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心理系大学院(実験心理学、特に認知心理学)受験のおすすめ参考書を教えてください。

現在ほぼ独学で心理系大学院受験のための勉強をしております。

有斐閣の辞典とヒルガードの原書は持っています。
網羅的な概説書で、大学院受験対策におすすめのものがありましたら教えてください。

臨床心理士指定大学院受験の情報は結構ネット上にあるのですが、
実験系はあまりないように見受けられた為ここで質問させて頂きました。

よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

全体的な概説書に関しては、とりあえず欧米の分厚いテキストが一冊あれば十分です。


ヒルガードをしっかり読み込みましょう。

認知心理学の概説書も色々とありますが、こと実験系志望者の院試に関して言えば、どれもあまりお薦めできません。
東大・京大のような大きいところは別として、大抵の大学は基礎系の教員数が少なく、さらに「認知」となるとせいぜい2人がいいとこです。
その場合、すべての分野を網羅するよりはその教員の専門分野(注意、言語、記憶など)に集中した方が効率的だからです(これは専門外のものは出ないという前提ですが、あくまでも私の推測です)。

また、大抵のテキストは、執筆者の専門分野の事しか書いていませんので(特に4人以上の共著のもの)、どうしても内容が偏ります。
一例を挙げますと、朝倉書店の「朝倉心理学講座」シリーズには『認知心理学』がありますが、そのほかに『感覚知覚心理学』や『言語心理学』といったものもあります。
当然、前者の中に後者2つの内容は含まれていませんが、それは今の認知心理学全体を考えると不自然ですし、後者を専門とする「認知心理学担当教員」がいても何の不思議もありません。
逆に言えば、志望校の先生が書いている書籍があれば、まずそれを読むべきです。

あとは統計関係の書籍も読んでおくといいでしょう。
こちらは村井潤一郎先生の本なんかがとっつきやすいと思います。
それとたぶん研究計画書を用意する必要もあると思いますので、「心理系論文の書き方」のような本に目を通して参考にされるとよいでしょう。

本当は、学部でじっくりと「人を対象にした実験」のやり方を学ばれた方がよいなと思うのですが。
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この回答へのお礼

詳しく丁寧にご回答くださってありがとうございます。
そうですね、確かにもう志望校を絞って勉強していった方が良い時期かもしれません。

大変参考になりました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2010/04/25 16:28

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