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邦画プーサン(市川崑監督1953)のプーサンとは何ですか?

見たことは無いです。ただ、題がプーサンとありますが、プーサンとは何ですか?なにか、気がかりなんですが・・・。ネットで調べても分かりませんでした。

A 回答 (2件)

横山泰三の新聞連載漫画「プーサン」が原作なんですよ。


主人公の呼称がプーサン。たしか勤め人の中年男性。何故、こう呼ばれているのかはわかりません。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

プーサンはあだ名で、作中に由来などの説明はないのでしょうか?そういうことでしょうか?

補足日時:2010/05/11 19:43
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横山泰三さんの「プーサン」と云うのは、毎日新聞夕刊の昭和26年から28年12月29日まで連載されていた四コママンガで、風刺性の強い内容だったようです。



もともと、新聞の四コママンガと云うのは唐突に始まり、あまりキャラクターの説明などをしないものです。

さらに、鼻が大きく禿げているプーサンと云うキャラクターは、ある時は警官、ある時は天気予報官、又あるときは塾の先生だったり、選挙候補者だったり…と、その時々の社会風刺をする為に、色々職業も変化して登場していたようで、作者に言わせると「プーサンは、このマンガを見ている読者一人一人なのさ」と言う事らしい。

市川崑監督の「プーサン」は、この新聞マンガ「プーサン」と、サンデー毎日に連載されていた同じ作者の「ミス・ガンコ」と云う別のマンガのキャラクターを一緒に共演させたもので、プーサンこと野呂米吉を演じたのは伊藤雄之助、ミス・ガンコこと金森カンコを演じたのは越路吹雪でした。

映画でのプーサンは安月給で冴えない受験予備校の数学の講師だったのですが、首になり失業生活に…、ミス・ガンコの方は銀行に勤めている活発で負けん気の強い戦後女性と云う対照的な設定になっています。

この二人のラブストーリーと言う映画オリジナルの展開をベースに、マンガ「プーサン」独特の世相風刺を取り入れた内容になっています。

映画の野呂米吉は髪の毛もふさふさで、マンガのプーサンと外見的な共通点など何もないのですが、当時の再軍備で、きな臭くなって来た時代性を皮肉ると云うテーマ性はマンガそのままだったようです。

映画の中での野呂米吉は、特に人から「プーサン」などと呼ばれていなかったと思いますし、金森カンコの方も「ミス・ガンコ」などとは呼ばれていませんでした。

ですから「プーサン」と云うのは、特定個人の名前と考えるより、この風刺映画全体を象徴するネーミングだったとでも考えた方が良いのかも知れません。
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この回答へのお礼

ご回答を連絡するメールがきませんでした。遅れて申し訳ないです。詳細すぎる説明、わざわざありがとうございます。
私が、ちょっと気がかり、みたいな質問に、あいすいません。

お礼日時:2010/05/14 11:41

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