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非常に感覚的な質問なので汲み取りにくいかと思いますが、
ご意見をお聞かせいただけると嬉しいです。

少年ジャンプで連載中の「ナルト」についての私見なのですが、
なんというか、いつまでたっても「漫画」がうまくならないなあと感じてしまいます。

絵の上手い下手とか、話の面白いつまらない、ということではなく、
「漫画になってない」と感じるのです。
非常に感覚的なもので、自分でもうまく説明出来ないのですが、
他の読者様はどんな風に感じているのだろうと気になり、質問させていただきました。
具体的に例を挙げますと、

書き文字が効果的に見えない
流線、集中線がどこでも均質で、必要にあった強弱が感じられない
描き込まれているのに何となく画面全体がスカスカして見える
人物の線が生きてない、というか背景も
背景の密度があるのに説得力が感じられない
全体的にテンポが悪い
特に戦闘シーンにスピード感、緊張感がない

などです。
いつまでたっても新人の漫画のようだ、というのが私の感想です。

また、先にも書きましたが、
絵の上手い下手や、話の面白いつまらないということではない、という点をご理解いただきたいと思います。

そう言うことではなく、こう…、バンと見せられた時に、
物足りなく感じるというか、新人の様に見えるというか…。

「ナルト」がどう見えているか、皆様のご意見お聞かせください。

A 回答 (4件)

NARUTOの作者は、単行本コメントなどによるとどうやら


アニメ>漫画であると考えているようです。
そこから、おそらく原作も"漫画でアニメをやる"事を
意識しているのではないかと思います。

NARUTOの構図、コマ割っていうのは漫画のそれではなく
アニメの絵コンテに近いものになっているからです。
もし興味があれば絵コンテの演出技法みたいな本を読んでみてください。
NARUTOの構図と重なる部分がかなりあると思います。

ただ、アニメでは映像を映す時間でテンポをコントロールするのに対し
漫画だと1コマのカットを入れてしまうとそれはあくまで1コマとして扱われます。

極端な例を上げるなら、アニメが1秒間に10枚の絵を映したとします。
それは"一瞬"に感じるでしょう。
しかし、漫画で10のカットを見せるにはには最低でも
1ページはまるまる必要です。10コマが描かれた1ページは、
読者にとって絶対に"一瞬"とは受け取られないですよね。
作中における一瞬として表現する事は可能でも、
読者の体感時間はあくまで"1ページ"になってしまうのです。
そういったカットがいくつも入ると作品全体のテンポが悪くなるのは必然です。

絵自体も、アニメを一時停止したような絵になって
昔よりも躍動感が無くなっています。
描き文字が効果的でないのも、アニメでは描き文字など
滅多に使われない事を考えれば必然であるように思います。

個人的には岸本は漫画とアニメは別物であるにも関わらず、
アニメへのコンプレックスから漫画での挑戦を放棄していると思っています。
もう完全にアニメ原作として描いている、その結果があれなのでしょう。
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私もそれを感じていました。


ただ自分が好む漫画家が描き込みが多いタイプなので、そのためかと思っていましたが同じような感覚をお持ちの方がいらっしゃったんですね。

私も「ナルト」はエンタメとしてはとても面白いし、絵も上手だと思います。
ただ迫力が足りないんですよね。
私が思うにアングルであったり、描線の強弱があまりにないからではないかと。
ガマ親分や人柱力を食べる目隠しの像(?)など巨大キャラクターが巨大に見えないのは、思い切った描画が出来ていないからだと思います。
もちろん映画のようなコマ割がいいというわけではないですが、なんだかナルトという世界観の割りに小ぢんまりと落ち着いてしまっている感じで。
私は新人というより枠にはまってしまった印象が強いです。
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最近久しぶりにナルトを借りて読んだのですが、たしかに質問者さんのおっしゃることは分かります。


お話は面白くて続刊が出たら読みたいと思ったのですが、視覚的に楽しいかと言うと微妙なところだと私も感じます。(ナルトという漫画自体は好きです)
描き込みが少ないわけではないのに全体が白っぽくて、のっぺりした感じがしますよね。ページを開いた瞬間に目を引きつけられるような、そういう魅力的なイラストやコマが少ないと言うか……。絵的なメリハリがうすいのかもしれません。
思い返してみると、『絵』としての印象的なシーンはこれと言って記憶に残っていませんね。
数年前にナルトを自分で買って読んでいた時も同じことを感じていましたが、この間読んだ時もたしかにその通りでした。

これが作風なのだと思ってきましたが、仮に『漫画家としてのレベルが上がっていない』として、その理由を考えてみると、それは分業作業に原因があるのではないでしょうか。
実際ナルトの作者さんがどのように漫画を描かれているかは分かりませんが、ジャンプなどの連載はたくさんのアシスタントを使っての分業で作画が行われていると聞きます。その分業がかなりシステマティックなものになると個人がやることは限られてきますし、そのため作者の『漫画全体』としてのレベルアップにはつながらない……ということではないかと考えたのですが、どうでしょうか。

ただ私は漫画家のして及第点に達していない、とは思っていません。
全くの素人の私でさえ「これ、読者からお金をとってる商業漫画としてどうなんだろう……」と思ってしまうものはたくさんありますから。

ちなみに、最近の漫画には全然詳しくないのですが、『漫画』として上手いと思うのは「鋼の錬金術師」や入江亜紀です。『漫画として』からだと少し外れますが、山田章博も好きです。読みやすさは別にして、見ていて純粋に楽しいです。
こういう感覚の持ち主の意見です。参考になりましたら。
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参考にしたいので、漫画がうまいと思う漫画をおしえてください。

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この回答へのお礼

今回の質問は漫画がうまいと思うというより、最低限超えていてほしいラインに達していないかに見えるという話になります。
現在少年ジャンプで連載されている中から挙げると、
LOCK ON!
賢い犬リリエンタール
が私の感覚としては当てはまります。
新人独特の、なんていうんですかね…新人ぽさというか。(まんまですが
大抵は単に描き慣れていないことが原因で、1年も描けば薄れていって、気にならなくなるんですが、ナルトは10年近いですから…。

味だと言われてしまえばそれまでかもしれませんが…。

お礼日時:2010/04/12 16:54

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