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ピアノのレッスンで和音を覚えないといけません。
感覚ではなくて、説明してください。
ちなみに、ハノンの音階です。
最後の4つくらい弾く和音です。
余裕があれば、和声立短音階と旋律短音階の違いと、旋律短音階は弾き方がなぜ二つあるのかなど沢山教えてください。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

理論でいうと、



II7一転-I二転-V7-I

になりますかね。

C Durの場合は
C-C-H-C
A-G-G-G
D-E-F-E
****D-C

F-G-G-C
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ハノンについては分かりませんので、和声短音階。

旋律短音階について。

和声短音階は音階の第7音(導音)を半音上げ、主音との音程関係が短2度となったものです。主音の地位は属音(第5音)と下属音(第4音)によって完全5度上下からサポートを受けることで確立されますが、もう一つ重要なのが直下の導音です。導音というのは名前の通り「主音に導く音」という意味で、主音に進もうとする力の強い音です。この導音の指向性のため、主音がより強力に支えられるわけですね。

音階というのは字の通り、階段と同じです。人が階段を「上がる時」、段差が大きいと上がるのが負担になりますね。音階も同じで、上の音との音程が全音(長2度)と半音(短2度)ですと半音の方が「上がり易く」なります。
先に書いたとおり、導音というのは主音を直下から支える重要な音ですが、この導音と主音の音程が全音ですと、階段と同じで上に上がりにくくなるため「主音に進もう」とする力が弱められてしまいます。自然短音階は、まさに導音と主音の音程が全音開いてしまう音階なのです。これでは導音の働きが弱くなってしまうので、その欠点を解消するために導音を半音上げて、主音との音程関係を理想的な「短2度」としたものが和声短音階です。

一方、この和声短音階の欠点は、導音を半音上げてしまったために、その下の第6音(下中音)との音程関係が「増2度(半音3個分)」という他にはない大きな開きになってしまう点です。これでは下中音と導音の間だけ異常にインターバルが出てしまうため、なめらかな旋律を作ることは困難です。そこでこの下中音も半音上げることで、下中音と導音の音程関係を長2度に納めたのが旋律短音階です。

では旋律短音階が上行と下行で形が変わるのは何故かと言えば、旋律短音階の上行形を見てみると、長音階と非常に良く似てしまっていることが分かります。違いはただ1点、第3音(上中音)と主音との音程関係が長3度か短3度か、というだけで、音階の他の6音は全く一致してしまいます。これでは折角短音階という長調とは異なる個性を売りにする短音階の長所が薄まってしまうため、下行形のみ自然短音階と同じにして長音階との違いをはっきり際立たせよう、ということです。
階段でも上がる時は段差が気になりますが、降りる時はあまり気にならないですよね。音階も同じで、下行する時は主音との音程関係が全音に開いても問題ないわけです。

結局のところ、短音階というのは、音階としてあるべき「理想形」からはずれた(理論的に欠点を持った)音階といえます。その点、長音階はあらゆる点で理想的な音階です。
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