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こんばんは。質問させて下さい。
先日、「純情エレジー」という短編集を読みました。有名作品のようで、あまり本を読まない私でもタイトルを知っていたため、図書館で借りました。表紙の絵が10代の女子の心を掴むかわいらしさで、ワクワクしながら読んだのですが…私には面白さが理解できませんでした。

(以下少しネタバレを含みますので、ご注意下さい。)

特に一番はじめの、缶ジュース1本で売春する高校生の女の子と、クラスメイトでその女の子を軽蔑する男の子の話は理解不能でした。男の子は女の子を罵倒し、でも結局セックスします。男の子が女の子を好きになったとか、怒り心頭して犯してしまうとかならまだしも、いずれでもなさそうでした。

この小説はいわゆるエロ小説ではないので、おそらく作者が描きたいとは性描写そのものではなく、その向こうにあるものだと思うのですが、分かりません。この作品に限らず、性描写が多い作品の面白さや、意図すること、メッセージ性を教えて下さい。他の作品を例に用いる際は、必要部分のあらすじも教えて下さると嬉しいです。
よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

桐野夏生女史の「グロテスク」はいかがでしょう?


単純なエロ小説ではありません。
女性にとって「性」は「生」につながって行くのかなとも感じさせる作品です。
かなりの長編ですが、主人公になる女性はあくまで語り部で自身の「性」と向き合って
いないことにも気づきます。
主人公の妹が主人公の「性」を代弁しているような気もしますし、数回読み返さないと作者の意図した「性」にはたどりつけないような気がします。
ともかく読むことであなたの「性」に対する価値観が変わるかもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!お礼が遅くなり大変申し訳ありません。
桐野夏生さんの作品、他にも気になるものがあります(無人島に男たくさん、女ひとり、というやつです)ので、読んでみたいと思います。「性」を用いた作品を得意とする作家さんのようですね。楽しみです。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/08/02 00:21

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