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 国府、国司、受領(ずりょう)、目代、守護、地頭、国侍、
それぞれの役割は、教科書・参考書やウェブを見れば、なんとなくわかるのですが、
お互いの違いが明確になりません。
ご存じの方、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

>そうすると、受領の立場や、国司との関係がわからなくなってきます。



専門家ではありませんが、平安時代も長いので、時期により変遷があったと思われます。

・国司トップの守以下、実際に赴任していた時代
 ↓
・上級国司は赴任せず(遙任)、下級国司が赴任(=受領)した時代
 ↓
・国司が誰も赴任せず、現地有力者(在地武士)などを代理人(=目代など)に任じた時代
(この時点では、受領=国司 の意味)

もちろん、同時期に各種パターンが混在していたと思いますが。
末期だと、現地有力武士が国司に任じられたりもしていますね。奥州藤原氏の秀衡が陸奥守(当然、在地で現地を支配)。元々、在地化した国司の子孫ですが。
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「実際に現地で仕事をする最上位の国司」のことを「受領」と呼ぶ, って書いてあるように読めますが, これではだめでしょうか?



参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%97%E9%A0%98
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●奈良・平安時代:


国府:国の役所。今でいう県庁みたいなもの
国司:国の上級官吏。いくつかランクがある。最上位が「~守」。今でいう知事・副知事などだが当然選挙じゃなくて中央政府が任命。現地には行かないことも
受領:国司のうちで、実際に現地に行く人。現地のトップ
目代:目(さかん)という国司のナンバーフォー(副副副知事)。その目の現地代理人
鎌倉時代以降(西国では承久の変以降)は、国府・国司は形式化する。

●鎌倉時代:
守護:幕府御家人のうち、その国のトップ。のちには在地化して守護大名となる
地頭:幕府御家人のうち特定の土地の領主
国侍:幕府御家人でない地方武士

って、教科書などで見る「それぞれの役割」か。

何がわかりにくいのでしょう?それぞれ全然別ですけど。

この回答への補足

 ご回答ありがとうございます。
おおむね理解できました。

 目を「さかん」と読むとは知りませんでした。
それを元に調べたところ、
http://www7a.biglobe.ne.jp/~katatumuri/rekisi/yo …
に、
国司の役職を上位から順に列挙すると、守(かみ)、介(すけ)、掾(じょう)、目(さかん)、史生 (ししょう)とありました。

 受領が任国へ赴任せず、在庁官人へ行政を任せることを遙任(ようにん)と呼び、
受領は腹心の部下を「 目代(もくだい) 」として、任国に派遣するようになったようですが、
そうすると、受領の立場や、国司との関係がわからなくなってきます。

補足日時:2010/05/05 14:07
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