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 ウィキペディアで「新中間層」という単語を調べたら下記のように書いていました。
 前略…
地球上で社会主義政権が誕生した地域は、例外なく植民地・従属国であり、先進国革命が実現した例がないことを考えると、ベルンシュタインの予言が正しかったとも言える。
 ……
 地球上で社会主義政権が誕生した地域は、例外なく植民地・従属国であるとなっていますが、旧ソ連ですが、社会主義になる前は植民地・従属国だったんですか。
 ご存じの方教えてください。

A 回答 (7件)

漫談です


帝政ロシアの工業資本のうち、4割弱が外資の物でした。ただ、収奪されているのともちがうので、植民地とはいえないでしょう。

で、革命なのですが、ロシア革命、非常に大きな出来事でしたが、終わってみてみると、指導者層は共産党と労農赤軍となりましたが、その下の構造は変わっていなかった、つまり、クー・デタの大規模バージョンだったという見方ができます。革命は下から体制が全て転覆するのに対し、クー・デタは上層部だけでの、暴力的行為をともない流血もあり得る、民意を問わない(民意に沿っている可能性はある)政権交代、だからです。

マルクスは、ドイツか英国で革命が起きることを前提に、研究をしていました。大英図書館に通いつめ、ドイツ語で論文を書いています。

先進工業国で労働者階級が生産手段を階級闘争の後に暴力で奪取し、プロレタリアート独裁を経た後、国家の死滅による全階級平等化、がマルクスの「夢」でした。工業をにぎっていれば、それすなわち先端技術と社会インフラの基盤(を整える手段)も握ることになります。
しかし、現実はロシアという農業国で彼の理論を使った政権奪取がおこってしまったのです。

ロシアは小麦の輸出で成り立っていたわけですが、共産革命やったせいで、買い手がいなくなります。外貨が途絶えると、完全に自立してはいなかった工業も衰えます。社会インフラの整備は遅れます。しかし、都市は生きるために農村から食料を調達しなくてはなりませんが、見返りを農村に与えられない。地主・農民は当然怒ります。一時的に農村に、自由主義市場で商売を許可します(ネップ)。が、共産主義のはずなのに貧富の差ができてしまった。おかしい、と怒る人がでます。儲けた人を弾圧する。ソ連は強制収容所という発明をしました。このような悪循環しているうちにレーニンが死に、スターリンの独裁がスタートするのです。
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この回答へのお礼

ご返答どうもありがとうございます。
しっかりと授業を受けさせていただいた感じです。
とても勉強になりました。
ありがどうございます。

お礼日時:2010/04/09 00:33

元々いらない記載なのだから、少し変えても無意味ですよ。

^^

出典はバブルピークのホワイトです。(永年雇用)
現在はホワイトでも簡単に自殺します。(完全実力主義)

まず、中間層と日本経済をしっかり認識して定義付けねばなりません。

ベルンシュタインは

雇用条件の改善に伴い、
中産階級が発生したので革命は不要だと論じています。

中産階級の発生後、先進諸国では共産革命が起きない所を見ると、
ベルンシュタインは正しかった。

のであり、
「マネー」が雇用と資本主義を浄化した。
は大きな間違いです。

また、資本主義が勝つなどとは誰も予言していません。

人工衛星の打ち上げに負けたアメリカ人はショック症状が起きます。
(世界一裕福で、世界一技術があって。)

米国は共産拡散を防ぐ為にココム規制やNATOを結成します。

放置しておけば活動家が必ず勝つのは自明な事です。
餓死寸前まで追い込んだ末の勝利です。(経済封鎖活動。)

これは自滅ではありませんし、自浄とも言いません。

また、マルクスは間違ってはいません。

マルクスの警告を礎に、労働基準法や独占禁止法などの厳しい罰則を設け、悪質な資本化から物言わぬ労働者を守る為に日々「監督」しています。(管理主義)

これらは、自由民権運動者などが命を省みずに勝ち取った物です。
(権利)

元がいらない記載なのだから、変えるエネルギーが無駄ですよ。^^
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この回答へのお礼

ご返答どうもありがとうございます。
経済の勉強までさせていただきまして、とてもためになりました。
ありがとうございます。
みなさま、また宜しくお願いしたします。

お礼日時:2010/04/09 00:39

No.5です。


余談ですが、ドストエフスキーだとかトルストイだとかの19世紀ロシア文学をちょろっと読むと、あまり歴史を知らなくても、植民地どころか皇帝がいて貴族や旦那衆がいて、ちょっと前には農奴解放というのがあったらしい・・・・・、とかいうのが分かりますよ。
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同じウィキペディアで


ソ連の歴史→ロシア革命→ロマノフ朝→ロシア帝国
と辿って行ったら宜しいのでは。

他の方がおっしゃっているようにウィキペディアは記事に不足や間違いがあることがあるので、鵜呑みは禁物です。
参考としては便利ですが、他でも調べてみる必要があります。

No.1さんがおっしゃっているのは、「タタールのくびき」でしょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7% …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
面白そうです。早速調べてみます。

お礼日時:2010/04/09 00:35

はじめまして



社会主義革命前の帝政ロシアはれっきとした独立国です
第一次世界大戦前の帝政ロシアの経済状況を見ると
工業化に関しては20世紀に入って急速に発展していました

近代経済史では
同時期では次のような区分されます
中心工業国・・イギリス、アメリカ合衆国、ドイツ、フランス
(ベルギーも含まれる場合がある→イギリスに次ぐ第二の産業革命国であるから)

周辺工業国・・ロシア、イタリア、日本、オーストリア・ハンガリー、北欧・中欧諸国、カナダ(イギリス自治領)

周辺従属地域・・その他の地域

ロシアを含む周辺工業国の中心工業国との違いは
・工業化の遅れ
・高度な生産技術、資本財、資本輸入を中心工業国に頼った
(例えば日本は第一次世界大戦前の松方財政政策によりイギリスなどに対する多額の対外債務があった)
・重工業も発展過程にあったが、中心工業国との競争に耐えうる輸出工業製品は軽工業製品
・露伊日などは工業化にかかる多額の資金には農業ファンドを投入せざるを得ず、農民に重圧がかかった

ロシアが従属?的な状況をあえて推測するならば
鉱工業の多くが中心工業国の海外資本に押さえられていたこと
石炭はフランス資本
石油はイギリス資本
化学工業はフランス資本とドイツ資本というように

他には上記で述べたように資本財生産が弱いこと、高度な工業製品は中心工業国から輸入していたこと
ロシアの機械製品の2分の1、工作機械の3分の2が輸入だった
(日本も例外でなく、第一次世界大戦後でも高品質な銑鉄は英領インドから輸入し、工作機械の多くをアメリカに依存していた)

長々と長文失礼致しました
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この回答へのお礼

ご返答どうもありがどうございます。
経済的な面は他国に頼ったところはあるかもしれませんが、政治的な面では従属というわけではなかったんですよね。
ありがとうございます。

お礼日時:2010/04/09 00:30

まぁ、wikiですから、正確性はそれほど信用しないほうが良いです。

特にソースが載っていない場合は疑った方が良い場合の方が多いです。

> 地球上で社会主義政権が誕生した地域は、例外なく植民地・従属国であるとなっていますが、旧ソ連ですが、社会主義になる前は植民地・従属国だったんですか。

Noです。
ソ連が成立する前は、帝政ロシア時代です。第一次大戦の主要国の一角を占める列強の一国です。1900年ころからは鉄鋼や石油の生産量において世界でトップクラスでした。その後、第一次大戦中におこった革命でロマノフ朝が倒れるまで、列強の地位を維持しています。

もっとも、社会・経済的には、当時の最先進国であるイギリスには一歩も二歩も劣っていました。
例えば農奴解放は1860年ころの話であり、日露戦争前夜ですし、ロシアに国会が作られるのは日露戦争後です。
日本よりも15年ばかり遅いですが、そこまで遅いというわけでもありません。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。
自分がそうなんじゃないかなともやもやしていたことをとても分かりやすく解釈して下さいました。
ありがとうございます。

お礼日時:2010/04/09 00:17

はい、そうです。


今からたった約600年ほど前まではモンゴルの植民地というか従属国です。

過去に植民地又は従属国になった国はアメリカ、イギリス、日本、その他諸々と結構豊富です。
というか、征服されてない国を探す方困難です。
ですので、地球上のどの国に社会主義政権が誕生しようとも「例外なく植民地・従属国であった」といえてしまうわけですがね。
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