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マトリックスではマトリックス内に侵入して、元の世界に帰る時はなぜ電話に出ると帰れるのですか?

「映画なんだから気にしなくても」って言われますが、緻密に作られてる映画だし、きっちり理論で説明できるんですよね。きっと

マトリックスはプログラムなのに電話回線で行き来できるのって不思議だなーって思って。。

あとマトリックス内で殺されるとほんとに死んでしまうのも不思議です。。体は別のとこにあるのだから死なないはずと思うのですが。。
どなたか回答お願いします。

A 回答 (12件中1~10件)

確かめてないものの1作目の冒頭でNeoが起きて本棚を探るところがありますがこの時手にするのが記号学を主体にして文化批判を得意とするボードリヤールの「シミュラークルとシミュレーション」なんだそうです。

この本は読んでいないのでわかりませんが、現代的な映像批判思想において我々の世界はシミュレーション文化であるという批判にたっています。ですからMatrixによるシミュレーションの世界から抜け出す、シミュレーションの世界の中での死ということは特別な意味を持っています。現実の死・恐怖を忌避するためにシミュレーションの世界に住まされようがサイファのように逃げ込もうが、現実の世界がシミュレーションの中にある以上シミュレーションの世界での死は現実の死です。

予備知識なしに読むのは難しいかもしれませんがケヴィン・ロジャーズの「サイバー・メディア・スタディーズ」ではボードリヤールを引用しつつシミュレーションの時代による人間の脱身体化についてよく解説していますからMatrixの世界観を理解するのに最適ではないかと思います。
ちなみにMatrixの世界から開放され対面したモーフィアスが掛けた言葉は「welcome real world」でしたね。

特にリローデッドでは説明セリフが非常に多くなっています。対象と意味する内容の関連づけ…例えば「あの機械の仕組みはわからないが、水から電気を作るということは分かる」。何故ダイアル式の黒電話がMatrixの出入り口になるのかその仕組みはわかりませんが、それが出入り口になることは私たちも知っているわけです。こういった象徴を用いた飛躍があります。多かれ少なかれ映画ではよくあることなんですが昨今の映像社会の考察…それこそ「シミュラークルとシミュレーション」などを元にして「緻密に考えられている」ことは間違いありません。(それが表現として稚拙だったとしても…です)

総合していうならばSFじゃないんじやないの?ということになります。SFの価値観によって判断しようとすると問題を履き違え破綻することになります。問題は我々は既にシミュレーションの世界にいる囚人だということです。
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“電話に出ないと帰れない“っていうのは


私も変だなあと思いました。
この電話はこれ自体VR(バーチャル・リアリティ)ですが,たしかにMatrixというシステムの中で
特定のデータ通信機能の一部なのかもしれません

でもNeo達の脳とMatrixをつないでいる実際の回線
はVRの中には物として決して出てこないのではないでしょうか?そうなるとMatrixのシステムとして
Matrixに出入りする場合の、特定の場所や方法がVR上に設定されているかどうかで出入りの際、それがどういうVR上の現象になるかが決まると思います。
それについては全く手がかりがありません。

となると、Neo側が選択した任意の場所に突然出現/消滅する事ができない理由も見当たらなくなり、Neo達から帰還のリクエストを受け取ったオペレーターが
切断処理を行った時点にいた場所で突然消えるってことで、いいことになるんじゃないでしょうか

結局、現実のダイアルアップ接続とかそういう概念を安易に映画の中に持ち込んでいて、パッと見、それなりに見えますけど、結構、考えてみると、この映画怪しい事だらけだと思います。

この映画は“緻密に考えられている“はずだ
という強い印象をなぜか刷り込まれ、ついつい考えされられて振り回されます(笑)

質問No.3262で一部同じ質問をしていますので参考にしてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。振り回されすぎてぼろぼろです(笑)。

アニマトリックスのDVDまで見ました。
NO3262見てみました。ありがとうございました。

お礼日時:2003/06/16 20:56

>マトリックスではマトリックス内に侵入して、元の世界に帰る時はなぜ電話に出ると帰れるのですか?



マトリックスのデジタルの世界では登場人物の精神体は0と1の集合体です。それはネオがもつ能力つまり1作目で最後の最後でエージェントがデジタルに見えたことから分かります。だから現実の世界の肉体のプラグを通して脳へ精神を戻すときに回線を通すのに電話が好都合ということだと思います。携帯電話でしないのは、マトリックスの世界が99年で携帯電話のインフラが発達していないので電波が途切れると精神体を戻すときに事故が起こるからではないでしょうか。
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現実世界に戻る電話がアナログ電話なのは、エージェント達に盗聴されないようにするためです。

盗聴されると元いる場所がばれるらしいです。
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離れた場所同士でコミュニケーションをとる方法というのは何があるか?というと電話ですよね。


1作目でもオフィスで封筒から取り出した携帯電話で連絡を取り合っていたことを思い出してください。
転送の原理はフォンカプラで十分かと思います。これはFAXモデムが登場する以前からあり1970年代ぐらいからある器械ですのですごく転送速度が遅いです。
今はISDN、ADSLなど高速な通信になっていますので端末からコマンドを叩いても一瞬にして文字が表示されますが、転送速度が遅いとタイプライターのように1文字が少しずつ表示されます。
1作目の冒頭でネットを検索しているシーンがありますが表示される画面は高速なのに途中から遅くなりますよね。"wakeup neo matrix has you..."この1文が違うところからアクセスされたものだということをゆるやかに表示させることで象徴させています。
それとかかってくる電話に出るということは応答するということです。おそらくMatrixの世界の中ではそれぞれがオブジェクトであり、相互にメッセージを受け取り、発信し、応答しあっているという哲学でできあがっています。これはJava言語などでいうオブジェクト指向に相当するのですが、例えば三角形を描画する場合、この描画するという機能をdrawTriangleというメソッドに記述しておき、他のプログラムから
drawTriange(200,100); //200は幅、100は高さ
などとして呼び出して用います。Matrixの世界の中で全てがオブジェクトであるならばneoもagent smithもオブジェクトです。
電話によってオブジェクトを呼び出す→応答するということと、電話=フォンカプラによる転送、つまり外部へのネットワークへの移動という遊びをやっているわけです。
Reloadedではオブジェクトではなくプログラムという言い方をしていましたが、実際にはプログラムというよりもUNIXでいうところのデーモン(Daemon)ではないかと思います。デーモンとは決められた振る舞い・動作をする常駐するようなプログラムをいいます。
ホームページの更新をされる方はFTPでリモートホストにログインすることになるのですが、このリモートホストではFTPサーバを動かしているのはもちろんですが、FTPのサービスにアクセスしてきたユーザを監視するべくデーモンであるinetdなどが見張っているわけです。
そういう意味ではMatrixは単純なVR(ヴァーチャルリアリティ)の世界ではなく、Matrixというホストであり、Agentはデーモンであるということもいえます。
フォンカプラによる転送はMatrixというホストにログインするととらえてもらう方がわかりやすいかもしれません。…となるとMatrixに入る側の人間はユーザということになります。(FTPでログインするときにユーザ名があるのを思い出してください)
またUNIXのホストではユーザの所属するグループというのがあるんですが、やはり「そこから先はネオしかいけない」とかそれぞれが役割を担っているなどとユーザの差異を顕著にしてますからUNIXにおけるユーザの概念からもヒントを得ているのではないかと想像できます。

>マトリックス内で殺されるとほんとに死んでしまうのも不思議

これは説明されているので割愛します。
No3の方がいっているのはプラセボ、フラシーボのことです。薬品の効能検査でも用いられる方法です。

質問内容とは脱線しますがMatrixで本当に扱っているテーマというのは感覚的に享受する情報によって我々は肉体を失ってしまっているということがいいたいんじゃないかと思います。選択があるのではなく「はじめにロゴス(真理)ありき」てすしね。でもロゴス号ってのはちょっとそりゃないんじゃ…と思いましたけどね。
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#2ですが、まじめに答えた自分も可笑しいけど、みんなも最高ね!金曜の夜って楽しい。

さて電話の件ですけど、どうせ仮想世界なのだから携帯電話でもいい訳で、あるいは糸電話でもいいわけで、どうして公衆電話なのかっていうことでしょう。やっぱりよくわかんないけど、なんとなく#4の方に賛成です。
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電話は現実の世界とマトリックス内とを繋ぐデバイスとして描いたモノでしょう。


普通に生活している中で、離れている相手と直接(って言い方も変だけど)コンタクトを取るのに、電話以外の方法って無いですしね。
データの転送にしても、インターネットは一般的に電話回線を利用してますし、当然の帰結だと思います。

マトリックス内で殺されると、本当に死んでしまうのは、よく言われる事ですが「思い込み」のせいでしょう。
深い催眠状態では、「これは焼けた火箸だ」と言って別の物を押し当てると、その部分が火傷を負ったような状態になると言います。(これは作り話とも言われてますが)
だからといって、肉体の方が突然心停止、脳波停止などの「死亡状態」になるのは行き過ぎだと思いますが、現実と区別できない世界で殺された事を体験したなら、精神的に死亡、いわば植物状態になる事はあり得るんじゃないかと思います。
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> マトリックスではマトリックス内に侵入して、元の世界に帰る時はなぜ電話に出ると帰れるのですか?



音響カプラーの原理と思われ。
http://www.int-connect.com/telecoupler/

プログラムだから、電話で行き来できるんでしょう。


> あとマトリックス内で殺されるとほんとに死んでしまうのも不思議です。。体は別のとこにあるのだから死なないはずと思うのですが。。

これは映画の中で説明してなかったっけ?

参考URL:http://www.int-connect.com/telecoupler/
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肉体は仮想現実ですが、精神は本物で、さらに精神と肉体はお互いに影響し、解離できないという設定だと思います。


まあ、マトリックス内で弾にあったった場合、本当の肉体には被弾していない訳ですから、「弾」は存在しませんが、被弾したという脳内の事実(第三者から見た仮想現実)が肉体に影響を与えるというところでしょうか。
問題は傷がどちらにも等しく現れるのか?
と言う辺りだと思いますが、コレはどうなんでしょうか。
「夢で怪我をしたら、起きた時同じ場所に傷があった。」なんていう話もあるようですし、精神が肉体に目に見える形で影響を及ぼすこともあるかもしれません。
どちらにしろ、脳にダメージを受ける訳ですから、虚実変わりなく影響は受けるわけです。
ネオは、「仮想現実だから死なね~」と悟った人物(救世主)ですので、aojiyさんもマトリックス世界では救世主になれます。
「電話で戻る」というのは、観念のキーワードでしょう。
きっかけが必要な訳です。
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この回答へのお礼

私でもなれるんだー。(笑)、
なんかうれしい。ありがとうございます。

モーフィアスが1でネオに説明してるシーンは確かにありますが、なんか抽象的?(ていうんですか)でなんか納得できませんでした。
モーフィアスは「脳と心と体」が1つのものだということを言っているのだと思うのですけどはっきり知りたくて。。

でもその悟りが救世主って。。なるほどー。ありがとうございました!!。

お礼日時:2003/06/16 20:53

電話はわかりませんが、マトリックス内で殺されると


現実に死ぬということはありえるのです。
心と肉体とは一心同体です。
モーフィアスが映画の中でも言ってます。
心が拒絶すれば体がそう反応するように
心が死を受け入れてしまうと実際に肉体も死にます。

簡単な例をあげると、患者が頭が痛い、頭が痛いと
言ってるとします。
ですが、検査とかしても異常はない。
頭痛が起こることはないと医者が判断した。
でも、患者は頭痛がひどいという。
そこで、強力な頭痛薬と言ってビタミン剤を
患者に渡して飲ませます。
すると、患者は薬が効いたと言って頭痛が治った
そうです。

これは実際の医療現場でもよく行われることです。
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