事自体が問題かなあ、と思います。



「あの声の声優さんはこの人!」とテレビなどに出演されるくらいの大御所さん達…
あの方々はそもそも、声優になりたくてなった…というケースはあまり見られないように思います。
子役から・舞台俳優から・アナウンサーから・アイドルから…
現在のように養成所などの環境が少なかった時代ですから、皆さん苦労もなさったでしょう。
そういった背景があるからこそ、人間性のにじみ出た素晴らしい演技ができるのだと思います。

今のように、夢見た万人が同じように、お金さえ出せばどこかしらの養成所に入れる時代。
そうなれば当然、若くてそこそこ声の良い、しかし数年経てば代わりの人間がいくらでも現れそうな…そういった人材が起用されるのは仕方がないと思います。
この環境で、荒削りだけど将来良くなりそうな人間を、リスク込みで発掘してくれる関係者は数えるほどしかいないと思います。

再び声優という職が埋もれることはないと思いますが…養成所がもっと「ここに通ってもデビューできるかどうかわからない」事を前面にアピールすれば、志願者も減り、切磋琢磨して良い人材を育てるようになると思いますが…
それはちょっと、無理かなあと思いますね…
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No.04さんの意見には少なからず同意したいです。



以前、スカイ○ロラという映画が押○監督の元製作されると聞いた時はとても楽しみにしていたのですが、俳優を起用との告知でみに行く気が一気に失せました。
ちなみに今も見てませんし、今後もそのつもりはありません。
確かに海外のアニメは著名な俳優が制作の段階から携わっていると聞きますが、この国までがそれに倣う必要はどこにもないと思います。
ただ、声優は今もどんどん増えてますが、働ける職場は少なく、放映されるアニメも不調続き。
不況と言えばそれまでですが、萌えだの腐だのと限られたユーザーを狙ってしか場当たり的な制作をしなくなってしまったアニメ会社にも問題はあるのでは?
そもそもこの業界は社会的な保証が一切ないと聞いてます。
夢を抱いて目指したけれど、今は後悔と憎しみしかないのだと語っている人も知っています。そういう部分も含めて改善していかないことには、未来は無い気がしてますが……

芸ができるということはいいことだと思うんですが、声優と名乗るからにはやはり声の道で勝負してほしいとは思いますね。
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個人的意見です。



本物の『プロ』としての声優さんが、どんどん隅に追いやられているイメージがあります。
既出ですが、俳優やタレント・歌手を声優に起用して話題を集めるというのが、どうしても許せません!
ハウルの動く城を観ましたが、ずーーーーーーっとキムタクが頭から離れませんでした(誰が声を担当しているか知ってしまったためもありますが…)。

最近、崖の上のポニョもDVDを買って観ました。
宗介のお母さんの声優、どこかで聞いた事があるけど何故か思い出せない…という歯がゆい思いのまま終了しました。
山口智子さんと知って納得はしましたが、やはり違和感はどうしても感じてしまいます。

純粋な声優さんの地位向上などはもちろん応援したいんですが、
それはあくまで「裏方」としてです。
タレントや俳優らが「僕が声を担当しています」なんて、大ぴらに言ってほしくはありません。
ADやプロデューサーが表だって出てくるのと同じレベルです。

最近はそういう宣伝(起用)が多すぎます。
私はこれだけで映画を観たくなくなります。
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> 現在その声優界における問題点はなんだと思いますか?



やっぱりアイドル化してることでしょうか。
まあ、売れてるならそれはそれでいいのですが、それに伴い、声優の声の1つに頼りすぎる制作陣とか。

アニメあっての声優ではなく、あの声を使うためにどんなアニメを作ろうか、と言う方向性が見られる。結果、どのアニメを見てもストーリーが同じ、単調になってしまう。


ただ、アイドル化の背景にはアニメの制作費の問題もあると思います。
制作はもちろん、声優に対しても十分な給料が支払われているのか、不安ですね。
もし歌手として出なければ経営が成り立たないようなのでは、
本業声優は廃止、俳優や歌手が声優を兼業、というのが一般化していくと思います。

もしこれが、「本業声優・兼業俳優=マルチタレント」という人が増えてきただけであれば、私は良い流れだと思いますが、、、
どうもそんな気がしないですね。
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>現在その声優界における問題点はなんだと思いますか?


役者からアイドルへとその需要が移った事。
これまで幾度も声優ブームがありましたが、声優の出すCDがオリコンの上位に入るようになった90年代頃からその様子が一変。
ルックスや歌唱力は声優に絶対必要な能力ではなかったような事まで求められるようになり、個性的な役者よりもステレオタイプの使い勝手のいい声優を使い捨てするようになった事が問題だと思います。

いつまで経っても「人気声優」というくくりで昭和の時代に活躍した声優が呼ばれるように、現在のアニメは代表作(役)が言えない閉塞した時代にあります。
声優の歌手活動やイベントなども結構ですが、業界全体が次のアニメ世代を考えた物作りを考えないと、偏ったアニメファン(オタク)を増やすだけで作品の傾向も必要とする声優の種類も偏るだけで何一つ発展的な未来の方向性が描けてないのも声優業界に限らず広義のアニメ業界の抱える問題。
先日、田の中勇さんが亡くなられましたが、ああいった昭和の名優が平成以降の時代から出てこられないでしょう。
今は若本規夫さんがもてはやされてますが、この人も昭和の時代から活躍されてましたから、実際90年代後期以降のアイドル声優時代出身の声優から出てこれるのかと・・・。
最近のガキ向けエンタメは「大人が不在の世界」ばかりで、いぶし銀の演技が必要な声優は必要とされてないのが現状ですからね。
需要が無ければ供給もなくなる訳でいくら声優になりたい人が多かろうと、キー局の女子アナがルックスで選ばれているようにどうしようもない状況になる事は目に見えてます。

>声優の変遷などを踏まえた上で、今後どのような道を辿ると思いますか?
アニメファンしか見ないようなアニメは声優と呼ばれる人たちが演じるでしょうが、今以上にタレントが吹き替えするアニメが増えるでしょう。
アニメ自体が一般との隔たりが拡大するという事とアニメ声優がよりオタク的な立場へと業界が沈んでいくと思われるので。

>また、山寺宏一さんのような本物の「芸」を見せられるような人は今後表れるでしょうか。
確かに芸達者だと思うけど、声優と言う職業が彼と同じ「芸」ができる必要は無いと思いますが?
7色の声を使い分けて演技できる人もいれば、存在感のある声も必要だし、安定した脇役を演じる事ができるのも才能です。
テレビで司会したりモノマネしたりする事が声優の本分だとは思いません。
それは山口智充さんが声優だったらと言ってるのと同じでそれは違うように思います。
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この回答へのお礼

>アイドル声優へのシフト
やっぱり最近の新人さんは演技力よりもアイドル性重視なのでしょうか。
一人の新人を一人前に育てるより、アイドルとして何人も売り出した方が儲かるからでしょうかね(事務所的に…)。
No.1さんのところでも書きましたが、一般人でも知っているような新作アニメが減ってきましたよね。私はアニメに限らず、漫画やドラマ、小説でも…あらゆるメディアで大衆に浸透する作品が無いと感じます(何年も続いている作品は、漫画作品以外にあまり挙げられません…)。
ここでは話は広げませんが、役者だけでなく制作側も世代交代でどんどん新人がでてくる中、作品の方向性自体が変わってきているように思います。
業界全体の方向性が変わってきている中では名優が生まれるのは難しい…?

>タレントの起用
最近は映画のゲスト出演をするタレントが増えてきました。
私個人の意見として声優の地位は向上してほしいと思い、声優と俳優という括りに縛られないようになるのはいいこと思います。
しかしタレントの起用は「声優に初挑戦!」などとはやされて、発表会状態…。しかも本職の声優には触れませんよね。
日本の職人芸としての発展は見込めないでしょうか。

>「芸」を~
人名を挙げたから分りにくかったかもしれません…><
確かに、全ての役者が山寺さんのように芸達者である必要はありません。
ただ、現在の若い声優さんで、一般の人にも通じるような役者さんはいないなと感じたので、質問をたしました。蛇足だとは思います、自分でも^^;
私の少ない知識・主観の中での意見です。ご指摘ありがとうございます。

細かいところまで、興味深いご意見をいただけました。
解答ありがとうございました!            長々とすいません><

お礼日時:2010/01/22 01:09

本物の芸を、持つ人は少なからずいるでしょう。


その人が、この世界に入りたいかそうでないかだけでしょうね。
僕はまだ未成年ですが、声優になりたいと思っています。
こう思っている人は、ぼくの学校では多いので、
大物になる人は、1人くらい いてもおかしくないと思います。
問題点は、声優志望が多くても、なれる人は少ないところかな。
仕方がないと思いますが、どうにかならないんですかね。
へたくそですいません。役に立たないかも。
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この回答へのお礼

持っている才能と興味のあることが必ずしも対では無いということですね。
いくら才能があっても、環境に恵まれない場合もあります。
しかし今、その「環境」が整っていない感じがあります…個人的に。
一人の役者が何年も同じ役を演じる機会が減っている(新しいご長寿アニメがなくなっているとか…)ので、現場で育つことが少ないのかもしれません。
あくまで個人的見解ですが^^:

私もへたくそですね、すいません。
解答ありがとうございました!

お礼日時:2010/01/22 00:36

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