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ある問題集でこのような問題がありました。
「タンパク質をコードする領域でない遺伝子(プロモーター、オペレーター等)に起こった突然変異Aとタンパク質をコードする構造遺伝子に起こった突然変異Bについて考える。これらの変異をシス、トランスの組み合わせにしたとき、相補性はみられるか」

この答案はシスの場合相補性は見られるが、トランスの場合は見られない
となっていました。
AとBは互いに違う部位における変異なので、どちらにしろ相補性を持つのではないかと思ったのですが、違うようです。
詳細な解説をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

1個のタンパク質を見たとき、


変異Bだけでもタンパク質の活性に問題が起こり、
変異Aだけでもタンパク質の発現に問題が起こります。
シスの場合はA,B共に一方の染色体あるため、
もう一方の染色体では無傷=相補性が見られますが、
トランスの場合は両方の染色体において
AまたはBの変異を持つため
いずれも活性or発現の異常が起こり
相補性は見られません。
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この回答へのお礼

シスの場合は相手の無傷な染色体で補えるから問題なく、トランスだと補うことができないから相補性がない、ということでしょうか。
とてもわかりやすい回答をありがとうございます!

お礼日時:2010/04/09 05:04

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