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セリで安く買い叩かれた馬が二歳チャンピオンに輝くのはなぜか?


思い過ごしかもしれませんが、マイネルレコルト、テイエムプリキュア、
ヤマカツスズランなど、セリ市で安く買われた馬が二歳チャンピオンに
なる例が結構あります。

大器晩成の馬が幼駒の頃は見栄えがしなくて…ということなら
納得しやすいですが、すぐに稼いでくれる早熟馬が
残り物扱いされるのはイマイチ理解しにくいです。

このあたりの事情についてお詳しい方がいらっしゃいましたら
よろしくお願いいたします。

A 回答 (8件)

この十年について調べてみました。


2歳G1 朝日杯FS・阪神JF の勝ち馬20頭中、セール取引馬は6頭、最高はフサイチリシャールの1億395万円、最低がテイエムプリキュアの262万円です。
セールで一億円以上の値がつく高馬自体は2009年度は1億5225万円を最高に3頭が一億円超えをしましたが、多くても2006年度のトゥザビクトリーの06が6億3000万円をつけた年の18頭がこの十年では最高です。
ちなみにトゥザビクトリーの06は未登録で肌馬として購入されたものでしょう。
またこの年に一億円以上で取引された馬では先日4連勝を決めやっとオープン入りした1億500万円のフサイチセブン、昨年末ペルテギウスSを勝った1億500万円のフサイチピージェーが活躍している程度で今のところ重賞勝ち馬は出ていません。
むしろ6頭の未登録馬を含め下級条件や地方競馬所属の馬がほとんどと言ってよいでしょう。
この十年に広げて活躍馬を探しても フサイチホウオー アドマイヤメイン・フサイチリシャール・ハイアーゲーム・ブラックタイド・アドマイヤグルーヴ・サイレントディール 位まででしょうか。
本当の意味で価格に見合った活躍をしたのは2億4150万円で取引され5億3520万円稼いだアドマイヤグルーヴだけでしょう。
関口房朗さんはみごとに金をドブに捨ててると言っても良いくらいです。
これから分る事はセールに出てくる事自体が既に残り物であると言う事で、つまり本当に走る馬は庭先で取引されてしまっている。
そして庭先取引で走る馬と言うのはクラシックを狙える馬と言う事ですから、案外セールで取引される馬の中に2歳戦で活躍する馬が残っていると言う事ではないでしょうか。
さらにセールに回ってくる馬になればもう何が走るか分らない、だから稀に数百万の馬が2歳チャンプに輝く事もあるのでは無いでしょうか。
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この回答へのお礼

調査いただき感謝いたします。

>さらにセールに回ってくる馬になればもう何が走るか分らない、
>だから稀に数百万の馬が2歳チャンプに輝く事もあるのでは無いでしょうか。

おっしゃるとおり、クラシックを狙えるかどうかが庭先の基準だとすると、
そういうことになるかもしれませんね。

お礼日時:2010/01/30 23:29

>いいすぎな気がします。


>また、アドマイヤグルーヴやダイヤモンドビコーに二億円を投じた馬主は
>ダービーを勝つつもりは無かったはずです。

少しだけ、回答を…。

アドマイヤグルーヴ・ダイヤモンドビコー ともに牝馬で、
競り落した馬主さんはダービーに出そうとは思わずに、後々、
繁殖としてもいい子が残せると思っていたのではないでしょ
うか?

牡馬なら、ダービー。牝馬なら、桜花賞・オークス。
そして、牝馬ならその子どもたちにも夢を託せます。
ダイヤモンドビコーの馬主さんがそこまで考えていたかは疑
問ですが、アドマイヤの近藤オーナーなら、預託で繁殖牝馬
をお持ちですからそう考えるのではないでしょうか?

何も、牝馬すべてがダービーを目指すとは言ってはいなくて、
ダービーを頂点とするクラシックを勝つことに大変な名誉が
あるということを説明したかっただけなのですが…。

それでも、中には天皇賞を目指して生産されている方もおら
れはします。が、その馬主さんでも3歳時はやはりダービー、
オークスを頂点とするクラシックに出て欲しいと思ってらっ
しゃると思うんですが。

本筋と外れてしまったので、このあたりにしておきます。
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相当以前に持っていた本なのですが。

。。
社台の吉田照哉氏が書いていた事です。

基本的にサラブレットは全て良血で、見た目、身体能力にほとんど違いは無く、その中で走る馬とは馬体や血統の良い馬ではなく、同系の血が少ない新しい血筋で、なおかつ賢い馬だと書いていました。
すごい良血馬は、ほぼ確実にある程度は走るから高くなるのだそうです。保険が利くから。

良馬と強い馬は別物と書いていました。
強い馬は単なる見かけや血統では分からないとも書いてました。

繁栄した良血統は多くのDNAを残したが為に必ず飽和状態になりどんなに素晴らしい馬体であっても本能的に闘争心やリーダーになろうとする生命力が無くなるのだそうです。

リーダー又はリーダーを狙う馬は必ず先頭を走り、それ以外の馬は近くを追い抜くたり絶対しないそうです。
だから、素晴らしい成績を残した競走馬が種牡馬になった時は、牧場に
来た時からその牧場のリーダーになるそうです。

この回答への補足

>リーダー又はリーダーを狙う馬は必ず先頭を走り、それ以外の馬は
>近くを追い抜くたり絶対しないそうです。
>だから、素晴らしい成績を残した競走馬が種牡馬になった時は、牧場に
>来た時からその牧場のリーダーになるそうです。

すごく面白い話なので、上記の具体的な礼をご存知でしたら
欲しいと思います。

ステイゴールドは、メジロブライト、サイレンススズカ、グラスワンダー、
スペシャルウィークについては、リーダーを抜いてはいけないと
思うが故に勝ちを譲ったものの、ファンタスティックライトや
陰りを見せたテイエムオペラオーにはリーダーの資質を感じなかったために
先着したという話が本当に成り立つようだったら面白いですね。

補足日時:2010/01/30 23:17
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まず、最初に思ったのが、これらの馬は決して「安い」馬ではない、という逆の発想です。



ヤマカツスズランの売却額は1050万円。
これは、この馬が取引された99年の「ひだかトレーニングセール」の2歳牝馬の平均売却額719万円を300万円以上上回っていることになります。

また、マイネルレコルトにしても同様で、売却額735万円。
03年の「北海道サマーセール」1歳牡馬の一般馬主の平均売却額669万円を上回っています。

テイエムプリキュアの場合、262.5万円。
03年の「北海道オータムセール」で当歳馬の売却額の最低額になりますが、ただ、このセールでは出場馬に対する売却率が28.4%と売却率が低い数値にあり、その意味では、売却された、ということ自体が一つ評価された、という見方も出来るかと思います。

セイウンワンダーに至っては、2730万円。
これは、取引された08年の「JRAブリーズアップセール」の最高売却額に当たり、2歳牡馬の平均売却額1220万円の倍以上です。


このように見ると、セールの中では、それぞれ、決して低い評価をされた馬ではない、ということが言えると思います。
他の方が仰っているように、セールに出場する馬、というのは庭先取引などで相手にされづらい馬であることを考えればそもそもの値段が低くなってしまうのは仕方がありません。
また、活躍しても種牡馬などとしての需要が出にくい血統の馬が多く、その意味でも値段が低く抑えられてしまいます。
しかし、その一方でそのセールでの売却額の平均と比較して考えると高い、ということを考えると、「残り物」の中で、純粋に即戦力になる馬として評価された、とも言えるのではないでしょうか?

クラシック、古馬の大レースを勝てるほどの成長力などは2歳戦では要求されず、故にセールの中で即戦力として評価された馬にもチャンスがある。
それが2歳G1であるように感じます。

この回答への補足

>このように見ると、セールの中では、それぞれ、決して低い評価をされた馬ではない、
>ということが言えると思います。

そのとおりですが、やはり、庭先馬やセレクトセール馬との比較の上に成り立ちますので、
セリ馬同士を比較して上位かどうかは、ここでは不問としたいと思います。


>セイウンワンダーに至っては、2730万円。
>これは、取引された08年の「JRAブリーズアップセール」の最高売却額に当たり、
>2歳牡馬の平均売却額1220万円の倍以上です。

この馬が高額であり、買い叩かれてなどいないことは存じておりますが、
セレクトセール以外のセリ馬に2歳チャンピオンホースが多いことを
示すためにあえて持ち出してしまいました。
確かに強引の謗りは免れられないと思います。

補足日時:2010/01/30 23:21
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二歳戦で活躍する馬の多くは見栄え・血統云々よりも


成長力のアドバンテージで他馬リードしていますが、
せり市では、逆に成長力よりも見栄えや血統を重視し
馬の価格が決まるからではないでしょうか?

この回答への補足

回答ありがとうございます。

私がここで言及している「セリ」とはJRHAのセレクトセールのような
高級セリではなく、HBAの1歳セールのようなセリです。
血統のいい馬は出品されません。

それゆえ、血統を重視するバイヤーなら、訪れない気がします。

補足日時:2010/01/26 23:11
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単純に、競りで安く買いたたかれる馬 の数が多いからではないでしょうか?



その上で、2歳馬の成長とレース体系が、紛れの多いモノだとしたら、ご質問の結果になりますよね。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

確かに、セリでは安く買いたたかれる馬の数が多いですが、
安く買い叩かれた馬が大レースを勝つことはとても珍しいことです。

1歳セリや2歳トレーニングセールで安値で売買され、3歳以降の
大レースを勝った馬というのは、
テイエムオペラオー、スーパークリーク、ヒシミラクル、
マチカネフクキタル…等、指で数えられるほどしかいません。

しかし、二歳チャンピオンを見ると、
セイウンワンダー(ちょっと高額)、マイネルマックスなど
表題で掲げた以外にもまだまだいます。

偶然なのでしょうか。

補足日時:2010/01/26 23:19
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補足します。



幼駒の価値というのは、

クラシック(中でもダービー)を勝てるか?

が評価の基準であり、最初からクラシックを計算できる馬が高い馬です。
なので、短い距離で早くから稼いでくれそうな馬が高い馬になるかというと、そういった評価にはなりにくいということを、まず理解していただければ幸いです。

馬主というのは、名誉を競いあうもので、ダービーに勝てればその他の名誉は何もいらない位の思い入れがあります。それくらいにダービーを頂点とするクラシックの名誉は、重いものです。

「ダービー馬のオーナーになるのは、一国の宰相になるより難しい」
といった名言(架空の名言ということらしいですが)が、現在まで語り継がれていることからも、その名誉がいかに重いか、が伺い知れるかと思います。

この回答への補足

>馬主というのは、名誉を競いあうもので、ダービーに勝てればその他の名誉は
>何もいらない位の思い入れがあります。それくらいにダービーを頂点とする
>クラシックの名誉は、重いものです。

いいすぎな気がします。
また、アドマイヤグルーヴやダイヤモンドビコーに二億円を投じた馬主は
ダービーを勝つつもりは無かったはずです。

補足日時:2010/01/30 23:23
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朝日杯FSに関しては、中山競馬場1600mというコース形態に原因があるのではないでしょうか?


というのも、中山競馬場の1600mのコースは

発走後すぐにコーナーが有る
コースが狭くコーナーがきつい
直線が短く急な坂がある

等の特徴から、好位に取り付けられる先行力とコーナリングのうまさが要求されます。馬の器用さが要求されるコース形態なためにクラシックを目指す馬たちがこのレースを敬遠して、ラジオNIKKEI杯やホープフルステークスを走るからではないでしょうか。

ラジオNIKKEI杯勝ち馬を見てみると、

ナリタタイシン 皐月賞1着
タヤスツヨシ ダービー1着
アドマイヤベガ ダービー1着
アグネスタキオン 皐月賞1着
ザッツザプレンティ 菊花賞1着
ロジユニヴァース ダービー1着

と6頭の勝ち馬がいるのに対し、朝日杯FSの場合同じ期間遡ってみても、

ミホノブルボン 春二冠馬
ナリタブライアン 三冠馬

の2頭のみです。


阪神JFに関しても、中山1600mと同様のトリッキーなコースなために番狂わせが起きやすく、早熟の安い馬でも勝ち負けできたということではないでしょうか。当レースと同じコースで行われる桜花賞に関しても、改修以前の勝ち馬を見てみると稀代の名牝といわれる馬もいる一方で、このレースが最後の勝鞍となった馬も意外に多いです。

アインブライド 阪神JF1着 桜花賞10着 以降未勝利
タムロチェリー 阪神JF1着 桜花賞12着 以降未勝利
ピースオブワールド 阪神JF1着 桜花賞未出走 以降未勝利
ショウナンパントル 阪神JF1着 桜花賞13着 以降未勝利

ワンダーパヒューム 阪神JF未出走 桜花賞1着 以降未勝利
ファイトガリバー 阪神JF未出走 桜花賞1着 以降未勝利
チアズグレイス 阪神JF4着 桜花賞1着 以降未勝利
アローキャリー 阪神JF2着 桜花賞1着 以降未勝利

ピースオブワールドを除くと人気薄での勝利であり、結果的に早熟馬の番狂わせだったとしてもおかしくはないでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ラジオNIKKEI杯勝ち馬として挙げられたうち、
ナリタタイシン以外は全て社台の生産馬。

朝日杯の二頭は、日高の生産馬です。

クラシックへの期待度が違うということが明白ですね。
安馬が二歳チャンピオンになるのは、
朝日杯に安馬しか出ないからということでしょうか。
一つの理屈だと思います。

お礼日時:2010/01/26 23:26

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