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京都市民です。
市バスをよく利用しますが、常に最新のバスで運行している印象を受けます。大赤字のはずの京都市交通局(主に地下鉄のせい?)が何故ここまで新型のバスを購入できるのでしょうか?

その点民営の京都バスは旧式のバスで長年運行しているようです。おそらくバスを買い換えるお金がないのでしょう。

しかも京都市バスはおそらくいすずなり日野重工なりに特注しているのでしょうが、最新型のバスにも様々なタイプがあり、設計費用だけでも相当な額に上っているのではと危惧しています。

車椅子の人のためにバリアフリーのバスを、というのはある程度理解できますが、ちょっとやりすぎなのではないでしょうか?

事情をご存知の方、お願い致します。

A 回答 (2件)

一言で言えば、


『消耗品は一定周期で交換するから』です。

京都市交通局の場合、
バス車両は14年で廃車、交換をしています。
全体で約750両抱えてますが、これを14で均等にわっても年50両。
ところが、約30年前に『市電廃止』を行った時に、
代替でバス路線が増加したので、その時期の購入車両が非常に多く、
その代替車両もここ3年ほどに集中して交換していたこともあり、
新型車両が多いとなる主たる理由です。
また民間業者と違い、公営事業の場合、市の予算に応じて車両購入もしますので、
『まだ使えるから~』といって長く使用することはありません。

去年、この車両の使用期限を14年から18年に延長させましたので、
今年の導入は2両になり、今後数年間は新車導入は相当減ると思われます。
でも、14年ならばそれ程短い訳でもないので、
新車が目立つのは、時期的なものでは?
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この回答へのお礼

非常に詳しいご回答誠に有難うございます。納得致しました。それにしてもどうしてそこまでお詳しいのですか??
税金の無駄遣いでは、と思っていましたがそういうわけでもないということが分かりました。
親切なご回答、有難うございました。

お礼日時:2010/03/08 14:20

公営バス事業者の多くがそうですね、経営感覚が甘いという指摘もあるし、これもある程度は的を射た指摘なのでしょう。



公営事業者がバリアフリーなどの投資を積極的に行わないと、民間ではいくつかの体力のある事業者(西鉄や神奈中のような大規模事業者)以外はこういった事業を促進することは困難で、全体的に遅れてしまうことになります。そういう意味では、公営事業者がこういったことを牽引していかざるを得ないという面があり、無理をしてでも更新している部分もあります。

また、置き換えられた旧型車は経営の厳しい中小の民間事業者に引き取られて新たに地域でバスとして運行されることになります。そのためにも、ある程度状態の良いうちに中古車として回すことが要請されます。もし、公営事業者や上記の大規模事業者がバスをぎりぎりまで使い倒すような方針に転じた場合、地方の中小事業者は状態の良い中古車を廉価で調達することができず、運行における安全性の低下、路線廃止や縮小に追い込まれることになりかねません。ですから、公営事業者が車両の新陳代謝を図ることは全国の交通体系から見ても意味があることなのです(だからといって赤字でよい訳ではありませんが)。
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