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1歳半になる息子が先日「腎盂の拡張」=「水腎症」と診断されました。
今回見つけられたのは偶然で、今までに原因不明の熱がでたりはしてません。

『排尿性膀胱造影』と『腎利尿レノグラム』の2つの検査を終え、結果待ちの状態です。
もし手術になれば転院しなければなりません。
その場合、転院した病院でまたイチから検査をしなおすものですか?

『排尿性膀胱造影』の検査がが終わって出てきた先生に「逆流も見られず異常はなかったです」と言われました。
コレはつまり『尿管逆流症』ではないということですか?
そして『尿路感染症』にはならないということですか?
『排尿性膀胱造影』の検査でわかることって逆流の有無の他に何ですか?
『腎利尿レノグラム』の検査でわかる事は左右の腎臓の機能のがどうなのかということと、尿路の細い場所がわかるということ以外にわかることは何ですか?
その検査で『腎盂尿管移行部狭窄』がわかるということですか?

これらの検査で原因がわからなければMRと言われています。
原因がわからない場合ってあるんですか?

次回、検査の結果を聞いてくるのですが、気をつけて聞かないといけないポイントってなんですか?
今の私たち夫婦は、『わからない事』が『わからない』ので、先生の説明が全部の見込めません。
後になってから、これを聞けばよかった等思ってしまいます。

ネットで色々な情報を入手しても、情報量が多く頭の中で整理がつかず途方に暮れてしまい質問させていただきました。

A 回答 (4件)

放射線技師です。

一応、普段どちらの検査にも立ち会っていますが、医師ではありませんので、「そういうこともあるんだー」くらいの気持ちで読んでいただけるとありがたいです。

>転院した病院でまたイチから検査をしなおすものですか?
基本的に、現在通院されている病院からの紹介で転院するのですから、検査結果などの診療情報は全て転院先に提供されます。
そのうえで、さらに必要な検査があれば、行うことになります。

>『排尿性膀胱造影』
膀胱に造影剤を注入し、さらにそれを排尿させます。このとき腹圧がかかり、正常であれば尿道を通って排泄されますが、何らかの原因で、腎と膀胱をつないでいる尿管の方に逆流する現象がないかどうかを見ます。
お子さんの場合、すでに水腎症になっているわけですから、これが、膀胱に流れなくて腎にたまっているのか、はたまた膀胱から逆流してたまっているか、(またはその両方か)を判断したかったのだと思います。
今回は、逆流が見られなかった、ということで、「膀胱尿管逆流症」は否定されたようですね。逆流がなければ、おっしゃるとおり、尿路感染は起こしにくいです。ただし、あくまで逆流がある人と比べて、です。水腎症でない人でも尿路感染を起こすことはあります。
さらにお子さんは、水腎症を起こされていますので、尿の流れが悪くなっており、尿が停滞する時間が長い状態ですし、可能性は全くゼロではありません。

>『腎利尿レノグラム』
微量の放射線を出す、腎臓へと集まるお薬を血液中に注入し、それが腎で濾されて、さらに膀胱へ流れていく様子を時間を追ってみていく検査です(つまり、放射能の量が、血中→腎→膀胱へと移行していく様子を見ていきます)。
血液中に入ったお薬は、通常すぐに腎にとりこまれますが、腎の機能自体も落ちていれば、なかなかお薬が血中から腎に移行しません。この時点で、左右の腎がどれだけずつお薬を取り込んだかでそれぞれの機能を見ることができます。
水腎症になっている腎は、すでに濾過機能を失っている可能性もあります。その場合、血中から腎へお薬の移動が見られませんので、無機能腎、という判断ができます。
さらに、このお薬が膀胱へと移動していくのですが、水腎症の場合、多くは尿管のどこかが閉塞していることが多いです。このとき、本当に閉塞しているのか、または狭いだけなのかをみるために、途中で利尿剤を投与します。それまで膀胱にお薬が移動しなかった場合でも、利尿剤を入れると途端に流れ出すことがあります。
ちなみに、質問者様のおっしゃる通り、ある程度の場所は分かりますが、レノグラムは、あくまで機能を見る検査であって、CTや、MRIのような詳細な形態画像は得られません。ただ、尿管には、「生理的狭窄部」といって、比較的狭くなりやすい場所が三つあります。「腎盂尿管移行部、総腸骨動脈交差部、尿管膀胱移行部」というところです。小さいお子さんの場合は、「腎盂尿管移行部」の狭窄が多いですので、この場所かどうか?という程度なら分かります。
厳密に場所を確定させたい!という場合には、CT、MRIを撮るかもしれません。

多くの場合(特に、腎盂尿管移行部狭窄による水腎症)は、このふたつの検査と、超音波検査である程度の診断がつくことが多いです。
前述の通り、小児の水腎症は「腎盂尿管移行部狭窄」が多く、その6,7割を占めるようですが、それ以外だと尿管内の腫瘤、異所開口尿管、尿道弁の異常等、多岐にわたります。この場合はMRIや、更に別の検査が必要となる可能性があります。


気をつけて聞いておいた方が良いこと・・・難しいですね(苦笑)
まずは、当然ですが診断名でしょう。
それから、どちらの腎がどれくらいのレベルの水腎であるか、反対側は正常であるのか。それから、水腎症の原因。
医師は紙に図を描きながら説明してくださることが多いと思いますので、その紙をできればもらって帰ってくることをお勧めします。
ですが、質問者様は、こうやって、分からないことを後から文章にできていますので、そこまで力んで行く必要はないのでは?と思います。
後から「これも聞けば良かった!」となっても、次に病院に行くときに聞けば良いのですから。

長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。
お大事になさってください。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

逆流症ではないということは尿路感染は起こしにくいということなのですね。
ネットで色々と検索していると、尿路感染により腎臓の機能が落ち手術になるお子様が多数いらっしゃったので、そこが一番気になっておりました。
そして普通の人でも尿路感染になるということを知って、気をつけなければならないなと思いました。

『腎利尿レノグラム』はどういった経緯で調べるのかを漠然と知ってはいたのですが、こんなに詳細に教えていただいたのでとてもわかりやすく理解できました。思わず「なるほど!」と声に出てしまいました。
厳密に場所を確定させたい場合や「腎盂尿管移行部狭窄」以外の場合にMRIを撮るのですね。

質問文に記載するのを忘れておりましたが、左の腎臓がレベル3で、右もほんのすこーしだけ開いてると聞いておりました。
・・・が、これもネットで見てみると、このレベルも0~4段階とおっしゃってる方や、1~5段階とおっしゃっている方がいらっしゃったり、「逆流はレベル○」と言うように書かれている方も居て、『レベル○』というものは何を指すもの??と更に疑問になってしまったところです。。
次回先生に聞こうと思います。。

『わかってない』ので、トンチンカンチンな質問をしていたかもしれませんが、とてもわかりやすく私の疑問にお答えくださりありがとうございました。感謝いたします。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/04/05 10:54

こんばんは、No1です。


レベルの話が出てましたので、一応説明させてもらいますね。
水腎症は五段階のレベル(グレードともいう)に分けて判断します。
一般的に使われているグレード分類は、

grade 0:腎盂が確認できない
grade 1:軽度に腎盂を認める
grade 2:拡張腎盂は腎内に限局。腎盂拡張はない
grade 3:拡張腎盂は腎外まで進展。腎杯も拡張(腎杯拡張がないものはgrade 2)
grade 4:腎盂腎杯の拡張高度。実質の厚さは菲薄化

0~4で使う場合が多い(というか、私の周りでは0-4)ですが、人によっては1~5という人もいるのかもしれませんね・・・。
数字の違いより、そのときの腎盂の状態が大切ですから、それを理解していれば大丈夫だと思います。


>「逆流はレベル○」・・・
水腎症のグレードと同じように、逆流も五段階評価があります。水腎症とは別に評価します。というより、逆流によって水腎症になった場合の分類、という感じです。これも一応書いておきますね。

grade I:尿管のみへの逆流
grade II:尿管、腎盂、腎杯まで逆流があるが、拡張はなく腎杯の形は正常
grade III:尿管の軽度~中等度の拡張や蛇行、腎盂の軽度~中等度の拡張はあるが、腎杯の鈍化はないかあっても軽度
grade IV:尿管の中等度の拡張や蛇行、腎盂腎杯の中等度の拡張がある。腎盂辺縁角は完全に鈍化しているが、大部分の腎杯乳頭部の形態は保たれている
grade V:尿管の著明な拡張と蛇行、腎盂腎杯の著明な拡張がある。大部分の腎杯乳頭部分の形態は消失している

こちらは、国際分類で規定されていることもあり、1~5で使うのが基本です。0~4と使う方はいらっしゃらないと思います。

専門用語が増えてしまって申し訳ありません・・・。
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この回答へのお礼

再度回答ありがとうございます。

このレベルのお話を先生に聞いたとしても、その時は理解してもきっと帰ってきたらどれがどのレベルかを忘れてしまうに違いありません。
そんな内容のお話をこうやって詳しく丁寧に記載して下さりありがとうございます。

そしてやはり逆流のレベルのものとは違うものなのですね。
これら2つのレベルの話がわかると、他の人の話(掲示板などでの話)を読む時に理解度が深まりますし、先生に質問する時にも、まともな質問をすることができそうです。

正直、今回ネットで水腎症を調べていて、専門用語ももちろん知らない話ばかりなので、頭の中がごちゃごちゃになってしまって、スムーズに頭に入りませんでした。

ここで質問したお陰で、頭の中の整理がついてきました。
何度も回答ありがとうございます。


余談ですが、この内容のものはネットで探しても見つかりませんでした。(検索が下手なのかもしれませんが・・・)
きっとこの回答は前回の回答も含め、これから水腎症を検索される方にとって「目から鱗」的な回答になる事だと思います。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/04/06 19:22

お礼をありがとうございます。


長男の担当医は、「水腎症が4,5なら即手術だけど、1,2なら経過観察が多く、3の場合にはケースバイケースなので…どっちがいいですか?」状態でした。
で、長男の場合には既に尿路感染症を繰り返していたことで手術が決定したわけですね。

ちなみに次男は1未満…ほとんど正常状態で生まれてきたので、生後半年くらいでほとんど視認できなくなるまで「原因?そこまでまだ検査しなくていいよ」と言われて長男のついでに毎回エコー覗いてもらっていた程度です。

実際のサイズとして「何センチメートル」という聞き方は、一見わかりやすいですが、子どもの成長とともに腎臓そのものも普通に成長しますから、できれば5段階のうちのいくつ~という状態で聞いた方があとあと判断は楽かもしれません。
つまり、「正常の腎臓だと何センチくらい、今の腎盂はどのくらい」という聞き方じゃないとお子さんの例として正常値と比べての判断は難しいということですね。両方合わせて聞くのがいいってことです。

ネットでもいろいろ情報を集めているようですが、MixiにもしIDをお持ちでしたらそちらでも関連コミュを探してみるとよいですよ。水腎症関連コミュや逆流症関連コミュもあり、大人になってから病気が見つかった人や胎児の時にすでに水腎症がわかった赤ちゃんを持ったママ、水腎症がなくても逆流症と付き合っている患児を持つママなどいらっしゃいます。

転院を想定しなければならない状態というのもなかなかストレスがたまりますよね。
私も、手術が終わった後でしたが引っ越しによる転院があったのでお気持ちは想像がつきます。
同じ地区に住んでいるコミュのメンバーなどがいれば、情報も集まってくるかと思います。
頑張ってくださいね。
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この回答へのお礼

再度回答ありがとうございます。

水腎症について色々と調べていて気が付いたのですが、兄弟が同じ水腎症になられている方が多いような気がします。
回答者様もそうなのですね。
でも症状が軽かったようなので何よりです。

何センチという聞き方だとそういう難点があったのですね。。
次回、先生に詳しく聞いてみたいと思います。

手術の場合、転院しなければならないと聞いたときは少なからずショックを受けました。。
今通っている病院でさえ1時間半かかります。
更に転院した場合となると・・・2時間半になるのでは?と思っています。(私の運転だと・・3時間?)
余談ですが、住んでいるところは産科もないので、妊婦の皆さんは近くて1時間ちょっとかけて産科に通っています・・・。

MIXで検索もしてみますね!
ありがとうございます。

お礼日時:2010/04/06 19:11

こんにちは。

うちの9歳の長男も水腎症でした。
生後1ヶ月半の時に、尿路感染症からくる発熱で水腎症がわかり、そのあとの一連の検査で、まさに膀胱尿管逆流症であることがわかって手術をした経歴をたどっています。

まずは、水腎症がどのくらいの大きさであるか聞かれたでしょうか。
多分、何センチ、もしくはレベルいくつ、という評価をされているかと思いますが、もし聞き逃しているようでしたら聞いてみるといいですよ。
今後も、水腎症が大きくなりつつあるか(もっとも、その時ぼうこうに尿が溜まっているかどうかなどでも多少大小の違いが出るようですが)の目安になります。
レノグラム、シンチグラムなどの検査での腎機能の評価も、気になるところですよね。

そして、原因ですが逆流の他に狭窄が原因のお子さんも多いようです。水腎症というのはそもそも「尿が溜まって腎盂が膨らんでいる状態」を指すだけですから、尿の流れを阻害する他の原因でも起こり得る可能性があります(例えば後天的には、尿管結石など)
それらは、これからの検査で分かってくることも多いと思いますよ。
尿がそこに溜まっている状態、ですから、そこで雑菌が繁殖すれば尿路感染症になり得ます。でも#1の回答にもあるとおり、免疫力が落ちている状態でしたら普通の人でも尿路感染症になります。ただ、「なりやすい」だけです。


水腎症の大きさ、腎機能の評価次第ですが、尿路感染症を起こしていなくて水腎症が中程度までの大きさでしたら、経過観察が多いんだけど、と長男の担当医は言っていました。
長男の場合、両方の腎臓に水腎症を持っていて、レベルは両方とも3、逆流症も中程度。
1歳までは経過観察の予定でしたが、3回目の尿路感染症で腎機能の低下が心配されると言われて生後5ヶ月半で手術を受けました。

長男が手術を受けたのはもう10年近くも前のことで、当時はまだ難病扱いで小児慢性疾患の対象でしたが、今はだいぶ新しい治療法もあるようですので、まずは担当の先生に色々突っ込んで聞いてみるといいです。
例えば、水腎症の大きさがどのくらいになると手術になるのか、腎機能の点からいうとどうか、手術をした方がいい場合にはおむつはずしのあとがいいか前がいいか。

うちの息子は、小4になりますが手術をしたあとは尿路感染症の再発もなく、今は体育が一番得意なやんちゃ小僧になっています。まずは落ち着いて、いろいろ情報を入れてみてください。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

回答者様の息子様も水腎症だったのですね。
しかも10年近く前は小児慢性疾患の対象だったのですね。

質問文に書き忘れたのですが、左の水腎症のレベルは3と聞きました。
・・・が、ネットで色々と検索していると、レベル0~4とおっしゃってる方がいたり、レベル1~5とおっしゃっている方がいたりで、今回言われた「レベル3」とはどの段階?と疑問になり、更に「逆流のレベルが○」と書かれている方がいて、私が言われたレベルとは別々のもの?とわけがわからなくなってしまいました・・・。
何センチとして聞くこともできるのですね。次回先生に聞いてみたいと思います。

ちなみに、この新年度で先生が転勤になり、次回の検査結果を聞きに行く時は別の先生になってしまいました。
前の先生は「レベル3なら手術するんじゃないかなぁ?でも、検査の結果がでて、新しい先生の判断を・・・」と言われてしまい宙ぶらりんな状態です。
きっと先生によっても判断は違うものなんですね・・・。

今回、本当に偶然見つかったので経過観察という判断になって欲しいと思う反面、回答者様の息子様のように手術後には元気になっている方が多いので、早期に手術をして完治したほうがいいのでは?と手術に対しても前向きに考えられるようになりました。

経験された方の回答は参考になりありがとうございました。
感謝したします。

とにかく、次回の検査結果を受け止めてきたいと思います。

お礼日時:2010/04/05 11:17

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