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工作物の賠償額の算定方法は? 評価額? 実際の支出額?

お尋ねします。

例えば、全損の乗用車を弁償する場合、その時点での
使用年数だとかを勘案し、機械的に決まるんですよね?

同じメーカーの同じ排気量の、デザインもカラーも
同じ車を新車購入したからといって、その購入実額を
賠償する責任は無いですよね?

では、次のケースでは、どのように算定されるのでしょうか?

AはBとの境界近くに密接した箇所に、かなり古くに築かれた
「土手」とも言えるようなブロック積みの大規模な花壇を所有。
数十年前の築造らしく、また、とても職人の仕事によるような
ものではない状態の代物。

これが、強風で倒れたBのコンクリート塀により、損壊させられた。
Aは、この原状回復をBに求めたが、Bとしては、全く花壇の
使用実態が無かった上、花壇が無くなったことにより、Aとしても
望んでいないわけでもなかった土地の有効利用ができるように
なったのだから、わざわざ元と同じ物を再築することもなかろうと、
これに応じなかった。

そこで、Aは自分で業者に発注し、従前とほぼ似た外見の花壇を再築。
当然、職人の仕事で新しい資材を使った、ガッチリピカピカの花壇に。
これには100万円の費用を要したからと、AはBに対して100万の
損害賠償請求の訴訟を起こした。

・・・ということで、この場合、訴額の適正な算定はどうなるのでしょう?
まず、古~いものを壊されたからといって、同じく新たに築造したからと
いって、その工費全額を賠償するゆえんは無いと思うのですが。
「お前のせいで、○○円払ったんだから、これは立替金なので払え」と
いうのも、納得がいかないんですよね。

となれば、今度は、その「古いブロック積みの花壇」の「評価額」という
ものを算定する必要があるのでしょうが、乗用車などと違い、このような
敷地内の工作物、というものは、どのようにはじかれるのでしょうか?

本当にシロート丸出しの質問ですみませんが、よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

原状回復に必要な費用、つまりは元に戻す費用です。


厳密には元に戻ることはないのですが、(ほぼ、客観的に)元に戻ったと見做せる状態とは?

車は元々償却資産(何年か後には廃車になる)ですし、中古車市場も発達していますから、事故時点と同等な車の原状回復(中古車取得)相場は客観的に判断しやすいです。(それでも争いはありますが)

質問のケースでは、花壇の中古品という市場はたぶん無いわけですから、原状回復には新たに工事し直しが必要となります。その上で後は請求額が妥当なのか、過剰請求なのかという事になります。

有責であったにも拘わらず、交渉を無視したということであればその過失も認定されるかも知れません。
つまり、請求(交渉)したのにも拘わらず無視されたからこちらの判断で工事した。いまさら高い安いというのはおかしい・・。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなりまして,大変失礼いたしました。

>原状回復には新たに工事し直しが必要となります。
>その上で後は請求額が妥当なのか、
>過剰請求なのかという事になります。

なるほど!
そのことこそが,ズバリお聞きしたかった点です。
長々とした質問にも御懇切に回答してくださり,
どうもありがとうございました!

お礼日時:2010/05/25 12:42

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