プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

現在、Macのノートブックを使用しています。
デジカメで撮った写真をiPHITOで管理しようと思うのですが、
iPHITOに写真を入れれば入れるほど、やはりパソコンの起動が重くなったりとかするのでしょうか?
なるべくはそれを避けたいのですが。。。
どの程度写真を入れればどのくらい遅くなるのか、みなさんはどのようにiPHITOで管理されているのか
教えていただければうれしいです。

A 回答 (2件)

HDDはストレージ装置(storage)に分類されるそのままに


倉庫とよく似た性質を持っています.

ただ、HDDはその出し入れが非常に高速ですから
倉庫がごちゃごちゃになるためには数年がかかりますが
HDDは、ほんの半年でぐちゃぐちゃになることもあります。

それでも倉庫の目録は整然としていることがありますし
HDDもファイルエントリーだけを見ると、整然として見えます。

実際には、HDDの中でまばらな空き領域や断片化したファイルなど
ごちゃごちゃとした保存状態があり、これを実際に読み出したり
新たに書き込もうとすると、速度低下することがあります。

HDD装置の読み書きヘッドという
物理的な可動部が、効率的に動けなくなるからです。

これがHDD速度低下の一つ目の要素です。
近年のファイルシステムはそれを軽減する仕組みがありますが
HDDの空き容量がある程度なければ、悪化しやすいと言えます。


また、倉庫は時として作業場として利用されます。
HDDも同様にメインメモリーでまかないきれない
あるいはまかなうべきではない大量の情報を処理するために
一時的な保存場所として使われることがあります。

これはインターネット利用などでも使われる
キャッシュファイルが代表的ですし
アプリケーションのデータ処理の過程でも
一時ファイル(テンポラリーファイル)が使われることがあります。
グラフィックツールなどでおなじみのundo/redo機能なども
テンポラリーファイルとして保存されている場合があります。

また、MacOSXに限らず、近代のマルチタスクOSのほとんどは
HDDなどの補助記憶装置に、処理中の情報の一部を移し
高速なメインメモリーをより優先度の高い処理のために空ける機構を持ちます。
仮想記憶(virtual memory)と呼ばれ、このためにスワップファイルや
ページングファイルと呼ばれるファイルがHDDに作成されます。

これはHDDの空き容量が数GB以下になってしまうと、仮想容量が下がり…
結果的にメインメモリーによるディスクキャッシュ処理が妨げられます。
これも速度低下の原因となります。



MacOSXもUNIX系OSですから、こういったHDDの効率低下を招く要素を
UNIX40年に培われた運用技術を応用して、回避あるいは軽減できる場合があります。


たとえば、WindowsでC:\TMPを別のHDDにするためには
作業用にC:\TMPを利用するという設定自体を変更する必要があります。

UNIX系OSでは/tmpを起動パーティションのままにしておくこともできますし
/tmpに別のHDDを(論理的に)繋いで用いることも自由です。
OSとしての作業用ディレクトリー設定はそのままで構いません。

極論すればWindowsでは実質起動ドライブに固定されるシステムファイル群を
UNIX系OSでは、いくつものHDDに分散することも自由です。
システムのために必須の領域と、日常的な一時ファイルなどを分けやすいのです。


ただ、こういったパーティションを細分化する運用は
別々のHDDを用いて動かせば、動作効率自体は高くなりますが
一つのHDDしか無いノートPCなどでは動作効率は最初から若干低下します。

六畳間に入る荷物を、三つ四つの倉庫に分けるようなもので
(既出)読み書きヘッドが、慌しく動くことは散らかった倉庫と同じです。
動きの多い倉庫と、そうでない倉庫を使い分けること自体は合理的ですが
小さい倉庫がいっぱいあっても不便というわけです。

そういう意味ではUNIX的なストレージ運用の技術は
ノートPCを主力とするAppleにおいて、活かし難い面があります。


もちろんMacOSXは、MacOS9までよりも優れた面は多く
また、Windowsにおける断片化やレジストリの問題ほどには
速度低下が問題にされることは少ないようです。

しかし、HDDが一つしか内蔵できないPCデザインを主力としたAppleが
どういったPCを理想としているのか、私はわかりません。

最新のMacではSSDが搭載されるようになりましたが
これはHDDの断片化とパーティション分割などによるヘッド負担のようなものが
理論上存在していません。実際速度低下は計測しなければわからない程度。

ですから、速度面だけを見れば、理想的なストレージ装置です。

もし、この先システム用のSSDと
データ用のHDDの二つを備え、かつ低価格のMacが提示されれば
より理想に近いPCになるのではないかとは思います。

まぁ、付加価値的にすぐ低価格化はできないでしょうし…
もしかしたらJobsは、1TBのSSDが低価格化する時代を待つのかもしれません。
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それが原因で起動が体感的に遅くなることはないと思います。


強いて言えばiPhotoの起動が写真読み込みにより遅くなる程度です。
HDDの空き容量が極端に少なくなると、iPhoto問わずOSが動作不安定になります。
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この回答へのお礼

さっそくお返事、ありがとうございます!
なるほど、遅くはならないんですね。たくさん入れると遅くなったり、重くなったりするものと思っていました。
HDDの空き容量に気をつけるようにすればいいのですね。
わかりやすい説明、本当にありがとうございます。

お礼日時:2010/05/05 23:12

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