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シュウ酸水溶液と水酸化ナトリウムを混ぜ中和滴定の実験をしました。
電気伝導度の測定では第一中和点がはっきり見えましたが、第二中和点があまり見えませんでした。
しかし、pH計の測定では、第二中和点は、はっきり見えましたが、第一中和点があまり見えませんでした。

この見えにくいことには、なにか理由があるのでしょうか。教えてください

A 回答 (2件)

0.1M程度の2価の弱酸(H2A)を強塩基で滴定する場合に、


第一当量点(中和点)付近でpHジャンプするには少なくとも次の条件が必要です。


-log(Ka)=pKa として、

pK1<8、pK2>6、pK2‐pK1>4


此によると、pK2=4.27 が小さい為にジャンプしないと言えます。


pK2が小さい(K2が大きい)と主反応である次の反応、

H2A + OH^- → HA^- + H2O

と同時に次の反応、

HA^- + OH^- → A^2- + H2O

が無視できない程度進行するので、[H2A]/[HA^-] の濃度比が当量点付近で急激に減少せず、

[H^+][HA^-]/[H2A]=K1 より、

結果として[H^+]も急激に減少しない事になるからpHジャンプしないのではないかと考えられます。
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シュウ酸のpKa1=1.27、pKa2=4.28ですから、第一中和点は強酸です。

そのためにpH測定では見づらいのではないかと思います。
電導度測定ではイオン数の変化が第二中和点で小さいからだと思います。
詳細に論じると結構大変ですが…。(汗)

参考URL:http://en.wikipedia.org/wiki/Oxalic_acid
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