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「アルバム」がヘッドホンを想定して録音されるようになったのはいつ?

ミュージシャンが発表する「アルバム」

モノラルからステレオ、アナログからデジタル など時代と共に
技術革新があったと思いますが、ヘッドホン/イヤホンを視野に入れて録音される
ようになったのは年代でいうと何年くらいですか?

モノラル/ステレオは聴けばすぐ分かるし、アナログ/デジタルに関しても
レコーディングデータを調べれば分かるとおもうのですが
ヘッドホンで聴くことを想定しているかどうかは調べかねます。

例えば60年代のロックなどを聴くとステレオですが左右に音が分かれすぎて
ステレオコンポで聴くように設計されている(=ヘッドホンで聴きにくい)と思います。

ご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。

A 回答 (1件)

ミュージシャンが発表する「アルバム」


という概念が生まれたのは、おそらくビートルズから
だと思われます。とくに顕著なのは「マジカルミステリーツアー」・サージェントペッパー・ロンリーハーツクラブバンド」の二枚。

また当時60年代のイギリスでは、再生装置としてのステレオは余り普及しておらず、
当時のミュージシャンはモノラルのレコード作りに集中して、ステレオバージョンはアルバム完成後に、取り敢えず作っていたようなことを、幾度となくピーターバラカンさんがラジオで云ってておられます。

他方クラシックの場合は、レーベル会社であるRCAは民生機のステレオ装置をも販売していましたので、ステレオ装置を売るためにもステレオ録音の素晴らしいコンテンツを作るために、
1955年頃ステレオ録音テープの販売
1958年6月リビング・ステレオというレコードレーベルを立ち上げ、多数のオーケストラの録音をステレオレコードにしています。
このRCAの場合何故かマイクは3本でテープも3トラックのマスターテープをつくりそこから2chのステレオに変換しています。
いずれにせよクラシックですから録音したモノを加工するようなことは余りしません。
「ピーターと狼」のような朗読と音楽演奏のようなモノは作られていくわけですが・・・
このようなクラシックの場合録音するときのモニターはどうしてもヘッドフォンで、レベルチェックをしていたと思われます。
ただし、レコードの原盤のマスタリングの際は、モニタースピーカーであったと思います。

製品としてヘッドホン向けのモノを作るとしたら、バイノーラルマイクで録音した立体音響モノの再生でしょうが、余り音楽的要素は少ないですね。

いつ頃だったか、たしか大瀧詠一氏が自身のコンサートを会場の各座席に配置したヘッドホンで聴いて貰うコンサートを、一回だけ開いたことがありました。
多分アレが唯一無二のヘッドホンで聴くことを想定した音楽会だったと思います。

1970年代にイギリスのプログレッシブロックの雄ピンクフロイドが、
立体音響再生にかなり力を割いて、コンサート会場をマルチチャンネルで、SEの出音をいろんな位置に配置したり動かしたりしました。
当然それをアルバム化するにあたり、ヘッドホン再生も意識していたとは思いますが。
ヘッドホンのための音楽作りはプログレや音楽紙芝居のようなモノ以外、余り事例はないのではないでしょうか。

ナンか散漫なことを書き散らしてごめんなさい。
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