プロが教えるわが家の防犯対策術!

硫酸を水で希釈する時に発生する希釈熱はどういう方法で求めるのでしょうか。
また実用的な計算式のようなものがあれば教えてください。
学問的に調べるのではなく、実際の作業上発熱量を知っておきたいので数パーセントの誤差があってもかまいません。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

 溶解熱:物質1molを多量の水に溶解するときの発熱量または吸熱量。


 H2SO4+aq=H2SO4aq+19.0kcal
 これは、濃硫酸(98g=1mol)を多量の水に溶かしたとき(希硫酸をつくったとき)発生する熱量が19.0kcal/molであることを示す式です。
 aq=aqua(アクア):多量の水を表す。
 使用する濃硫酸の量および、水の量(溶解した希硫酸量)が分かれば求められます。

この回答への補足

dagon-2さん早速ご回答をいただきありがとうございました。
これならわかりやすいですね。
ところでこの式は希硫酸をつくるとき、ということですが濃硫酸を希釈して60から70%硫酸を作るときにも使えるのでしょうか?
お手数ですがよろしければ教えてください。よろしくお願いします。

補足日時:2001/04/02 23:38
    • good
    • 3

 回答ではないんですが,どの様な作業を想定してられるのでしょうか。



 その内容によっては,計算するよりも少量で実際に測定した方が早いと思います。ただ,私の経験では,10% 硫酸でもかなりの発熱をしましたので,60-70% 硫酸では相当の発熱になると思います。充分御注意下さい。

 また,チョット気になったのですが,御質問にも dragon-2 さんへの補足にも「濃硫酸を水で希釈する」と書かれています。御存知とは思いますが(御存知だからこその御質問でしょうから),濃硫酸に水を加えるのは大変危険です。水に濃硫酸を加えて下さい。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

rei00さん回答ありがとうございます。お礼がおそくなってすみません。
rei00さんのご指摘のように濃硫酸に水を加えるのは危険ですね。
今回、私が考えているのは配管の中で、つまり閉ざされたところでやろうと考えています。もちろん沸点に達すると危険なので硫酸を熱交換器で冷却しながらですが。その熱交換器を設計するのに発熱量を簡単に計算できないかなと思ったのです。

お礼日時:2001/04/19 21:39

 前回お答えした反応式は無限に希薄な溶液に希釈した場合の発熱量です。


濃硫酸を希釈して60から70%硫酸をつくるときは、もちろん、水に濃硫酸を徐々に加えるのですが、(例えば約50%のときは100mlの水に約100gの濃硫酸を徐々に加える)と発熱量は19.0kcal/molより低下しますが、全体の体積が少ないので温度上昇は激しいのです。全量が約160mlで、発熱量は少なくても16kcal/molはあります。ですから、16/0.16=100 で希硫酸の比熱を1とすると温度がこの場合でも100℃上昇します。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

dragon-2さんありがとうございました。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2001/04/28 10:23

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A