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水蒸気蒸留、常圧蒸留の原理を教えて下さい。

A 回答 (2件)

常圧蒸留とは圧力の操作を行わないで蒸留する方法。

連続的に原料を供給する連続蒸留と蒸留釜に原料を供給し、蒸留する回分蒸留に分けられますが、原料に熱を付け、沸点の差により分けるものを蒸留といいます。
常圧とは原則的に圧力の調整しないで行うものを指し、蒸留塔の中の圧力は圧力的には大気圧力より高い状態になっています。
水蒸気蒸留は常圧蒸留の中での一つの操作方法で、蒸留塔の中に水蒸気を吹き込みながら蒸留する方法です。吹き込む理由は、水蒸気を吹き込むことにより、蒸留塔内での各成分の分圧が低くても(蒸発しやすくなる)良くなります。水蒸気を吹き込むことによって分圧が低下し、低い温度で蒸留することが出来るように成ります。
この場合、特に注意しなければいけないことは、原料(各成分)が水に溶けないものであることが条件です。おわかりの通り、水に溶けると水蒸気として塔頂部から逃げてしまい分けることが出来なくなってしまいます。
例えば、常圧蒸留と水蒸気蒸留、減圧蒸留なぜ区分する必要があるのか。これは、原料の性状によるもので、高い温度をつけると、重合してしまうものなどがあり、低い温度で蒸留しなければならない為です。減圧蒸留も、同じ理由で低い温度で蒸留するために採用されます。
こんな説明でよろしいでしょうか。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2003/06/17 19:05

 高校生?大学生? それによっても回答が変わると思います。



【常圧蒸留】
 加熱すると,気化します。出てきた気体を冷やすと液体に戻ります。化合物によって沸点が異なりますので,混合物から出てくる気体を冷却する事で,純粋にする事ができます。

【水蒸気蒸留】
 水を一緒に気化させる事で,化合物の分圧を下がるため,低温での蒸留が可能。

この回答への補足

ん~大学生ではないんですが、専門的なことを求めています。

補足日時:2003/06/17 19:00
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