うつ病が治るということは、どういう状態のことを指すのでしょうか?
私は2年前から精神科に通院し、うつ病と診断されています。
正確には5年前に一度通院し、うつ病と診断されたのですが3ヶ月ほどで通院をやめてしまい、2年前から今の精神科に通院しています。
毎日が憂鬱で、波はあるにせよ、基本気持ちはマイナスな状態にあり、生きていることが辛いです。
興味や関心というものも薄れてしまいました。というよりゼロです。
喜んだり、心から笑ったりということをもう何年も経験していません。
何をするにも億劫に感じてしまい、行動意欲も薄れてしまいます。
決して、怠けているのではなく、やらなくてはと思ってもそうする為のエネルギーが湧いてこないという状態です。
精神科では、薬を処方されていますし、認知行動療法というカウンセリングも行っています。
私なりに病気に対してアプローチをかけているのですが、どれも効果を実感することができず、私は一生このままなのだろうかと絶望的な気持ちです。
死んでしまいたいと思うこともよくあります。
うつ病って、どうしたら治るのでしょうか?
病気と付き合いながら生きていくという考え方もあるかもしれませんが、このような状態のまま生き続けていくのは、もう耐えられません。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
うつ病期間から治癒するまでの一般的な心理状態の遷移を書きますね。
悪い状態から良い状態に順番に並べます。
重傷状態
↓・うつ病特有の偏頭痛、マイナス思考、記憶力や自信の低下に悩まされ続ける。悪い記憶がまとわりつく。死にたい気分になる。
↓・嫌なことが起きたとき、後を引くように頭痛やネガティブな状態になる。他のことに集中すると忘れられる。
↓・時々突発的にマイナス思考になるが短期間である程度平静になれる。偏頭痛は残っている
↓・嫌なこと、過去のネガティブな事を思い出すと、嫌だとは感じるが感情はコントロール出来る。
ここで大抵の場合は寛解
↓・まだ記憶力や思考スピードが戻らない。職場に行っても仕事にならない、勉強しても進みが悪い。
少しでも効率が悪いと落ちこむ。
↓・毎日毎日、ほんの少しずつ記憶力が戻る。少しずつ仕事の量が増える。
ネガティブ思考になると仕事が止まってしまうといった不安定さが残る。
↓・2,3年かけて徐々に脳機能の活動が回復し、仕事や勉強量が健康だった頃に戻り始める。
↓・自信が回復し、記憶力や思考スピードも戻る。嫌なことがあっっても自信を失わないで平気。感情も戻ってくる。
完治
途中で焦って無理をするとすぐにやり直しになりますから、新調に確実に治療しましょう。
特に医者の手を離れたあと、つまり寛解後に、勝手に自分で焦って無理して自滅する人がとても多いですから。
ご回答ありがとうございます。
やはり、焦らないことが大切なのですね。
とはいえ、まだ良い状態になれない自分と理想の自分との葛藤に苛まれ続けそうですが。
私は偏頭痛はないのですが、その他の症状は重症状態に当てはまります。
難しいとは思いますが、できるだけ焦らずに治療を続けていきたいと思います。
No.7
- 回答日時:
昔、神経症の中の離人症というものに悩ませられて、完治した経験が有ります。
14歳から32歳までの18年間苦しみの中にいた者です。生きた心地がしない日々をすごした経験が在ります。生き難い思い出すごした事があります。多分今の貴方も、生き難い想いでいることと思います。治るきっかけになった事は、2ヶ月間入院森田療法と言うものを受けた事によるかも知れません。28歳の時でした。鈴木知準先生の診療所に入院治療を受けました。その4年後の事です、32歳の或る日の事、自分の不安を、或いは自分の心に圧迫を加えている、『もう一つの自分の意識』に出会うという経験が有りました。
その時から全ての障害が消えたと言う経験が有ります。その経験から貴方に書いてみます。私が抱えていた不安は『人生に対する疑問、或いは死に対する恐怖、或いは生きてゆく事に対する、言い知れぬ不安』と言うものが心の根本に有りました。
人生に対する疑問の事です。その疑問が心に広がって、毎日が死刑執行の日と言うほど毎日『死に対して』恐怖の感情を抱いて生きていた事です。今になって思えば、誰でもそういう状況になれば『感情が湧かなくなる』と言う事が理解できます。まるでアウシュビッツの収容所で暮らしていたと『錯覚』していたような、記憶があります。
入院中に沢山の事を学びました。主に『ノイローゼは悟りを開かないと治らない』或いは『ノイローゼの一年は座禅を10年した事と同じ』と言う配慮から、禅の悟りやら、剣道の免許皆伝の話やら、弓道の極意の話やら、両手が無い老人が若い頃に辛い思いで生きてきて、今はとても幸せな心持で生きていると言う境涯に至る過程の話などです。
何も知らない、私でしたから、何の話をしているのか、又先生の話と自分のノイローゼとは、何の関係が有るかも全く分かりませんでした。先生は話の始めに『今は分からないと思うが、分かる時が来たならぴたりと分かるから、聞いておくように』と言う出だしでいつも話が始まっていました。
先生の本棚に『鈴木大拙全集』と言うものが置いて有りました、退院してからは、先生の言う生活態度を護って、暮らしていました。鈴木大拙博士の本を少しずつ買って読むようにしていました。森田療法を受けたと入っても、『自分の本当の気持ち、死が怖い』という事は先生には言っていませんでしたが、森田療法というもので、私のこの恐怖感などは治るはずが無いと、始めから諦めていました。
従って『自分の症状』の改善などできるはずは無い、と決めていました。只『生き難い想い』がこれ以上強くならない事を願っていただけでした。そうして症状の改善は諦めて過ごしていたのですが、或る日自分の『無意識の意識』と出会うという事がありました。
それ以後『ノイローゼ』になった事も、治った事も、離人症で苦しんだ事も、そういった事を『全て忘れ果てて』今は62歳になります。
貴方に言いたいとするなら、貴方が感じている症状は、『貴方が受け入れさえするなら』意識には上がってこなくなると言う事です。受け入れられない事で、貴方は意識し続けているだけと言う気がします。症状の治りとは、受け入れられない所にのみ存在しています。
受け入れた時が完治となります。心を正常にしようとしない事が、正常と知ります。心は安心を求める心が生み出した『妄想』でしかないことが分かります。元々症状は『存在していません』受け入れたくないと言う心が『受け入れようとしないために』作っていただけと知ります。
ご回答ありがとうございます。
私は私の症状に対して抗っていますので、明らかに意識しています。
抗っていますので、受け入れることができていません。
>元々症状は『存在していません』受け入れたくないと言う心が『受け入れようとしないために』作っていただけと知ります。
仰っていることはわかるのですが、私の意識の中にはすんなりと入ってきません。
まだ時間のかかることなのかもしれませんね。
森田療法についても調べさせていただきます。
No.4
- 回答日時:
こんにちは
>うつ病が治るということは、どういう状態のことを指すのでしょうか
診断基準からすれば、うつの様々な症状が改善され
日常生活(睡眠等)や社会生活(仕事、学業、交際等)を
治療を受けなくても、支障なく出来る状態だと考えます。
http://www.utuban.net/medical/standard/standard0 …
>うつ病って、どうしたら治るのでしょうか?
難しい問題ですね、勿論治療は必須条件ですが
担当する医師がクライアントに適合した治療法を選択すれば
寛解もしくは治癒になるんじゃないかと考えます。
うつ病と言っても、大うつ病性障害、非定型うつ病、気分変調症
反復性うつ病、新型うつ病?と様々なタイプがあります。
また、ハッキリとした原因も解明されていません。
医学的有効性は認められていますが、仮説に基づく治療法も多く有ります。
それから、うつ病発症のリスクファクターが各人で異なります。
http://www.pref.kagoshima.jp/__filemst__/39138/5 …
激務・過労・配転等の環境因子がリスクファクターなら
休職と坑うつ剤治療で大概の方は治癒するでしょう。
大切な方を亡くした喪失体験や結婚、出産等の環境因子が
リスクファクターなら、坑うつ剤治療とカウンセリング等の
痛みを共有できる環境が必要となるかもしれません。
思考の歪みや拘り等の気質的因子がリスクファクターなら
薬物治療と心理療法(カウンセリング、認知療法等)が必要であろうと思います。
http://utubyou.recaldent.net/genin2.html
最近、脳の遺伝子解析が進み
セロトニンの量を調整するセロトニントランスポーター(5-HTTP)の
遺伝子に多数の型がある事が報告されています。
代表的なものとして、ロング遺伝子(L遺伝子)と
ショート遺伝子(S遺伝子)が上げられます。
その組み合わせでLL,LS、SS型の多型があります。
LL型の人に比べるとLS、SS型の人の方が不安を
抱き易いと言われる研究報告が有ります。
不安因子とよばれるリスクファクターです。
日本人にLS,SS型が欧米人に比べ多いとされています。
この説も確定した訳では有りませんが。
この場合は器質的リスクファクターだと思います。
三環・四環系・SSRI,SNRI、NaSSAと様々な
タイプの坑うつ剤が出ていますが、同じタイプの坑うつ剤でも
薬の成分が違うだけで、効果が有ったり、なかったりします。
5-HTTPの遺伝子のタイプで薬の感受性が異なるとの報告も有ります。
この様にリスクファクターが人様々です。
ですから、うつ病に対する標準的な治療の他に
各人のリスクファクターを精査し、その人に合った治療法を
見つける事が医師求められるのだと思います。
疫学統計上でこの治療法はうつ病患者の何パーセントに
効果があっただけの話ではないと感じます。
ですから、寛解する方は多数おりますが
寛解までなかなか持ち込めない方がいる事も事実です。
精神医学も日々進歩しています。
将来、うつの起因がハッキリとして
画期的治療法が見つかるかもしれません。
希望を持ってください。
回復してくれば、寛解も見えてきます。
焦りや葛藤は禁物です。
人生からすれば、2~3年は短いスパンです。
天から与えられた休養の期間と考えられたら如何でしょうか。
ご自愛下さい。
ご回答ありがとうございます。
とても詳しい解説で参考になりました。
私にとって最適な治療法がどのようなものなのかはわかりません。
ただ、今処方されている薬が私にとって効果をもたらしているとは考えにくく、この点を医師と相談してみる必要がありそうです。
少しでも気持ちにゆとりが持てるような状態になれればいいのですが、正直今は希望が湧きません。
画期的な治療法が見つかればどんなにいいことかと思います。
No.3
- 回答日時:
なんとあなたはそのような状態で、認知行動療法をしているのですか?
うつは簡単に言うと、心のバッテリーが切れちゃっているんです。
だから、やりたくても動けないのは当たり前ですよ。
出来れば入院して、まず心のバッテリーを充電させてください。
体のバッテリーは一晩寝たら充電完了ですが、
心のバッテリーの充電は物凄く時間がかかるんです。
認知行動療法、よく医者が許しましたね?
あれはあるシュツエーションについて、考え考え、書きまくり書きまくりしながら物事の捉え方を修正していくんです。
今のあなたにそれは荷が重すぎではないですか?
なんたって脳がシステムダウンしてるんですから、医者はそんな重篤な患者に勧めませんよ?
もっと回復してからです。混乱をきたすだけです。
カウンセリングも早すぎです。
カウンセリングってどのようなものかご存知ですか?
臨床心理士によるカウンセリングは、カウンセラー相手に自分の事をしゃべくりまくります。
カウンセラーは、ただ聞いているだけです。
そのうち話すことがなくなった時に、自分の本音がポロリと出ます。
時には何週間もかけて、カウンセラーはその時を待っています。
でもまだ何もしません。
ようは、カウンセラーを鏡にして自己分析していくのです。
症状の主因に自分で気付いていきます。
そうなって初めてカウンセラーは何かしらアドバイスや方向性を示してくれます。
但し、精神科から見ると、症状がよほど収まってからでないと、
カウンセリングは受けさせません。
自己分析する余裕が患者にないので、かえって症状を悪化させるからです。
それと、うつからの回復は人様々です。
特にあなたの場合、一度通院やめているでしょう?
だから長くかかると思いますよ?
NO2さんのように言い切ることは出来ません。
うつのあなたに失礼な発言です!!
謝ってもらいなさい!!!
うつはある時治っていることに気づきます。
医者にもよりますが、薬を出し続けていることもありますし、
少しずつ減量させていっていることもあります。
治ったと感じたら薬を減量させ、
最後には、お守りのように、少量の薬を持ち歩くだけになります。
ただ、うつは再発しやすいといわれています。
なので、治ったとは言わず、次にうつにならないために経過を見ていきますから、
寛解した、というのが正確な表現です。
うつになると早く治そうと焦りますが、うつに焦りは厳禁ですよ。
心のバッテリーはそう簡単には充電されませんから、薬で気分を持ち上げておいて、
回復してくるのを待つ、時の流れに任せるしかない時もありますからね?
医者と相性が良い、薬が合っている。
たったこれだけである程度回復は見込めます。
ただ人により薬が合う合わないがありますから、医師も試行錯誤でいろんな薬を試します。
そしてある程度回復してから、~療法で、物事の捉え方を修正していきます。
そのうち寛解に至るでしょう。
決して焦らない、自殺しようとしないで下さいね。
ご回答ありがとうございます。
認知行動療法は知人の勧めで始めたもので、私自身カウンセリングがどのようなものかはまったく知らない状態からはじめました。
toshichan-様のカウンセリングについての話はとても参考になりました。
実際今のカウンセラーを見ているとまさに仰るとおりだと思います。
心の病気に焦りは禁物なのでしょうが、なかなか良くならないことに対しての焦燥感は否めません。
今の私の状態ではまだ認知行動療法は適していないのかもしれませんね、今度カウンセラーと相談してみます。
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