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電源回路の避雷対策として、酸化亜鉛バリスタを使用しているのですが、
バリスタの性質を素人に説明するのに「制限電圧>バリスタ電圧」となる理由が
上手く説明できずに困っています。

http://www.chemi-con.co.jp/catalog/pdf/va-j/va-s …
上記URLの資料によれば、「バリスタを被保護回路または半導体素子に
並列に挿入すると、回路にサージが印加されたときにサージ電圧 Vs と
サージインピーダンス Zs によって決定されるサージ電流 Is を流すことにより
サージ電圧をバリスタの制限電圧 Vclamp に抑えます。」とあるのですが、
これはつまり、サージの条件が一定で、同じ定格のバリスタを使用していても
被保護回路の入力インピーダンスによって制限電圧が変化するということで
合っていますか?

また、上記の資料でIs=Vs/Zsの関係ある一方で、部品メーカーのデータシート
に記載されている電圧電流曲線などでは、バリスタに流れる電流(Is)が多いほど
制限電圧も高くなる傾向を示しています。
ということは、被保護回路のインピーダンスが高い方がバリスタの制限電圧が
低くなり、雷サージによる被害を受けにくくなるということでしょうか?

A 回答 (1件)

サージインピーダンスと言っているインピーダンスは被保護回路の


入力インピーダンスではありません。サージ源からサージ電流が
流れてくる経路のインピーダンスです。雷の場合は空気中のプラズマ、
電灯線、電源回路、通信線と電源との静電容量によるインピーダンスなど
いろいろの合計です。

実際サージインピーダンスがいくらあるかなんて解りません。ただ
何らかのサージインピーダンスがあって、サージ電流が流れるという
ことを式で示しているだけです。

きちんと保護されるとして、保護されるということは、被保護素子には
サージ電流は流れない訳です。流れたら壊れてしまいます。

「制限電圧>バリスタ電圧」となる理由は、バリスタにサージ電流という
大きな電流が流れると、バリスタの内部抵抗によりその端子電圧が
大きくなるからです。

これは質問者さんご自身が「バリスタに流れる電流(Is)が多いほど
制限電圧も高くなる傾向を示しています。」とおっしゃっている事と
同じことです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、サージインピーダンスというのは被保護回路には無関係なのですね。
サージが伝達しにくい経路を通ってくるのであれば、相対的に制限電圧も下がる
という説明なら直感的に理解して貰えるような気がします。

お礼日時:2010/03/11 22:48

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