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生活排水について

生活排水などの汚染された水が、河川や海に流れ込み問題となっています。
私たちが出している家庭からの水や、工業排水などは下水処理場できれいにされてから排水されているのではないでしょうか。

そしたらなぜ、河川等が汚染されるのでしょうか。

わかる方、回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (8件)

水質汚濁の原因は、大きく2つです。



1つは、ポイ捨て投棄などによるゴミが雨などで川に流れ込み河川が汚れるというパターン。

これは、下水が整備されていようがいまいが、大人であろうが子供であろうが加害者になり得る行為です。場合によって、食べ残しやのみ残しをそのまま河川や地面に捨てればそれが最終的にどうなるかは想像が付くことで、10万人いてそのうち1000人がそういった行動を毎日とっていれば、それなりに河川は汚れます。特に、雨の日に溝などほとんど水の流れない場所の流量が増えると大量のゴミが河川に流れ込み、結果的に海や川が汚れるのです。日本は1億2千万人いますから、その1%がそれに対する節操が完全にないとしても120万人分のポイ捨てゴミが流れ出すことになります。

さらに、それとセットになって問題となっているのは産業廃棄物の不法投棄、不法遺棄、そして敷地内放置です。これは、山に多く産廃をそのままの形で山に捨てたり、自分で山に敷地を買ってそこに置いておき管理しないというパターンがあります。最近は不景気ですから、管理が行き届かず汚染物が流れ出したり、場合によっては会社が廃業して・・・ということも。

尚、最近、太平洋で問題となっているのはこの投棄ゴミ問題で、太平洋上に潮流によってゴミが集まる太平洋ゴミベルトと呼ばれる場所があることが分かっています。


もう一つは、排水。一般に住宅で下水を設置できるのは都市部が中心です。例えば山奥の山村では浄化槽はあっても完全に汚れを取り除く高度下水処理ができるほどの屎尿が集まらない場合もありますし、海沿いや島の古い世帯では、浄化槽を設置するスペースもなく、下水処理の配管を通すにも高低差の都合上難しい場合があります。
住宅の下水処理は、都市部で新しい家ほど進みますが、古い住宅や狭い土地に建てられた住宅、山間や海沿いで土地が低い世帯では、設置自体が楽ではないか設置していないケースも多いです。
工業廃水も然りです。基本的に条例などで義務となっていても、違反者はいつまでもいますからね。さらに、下水が十分に普及していても古くから設置されている下水管の場合は、それに亀裂が入っていて地中でしみ出してしまい地下水が汚れるというケースも希にあります。

まあ、一時期よりきれいになった川もありますが、逆に人口の増加などで汚れている川もあります。ただ全体で言えるのは、人そのものの考え方はあまり変化していないということかもしれません。下水は整備されても、路上で煙草をポイ捨てしたり、ガムをポイ捨てしたり、ペットボトルをゴミ箱以外に捨てていたら、きれいにはならないでしょう。

お金が欲しい余り、産廃を山に投棄している人が、増えればやはり川は汚れます。
そして、これから問題となるのは今の日本の基盤は高度経済成長期に作られており、ライフラインの多くが老朽化しているということです。これを放置すれば同じように、再び汚れが増えるでしょう。
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私たちが出している家庭からの水や、工業排水などは下水処理場できれいにされてから排水されているのではないでしょうか。


>>そうとは限らないからではありませんか?

田んぼの水などは、下水処理施設には入らないと思いますよ。けっこうにごっているし、農薬や泥水も流れ込みます。

あと、道路もアスファルトで有毒ですね。車のタイヤの粉も流れていきます。

建物の塗料も徐々に劣化して流れるし、ちょっとした油が道路にこぼれても流れます。

道路工事しているときにも雨が降れば、掘り返した土が泥が流れ込みます。

最近の山林は、植林により保水力がないので、雨が降ったら一気に泥水が流れ込みます。

生活排水も浄化槽で浄化したからと言って、臭くてにごっています。

ダムを作れば、ダムの底にヘドロが溜まっています。暖かくなると、藻類が発生して下流に流されます。ダムのある川は綺麗ではありません。

田舎のクリーニング工場なんかは、河川への排水口で、泡出てることもあります。

まだまだ、解決できないことは多いんです。
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 昭和50年や60年代と比べると日本の河川の水質は、格段に改善されています。

昔は、高度経済成長・人口増加・市街地拡大のスピードに比べて、下水処理のインフラである下水道整備や浄化槽設置などが追いついていなかったため、生活排水を処理しないまま側溝などへ放流する家庭が多く、そのために河川の水質が悪化していました。
 しかし、最近は、下水道整備が進み、また下水道が整備されない地域でも浄化槽がほぼ設置されて、生活排水は処理されて放流されるようになったため、河川の水質も改善してきています。
 ただ、一部の地域では生活排水が処理されないまま放流され続けているために、そのような地域の下流にある河川では水質が悪化したままです。例えば、下水道が整備された地域でも家庭の排水管を下水管につないでいない場合や、昔からある家で浄化槽をまだ設置していない場合、がまだまだ残っているのです。
 ちなみに、下水道の普及率は、例えば以下のHPから参照できます。
  (社)下水道協会 http://www.jswa.jp/05_arekore/07_fukyu/index.html


 あと1つ参考までに。「汚染」と「汚濁」は意味するところが違うので、使い方に気を付けましょう。以下のように、生活排水が原因の河川水質悪化の場合は、通常「水質汚濁」と表現します。

○汚染:原因物質が、生物の生存を直接的に脅かす可能性の物質である場合。例:農薬、ヒ素や重金属等の物質によって水質が悪化した場合は、「汚染」と表現します。
○汚濁:原因物質が、有機物や窒素、リンなどのように、本来は生物の生存に必要な物質の場合。例:生活排水による湖沼が富栄養化する水質汚濁。


 
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多摩川では鮎も戻りだいぶ綺麗になってきたのですが、今は水温上昇が問題になっています。


下水処理場で処理はしても、水温を冷やすことまでは出来ないので。
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補足いたします。


野生生物は、糞尿の処理など全くしていませんが
河川等を著しく汚染する事はありません。
野生生物が一生の内に100匹の子を産んでも
育つのは2匹ですので、それがバランスです。
人間の生活は、自然に対して大きくバランスを超えています。
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人口が多すぎるのと、完全な処理ができないことが理由です。

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下水道普及率は未だ100%ではありません。


未整備地域ではやむを得ず河川に流しているのが現状です。

工業廃水は、高度成長期において公害問題がクローズアップされてから、
規制が厳しくなって高度な処理施設の設置が義務付けられています。
ただ、規制が厳しくなる以前の工場が未だ稼動していたり、
不景気で処理施設の管理が行き届かなくなったりしたら、
と考えたらちょっと不安です。

むしろ農水関係の方が問題かもしれません。
現在はそんなことはない、と思いますが、
以前は畜産関係のし尿処理施設が未整備で、
沈殿槽からの廃水を処理せず河川に流していた、
と聞いたことがありますし、
(某河川で釣りをしていたら、上流からブタの死骸が流れてきた経験あり)
水田等に撒く肥料の残留成分が排水とともに河川に流入し
水が富栄養化することも考えられます。
養殖漁業の給餌による水質汚濁も以前TVで見たように思います。

参考URL:http://www.jswa.jp/05_arekore/07_fukyu/index.html
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>>私たちが出している家庭からの水や、工業排水などは下水処理場できれいにされてから排水されているのではないでしょうか。



全てがそうなら良いのですが。
下水処理をされている所とされていない所があります。
されていない所では、そのまま流れ込む事になります。

特に都市部はら離れると、人家の密集地域と過疎地域では普及率に差がありますね。
都市部でも100%とは限りませんん。
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