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ソシュールが以後の学問に与えた影響

現在、言語学を初心者ですが研究しています。まず、ソシュールの構造主義を唱えたというのは分かったのですが、これがどの分野の学問に影響を与えたとかわかりますでしょうか?

他の分野にどういったことで影響を与えたかのかも知りたいのです。

参考になるページや文献がありましたらいっしょに併記して頂けると勉強になります。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 ソシュールですよね。

近代言語学の父といわれる方で、比較言語学の研究において、科学的探究法を厳密に使用したことで、そこから一般言語学の礎を確立したといわれています。彼が疑えないものを基礎に置いたことで、客観的な言語学が成立したわけです。彼の特徴といえば、通時的なものだけではなく、共時的(synchronic)な研究法を用いたのです。つまり、その時点における言語の内部構造に着目したわけです。言語間の差異でわかる構造の仕組みを理解したわけです。そこから構造主義が出発したわけで、言語学は言うに及ばず、文化人類学、政治学、文学と多岐にわたって影響を及ぼしました。
 シニフィアンとシニフィエの観念は有名で、意味するものと意味されるものの関係を突き詰めていったわけです。単語といえども、音と意味がある。その結合は恣意的というわけです。そして言語は線状性をもっていると。ラングとパロールの違いも現代学門の扉をたたいたような感もする発見で、観念とその現実的な現れを明らかにしたといえるでしょう。ですから物事の内部構造を明らかにしたことで、いろいろな方面に影響を及ぼしたと言えるわけです。その顕著な表れが文化人類学にでてて、20世紀のそれはまさにその影響かにあったわけです。
本としては、講談社現代新書の「ソシュールと言語学」:町田健著がよくわかると思います。また、北沢 方邦さんの構造主義(講談社現代新書)もいい本です。構造主義とは何か、いろいろと例をあげて教えてくれるので親切です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

例も載せて頂いて、とても参考になりました。

お礼日時:2010/08/01 13:33

 日本でソシュールの著作を紹介した人の中には小林英夫(小林秀雄は別人)がいます。

かれの『言語学入門』などは参考になると思います。まず下記など

http://100.yahoo.co.jp/detail/%E5%B0%8F%E6%9E%97 …

 http://www.britannica.com/EBchecked/topic/525575 …

 ソシュールの一般言語学は次に要約があります。

 http://michaelbryson.net/academic/saussure.html

 構造主義のほかに印歐比較言語の分野でも、業績を残しています。

ソシュールの思想の概要は、下記をご覧下さい。

 http://web.sfc.keio.ac.jp/~oguma/kenkyu/99s1/sau …
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました

参考になるサイトを教えて頂き、大変助かりました。

お礼日時:2010/08/01 13:32

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