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現在大学院生です。
ニュースで
「家畜に成長促進剤としてあげている抗生物質が耐性菌を作る」というのをみました。
 家畜への成長促進剤としてどのように抗生物質が関与しているのか調べたのですが、明確に書いてあるのがありませんでした。
 抗生物質がどうやって家畜の成長を促進させるのか、メカニズムは分かっているのでしょうか?どのようなメカニズムなのでしょうか?
 教えていただけたら幸いです、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

草食動物と雑食動物で特に有用なのが、腸内細菌をコントロールすることによりクロスとリジウムやサルモネラといったいわゆる悪玉菌を増えにくくします。

その結果、下痢や呼吸器感染症を抑制でき、死亡率を下げ、最終的に飼料効率を上げます。

タイやその他東南アジアでむしろ問題になっているのですが、抗生物質の使いすぎで耐性菌を作るきっかけになりかねない危険を指摘されています。しかし、量や休薬期間がしっかり守られていれば、安全性はある程度維持できます。日本の基準では抗生物質が検出されると、食用として用いることができないレベルまでコントロールされているのですが、海外からの加工肉ではなかなかそこまでは難しいのです。
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この回答へのお礼

早い回答ありがとうございます。餌をよく食べるようになって大きくなるという間接的な効果があるということなんですね。
 続けて質問で、さらに突飛な質問で恐縮なのですが、抗生物質が直接家畜に促進効果をもたらす(たとえばホルモンみたいに)というような報告とかはありますか?
 本当に突飛な質問でごめんなさい。
 回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/06/09 19:06

誤解しているのかも知れませんが、どの抗生物質でもよいのではなく、腸内細菌をコントロールして正常細菌を増やすのを手助けするのが基本です。

ペニシリン系やテトラサイクリン系は使用されません。ましてやニューキノロン系も有効ではないです。

そうなると、残ったもので、粘膜の安定性や腸の異常肥厚を起こさない程度に作用させる適量を用いるので、そのような微量では仮にホルモン作用があっても働きません。

実際には、あらゆる物質が類ホルモン様作用を持っていますが、大量に用いて、しかもホルモンかく乱物質として悪作用するものがいけないのでしょうが、現状ではそのようなものは使用されていません。

海外でも安く、安全性の高いものでないと輸出できなくなるので、規制が意外に厳しいです。実験レベルと実際の差が数千倍から数百万倍の濃度差で起こるので、現実とかけ離れています。その理論でいけば、塩が一番有害かも知れません。安全性と毒性はある意味で同一なので、自然が安全かとなると、それと比較して差がないかむしろ安全なら問題なしと判定するしかないでしょう。

畜産とは関係ない仕事ですが、薬学と臨床は専門ですので、その立場でいえば、魚より安全だと思います。あくまでも比較ですが、そのレベルです。
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この回答へのお礼

2回にわたってご丁寧な回答ありがとうございました。
今後、ご意見を参考にして行きたいと思います。

お礼が遅れてしまって申し訳ありません。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/06/25 15:10

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