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停電作業と、それによる電気製品の故障の関係について教えてください。

保安管理業務に従事しているものです。

通常停電作業を行うとき、絶縁抵抗測定ということで、
配電盤のブレーカーを一個ずつ切ってメガー測定を行いますが

メガー測定や清掃、リレー試験も終わり、いざ、復電準備に入
るとき、僕の会社では、ブレーカーを切ったままPASを投入して、
電圧確認後、ブレーカーを投入する人と、ブレーカーを先に入れて
おいて、それからPASを投入する人に分かれます。

後者の方の意見を聞くと、後からブレーカーを投入すると投入
した際のちょっとした火花(アーク?)が“過度過電圧”となって、
これが電気製品の基盤に使われているトランジスタやダイオード
といった半導体を損傷させ、製品を故障させる恐れがあると言っております。
ブレーカーを入れたままPASを投入すると、PASでも火花が発生はしますが、
その影響はトランスの二次側までは及ばず、それで機器の故障は起こりづら
い。だから電力停電では、電気製品の故障率が低いが、年次点検では
復電後、ブレーカーを入れるから逆に故障率が高くなると入っておりました。

そのように教えられましたが、後者の件に関しては、なんの資
料もないので、それが正しいのかどうか判断ができません。
実際のところはどうなんでしょうか?

A 回答 (9件)

過渡現象について判りやすく説明してあるのを探しましたので紹介しておきます。



開閉サージのメカニズム→http://denkinyumon.web.fc2.com/denkinokiso/kaihe …
いずれも遮断時に発生すると説明されています。

コイルによる過電圧発生の理論的説明→http://blog.goo.ne.jp/commux/e/68732accd0de81113 …
これもまた電流遮断での説明ですが、それよりもアークそのものが原因ではないということです。
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この回答へのお礼

たくさんのご回答ありがとうございます。
みなさんのご回答のおかげで、何に着目すれいいのか見えてきました。

まず、電子機器を入り切りするときに発生する、コンデンサまたは
コイルに蓄えられていたエネルギーによる、過渡現象。
それと、もうひとつ似ていますが、電力用コンデンサ回路、
あるいは、無負荷送電線における進み小電流を遮断する場合や
リアクトル回路における遅れ小電流を遮断する場合の過電圧対策、
この上記の内容について、みなさんの話や参考サイト、書籍等で
もう少し学習して、整理してみたいと思います。

お礼日時:2010/05/01 20:49

誤解の無いように言っておきましょう。


過度現象ではなく、過渡現象です。
開閉サージの問題ですが、SWのON時に過電圧が発生するのであれば当該機器のスイッチ投入時にぶっ壊れていますよ。そうではなく、ブレーカオフ時には同じ回路に存在する他の機器のリアクタンス成分が過渡現象によって過電圧を発生するためと考えるのは理論的に真っ当です。
もっと理論的な説明がなければなりません。
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少しきになりましたので。


過度現象で、故障する可能性は復電時が圧倒的に多いです。
これは、電源の供給能力はon時が大きいので故障になることは国際規格で実明されています。
でも、稀にoffでも故障するケースもあります。
それと、メーカでは様々な試験・評価をしておりますが、過度現象による評価は試験機がないため
検証がやりづらいことも事実です。
それと、場所によってリアクタンス成分はことなりますから、全てをカバーするのは到底できない
のが現状だと思います。
問題が出たら文句を言うのは簡単ですが、現在でも評価できないことも物も多々あることを知っておく
ことも必要だと思います。
もちろん、メーカも知りえたことは改善する努力は必要だと考えます。
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開閉サージは過渡現象として、SWのOFF時にリアクタンス成分の影響から過電圧が発生するもので、電子機器が故障するのは復電時ではなく、停電時の方が可能性は高いと考えます。


電力量計の取替時にも電子機器の故障ケースが発生しており、対策としてブレーカーにバイパス抵抗を挿入して急峻な電流減少を防ぐ方法などが有効とされています。
しかしながら、これくらいの開閉サージで壊れるような機器を作るメーカーの良心を疑いますがね。
おそらく電気用品安全法の対象外機器ではないでしょうか。

いずれにせよ、経験則によらずきちんと理論立てて出来ることならば実験で検証すべきことだと思います。
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通常は上位から順にonするのがよいとされていますので、主幹ブレーカを先にonにして分岐を最後にonにします。


先にブレーカをonすると突入電流でoffする可能性が高くなります。

ブレーカon時に時々機器が故障することがあります。
これは、過度現象によるものですがブレーカ内部でバウンドをするため、アークが発生します。
このときサージ電流が発生しますので、稀に大きなサージとなり半導体を壊すようです。
今は保護回路があるため、故障しにくくなっています。
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私は電気保安管理を仕事にしているものですが、私の経験から言えば停電作業の場合、復電の時よりも最初の停電の時にトラブルが発生するようです。

例えば、いままで使っていた古い電話が使えなくなった、ELVの制御がやられた、通信のハブが使えなくなった等々わたしの同業者でも経験があるようです。
 この原因として考えられるのは、詳しい理論的説明はできませんが、高圧コンデンサーの残留電荷に起因するところが大きいと思われます。例えば、電力会社の停電の場合はPASはONの状態ですので残留電荷で生まれたサージは電力会社の配電線へ向いますが、PASを切って停電させた場合、このサージは逃げ場が無く
負荷側に向かわざるを得ないため負荷側の弱い部分(弱電関係)がやられるのではないかと思われます。
 以上のことを考慮し、私の場合停電させるときは何時も幹線MCCBをOFFにしてからPAS「開放」、復電させる場合は逆に上流から下流へ、つまりPAS「投入」~幹線MCCB「投入」へとしています。このやり方でいまのところ復電後のトラブルは発生しておりません。
 ご参考になれば幸いです。
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“過度過電圧”(?)の理屈がメチャクチャですね。



電源投入時の過度現象を言いたいのでしょうが、投入時には過電流(突入電流)でしょう? 切断時には過電圧と言うことだと思います。
当該電気製品に着目すれば、投入時は電源スイッチONでも条件は同じです。切断時は回路が多ければ多いほどリアクタンス成分は多いのでむしろ電子機器の回路を先に切断する方が無難とさえ言えます。

正しい手順としては、電源側から順次復電すべきものだと思います。負荷をつけたままで一挙にPASを投入するのは突入電流が大きくなるだけで何のメリットもありません。

もう一度その説明者に尋ねてみて下さい。
本当に「ブレーカーを投入すると投入した際のちょっとした火花(アーク?)が“過度過電圧”」となるのかどうかを。
火花が出るのは電流が流れる際に接触面積が小さいがために抵抗が大きいからです。それがどうして過電圧に発展するのでしょうか?

この回答への補足

電子機器にはhoriisenseiさんのおっしゃるように、サージ保護があるので
通常のブレーカー入り切りでは、電子機器はやられないと思いますが、機器を10年近く
使っていると、その保護機能が弱まって、ブレーカー開閉時に一時的に発生する
過電圧によって、電子基盤を損傷させることがあるとの事です。
ちなみにこの過電圧とは、開閉サージのことを言っていると思います。

ところで、僕の上司は、ある精密現場で、PAS投入時、ブレーカーはオフの状態で(もちろん
GR電源といった保護継電器に関係のあるブレーカーは入れてます)復電すると、毎回電子機器が
やられていたのですが、ブレーカーをすべて投入した状態で復電すると電子機器の
故障がなくなったと言っていました。実際はqwezxcasdさん、watch-lotさんの仰るとおり、
電源側から順次復電というのが正しい手順なんですが、毎回電子機器が壊れるので、
苦肉の策として遮断器もブレーカーをすべて入れた状態でPASの投入という形をとった
との事です。
この件に関しては、電力停電では、電子機器が故障することが少ないが、停電作業においては
その故障頻度が上がるという資料を参考にしたと言っておられました。

補足日時:2010/04/23 01:15
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PASは保守の容易化、排電線の波及事故防止のため


設置されていますので負荷を掛けた状態で入り切りしません。
間違っているとは断定できませんが。

それより、同じ会社で操作手順が違うほうが問題です。
事故防止のため、通常会社内では操作手順が統一されて
いなければなりません。
停電作業で、応援する場合操作手順が違うと
事故の元になりますので、マニュアルが作成されます。
その点は会社へ提案されることをおすすめします。
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弱電機器修理しています。



サージ保護の事を指しているのでしょうか。

ツェナーからバリスタに変更されていることもあり動作状態でノーヒューズON-OFFしない限り

待機通電状態なら問題無いと思います。
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