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今までハンダ付けを行う際にフラックスを使ったことがありませんが、
これは必要でしょうか?
ハンダ付けと言っても殆どが基板上のパーツ1個取り替え位の作業です。
これが必要な場合、フラックスとフラックス除去剤が必要になり出来れば使いたくありません。

A 回答 (9件)

#4&#8です。



#8に上げていただいた例は、「ヤニ無しハンダ」の場合は正しいですが「ヤニ入りハンダ」の場合は不要な工程が含まれています。

以下は私の場合の例です。「これが絶対正しい」というわけではありませんが、
一般的なやりかただと思います。

>基板が使用済み中古でハンダがヤニ入りの場合の新品パーツ交換は、
1.除去するパーツを取り外す
2.ハンダを吸い取る(この際、ほとんどの半田は吸い取られますが、
基板上のパーツがあった穴には合金化したハンダが残っています)
3.ハンダにヤニ(=フラックス)が入っているので、パーツの足へのフラックスは省略。
4.パーツを取り付けてハンダを施す
5.フラックス除去液で、残留したフラックス(=ヤニ)を洗浄する


>基板が新品でハンダがヤニ入りの場合のパーツ取り付けは、
1.ハンダがヤニ(=フラックス)入りなのでパーツへのフラックスは省略
2.同様に、基盤の穴へのフラックスも省略
3.パーツを取り付けてハンダを施す
4.フラックス除去液で残留したフラックス(=ヤニ)を洗浄する

という手順になります。

基板が使用済み中古でハンダがヤニなしの場合の新品パーツ交換は、
1.あらかじめ、新品パーツの足にハンダをなじませておく。
この際、なじみにくいようなら足にフラックス(ペースト)を塗ってからハンダをなじませる。
2.1でフラックスを使った場合、パーツの足に残ったフラックスを洗浄しておく。
3.除去するパーツを外し、基盤に残ったハンダを吸い取る
4.基盤の穴と新品パーツの足の両方には、すでにハンダがなじんでいるので、
どちらにもフラックスを塗らずにそのまま基盤にセット。
5.「ヤニなしハンダ」でハンダを施す。ハンダ付け後の基盤の洗浄は不要。

基板が新品でハンダが「ヤニ無し」の場合の新品パーツ取り付けは、
1.基盤に部品をセット(仮留め)
2.ハンダを施す部分にフラックス(ペースト)を塗布
3.ハンダを施す
4.基盤ごと洗浄して残留フラックスを除去
※1&2はあらかじめ基盤の穴ととパーツの足の両方にハンダをなじませる
方法をとっても良いが、手間がかかるためパーツを仮留めしてからフラックスを
塗るのが一般的。仮留めの方法はテープ、練り消し、指、クリップ等々
各自の工夫で。
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この回答へのお礼

具体的な説明ありがとうございました。
大変参考になりました。
これで質問を締め切りたいと思います。

お礼日時:2010/02/19 20:33

#4です。


何か誤解していらっしゃるような・・・?
誤解してらっしゃるポイントがつかめないので、くどいようですが
最初からご説明しますね。

少々乱暴ですが、ロジン=ヤニ=フラックスと思ってください。
フラックスといえば一般的には松ヤニに添加物を混ぜたもので、
松ヤニを英語で言うとロジンです。
紛らわしいので以下「フラックス」で統一しますね。

市販の糸ハンダには、フラックスが既に入っているものが多く、
表記として「ヤニ入り」「ロジン入り」「フラックス入り」などと書かれます。
「入っている」といっても完全に混ざり合っているわけではなく、
マカロニのように中空になったハンダの中心にフラックスが
詰まっています。鉛筆の芯のような感じですね。

一方、用途に応じてフラックスが含まれていないハンダも一般的に流通
しています。こちらを使う際には、何かの形でフラックスを加えてやらないと、
私が#4の後半で書いたような問題が発生することがあります。
ここでフラックスを加えるために使うのが「フラックスペースト」です。

お買い求めになったハンダには、「既にフラックスが含まれているので
ペーストを使ってフラックスを加えてやる必要はありません」という意味で、
>活性化ロジン入りですのでペーストは不要です と書かれています。

どちらの場合も(既にフラックスが含まれているハンダを使う場合も、
後から別にフラックスを加えてやる場合も)最終的にはフラックスの
残留物が発生します。これは腐食の原因になるので洗浄してやる必要があります。

本来ハンダ付けの場合にはフラックスを使用するのが一般的ですが、フラックスの
目的は基盤の銅部分や端子の足とハンダをなじませることにあるので、すでに
なじんでいる状態であれば(=前のハンダが残っている状態であれば)
フラックスペーストやフラックス入りのハンダを使わなくとも、フラックスを
含まないハンダでハンダ付けを行うことが可能ですよ、と。

フラックスを含まないハンダを使えば、残留物の発生は抑えられるので
洗浄の手間もかからないでしょう。但し、フラックスなしのハンダでは
うまくいかないこともあるので、フラックス入りのハンダまたはフラックス
ペーストを使ったほうが安全ですよ、と。

※#5&7さんがおっしゃっているのもこの部分です。特に新品の部品を
取り付ける際、基盤にはハンダがなじんでいても部品の端子にはハンダが
なじんでいない場合が多くあります。最近はハンダがなじみやすいような材質で
あったり、あらかじめハンダをなじませてあるものが多いのであまり問題には
なりませんが、すべての部品がそういう配慮をされているわけではないので、
あらかじめ部品の端子(=足)にハンダをなじませておかないと、フラックス
なしのハンダではうまくつかないことがありますよ、ということです。

まとめると、
・ハンダ-ハンダ間の接着(溶融)にフラックスは不要
・ハンダ-異金属間の接着(合金化)を補助するのがフラックス
・フラックス無しでも接着(合金化というよりこびりつき)はするが、
ハンダごて程度の低温で素早く確実に合金化させようと思ったら
フラックスは必須
・基盤側・部品側のハンダの表面が劣化している場合なども、フラックスを
使っておけば溶融を促進してくれるので、使っておいたほうが無難
・フラックスの供給方法は、あらかじめハンダに含ませてあるものを使う
方法と、ペーストを塗る方法がある


そして最後に残留物の話ですが、どうしても洗浄が面倒なら、洗浄が不要な
タイプのフラックスを(または洗浄が不要なフラックス入りのハンダを)
使うという手もありますよ、という意味です。

以上で回答になりましたでしょうか?
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございます。
基板が使用済み中古でハンダがヤニ入りの場合の新品パーツ交換は、
1.除去するパーツを外す
2.ハンダを吸い取ってからパーツの足にフラックスを塗る
3.パーツを取り付けてハンダを施す
4.フラックス除去液で余分なハンダの跡を洗浄する

基板が新品でハンダがヤニ入りの場合のパーツ取り付けは、
1.パーツにフラックスを塗る
2.パーツを取り付けてハンダを施す
3.フラックス除去液で余分なハンダの跡を洗浄する

・・・上記のイメージで宜しいでしょうか?

お礼日時:2010/02/19 17:54

No.5です


>2.ハンダ吸い取り機器でハンダを吸い取れば十分だと思っていましたがハンダを吸い取った後でフラックスを使った方が良いという事ですか?
 電子機器用の"やに入りはんだ"は、過剰でない限り拭き取る必要はないと思います。
 はんだが接合できるのは、はんだと金属の間に合金層ができているから接合できるのですから、余分なはんだを吸い取り器で取り除いても、表面ははんだでコーティングされている状況ですから、よほど時間を空けない限り次のはんだ付けにはフラックスは必要ありません。
>2.ハンダ吸い取り機器でハンダを吸い取れば十分だと思っていましたがハンダを吸い取った後でフラックスを使った方が良いという事ですか?
 基盤側についてはそれで十分です。必要な可能性があるのは新しく取り付ける部品側の話です。
 接合不良の原因になるのは、新しく取り付ける部品の端子表面が汚れていたり酸化していると、はんだ付け不良になりますから、それは部品の状況を見て臨機応変に対処する必要があります。

>1.使用するハンダがどういう製品であっても結局はフラックスを使った方が良いという事でしょうか?
 「どういう製品であっても・・」それほど一般化はできないです。やに入りはんだ以外のフラックスは原則として使わないでしょう。残留物が怖い。

 両方にはんだがコーティングされている状況だとフラックスは全く不要です。はんだ表面の酸化を防ぐかもしれない・・
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この回答へのお礼

再度の回答ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2010/02/19 12:10

 フラックスとは、ハンダ付けをする際に必要な溶剤で、付ける素材により使い分けるのが普通です。

電子基盤等に使うハンダは大体がフラックスが中心部に入った物だと思います。この場合のフラックスは、ロジン(松脂)に薬品を加えた物で、電子部品等には適していますが、ステンレスに何かをハンダ付けしようとし、このフラックス(ロジン)ハンダでは付きません。その場合は、より強力な化学溶剤をフラックスとして使用します。この化学溶剤をフラックスとして電子部品をハンダ付けした場合、溶力で基盤が痛んだり、絶縁効果が失われたり、何年か時間が経過する間にハンダの成分まで溶かしてしまう事も考えられます。電子基盤類でしたら、一般のハンダ(ロジンフラックス)で十分ではないでしょうか? 尚、フラックス無しハンダにはJIS規格が設けられており、等級まであります。この等級は、ハンダの残留塩素をしめし後々のハンダの腐食の目安と使用するフラックスを選ぶ基準にもなります。参考までに。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/02/19 05:57

>ハンダ付けと言っても殆どが基板上のパーツ1個取り替え位の作業です。


 この作業の場合は、通常は使わなくてもよいのですが、新品のほうの端子面が汚れていたり酸化しているときはフラックスがあるほうがきれいに確実にはんだ付けできます。ですから、一律に要る/要らないという話ではありません。

 フラックスは融剤であって、目的は酸化被膜の除去と濡れ性の向上が目的で、たくさんの種類がありますが、電子部品の配線に使用される場合は、松脂を生成したロジンですから、酸化被膜の除去の作用はほとんど、ありません。金属の表面を「荒らす」作用は全くありません。
 --かっての酸化亜鉛のフラックスでも目的は酸化被膜の除去です。--トタンと同じイオン化傾向の違いを使って鉄の酸化膜を取り除く。

 フラックスを使用しない、長時間素子を高温にさらすことになるので、できれば使用したほうがよいです。どうしても残留するロジンが気になれば、あらかじめ素子の足だけ、はんだをつけて高温のときに素早く拭き取って、はんだめっきをしてからはんだ付けするとよいでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
1.使用するハンダがどういう製品であっても結局はフラックスを使った方が良いという事でしょうか?

2.ハンダ吸い取り機器でハンダを吸い取れば十分だと思っていましたがハンダを吸い取った後でフラックスを使った方が良いという事ですか?

お礼日時:2010/02/18 21:02

通常「ヤニ入りハンダ」と書かれている糸ハンダには、


フラックス(=ヤニ)が入っています。

ヤニなしハンダを上手に使うためにはフラックス必須ですが、
実は中古のプリント基板に対して使う時にはなくても結構
いけてしまいます。

基盤についているパーツを取り外したあと、
普通は以前のハンダがうっすら残っていますよね。
このハンダが呼び水の役割をして、フラックス無しでも
濡れてくれるからです。

このため、パーツの「交換」であればフラックスなしで
済むことが多いです。

ただ、前のハンダの表面に酸化皮膜が出来てしまっていたりすると
濡れてくれないことがあり、無理に塗らそうとしてコテを押し付ける
時間が長くなって部品を傷めてしまうことがあります。
稀なケースですが、うまく融合せずに団子になったり、古いハンダと
新しいハンダの間でクラックが入ったりもします。まぁその場合は
諦めてハンダ付けしなおせばいいんですが。

熱に弱い部品を使う時や、仕上がりを綺麗に、かつ寿命を長く
したい場合には、フラックスを使うほうが間違いないです。

フラックス入りでも洗浄不要のタイプがありますので、面倒なら
そういったものを使うのも手でしょうね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>活性化ロジン入りですのでペーストは不要です

買ったハンダの説明書きです。
ロジンというのがフラックスだと思われます

ネット上の記事を見つけました。
-----------------------------
活性ロジン (RA)
ロジン、溶剤、そして高活性剤から生成されています。RMAタイプよりも活性が高く、適度に酸化したワーク表面に適しています。RA フラックス残渣物は腐食性が高いため、組立品へのダメージを避けるためにリフロー後はできるだけ早く除去が必要です。洗浄が必要となるまでの猶予の時間は、お取扱いになる製品によって異なります。残渣物の除去は、適切な溶剤で行って下さい。
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これを読むと当方の場合、フラックスは必要なようです。
説明に「ペースト不要」と書いてありましたがこれがフラックスの事であれば上記の説明と矛盾するようですが、どうなんでしょうか?

お礼日時:2010/02/18 20:57

ハンダ付けとはお互いの金属面荒らしそこにハンダ入れて接続するので


脂入りで無い場合必要です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/02/18 20:53

半田の広がり(濡れ)を良くするために通常は必須です。

普通の糸半田の場合、中心にフラックスが入ってますが、ご使用の半田もそうなのでは?半田付け後洗浄したくないなら、無洗浄タイプのフラックス入りの半田を使えば良いですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/02/18 20:52

一般のハンダならフラックスが既に入っているはずです。

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/02/18 20:51

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