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幕末、坂本龍馬のおすすめ小説を教えてください。

NHK大河ドラマ「龍馬伝」を毎週楽しみに視ているものです。これを良い機会になんとなく苦手意識のあった歴史小説を読んでみようと思うのですがどこから手をつけて良いか分かりません。そこでみなさんのご意見をいただけたらなと思いこちらに質問させて頂きました。
以下数少ない私の日本史関連書籍の遍歴です。

「壬生義士伝」浅田次郎
友人のすすめで読みました。これは時代小説というよりもむしろ昭和のサラリーマンの奮闘記とでもいうのでしょうか。なにかプロジェクトXやガイアの夜明けのような雰囲気があって大変読みやすく、面白かった覚えがあります。おそらく史実に即した人物の心情描写よりも著者が見せたい武士像を前面に押し出したことがわかりやすさにつながったのではないかなと思います。

「竜馬がゆく」司馬遼太郎
壬生義士伝を読んで幕末日本をもっと知りたくなって読んでみたのですがあまり肌に合いませんでした。全体的に偉人の伝記的というのでしょうか。何か偉い人達がたくさんいる中に第三者的にカメラが入っていって俯瞰で眺めているような雰囲気があって、物語のなかに入り込むの苦労しました。限られた歴史資料をふまえた上で重層的に入り組んだ当時の時代背景を読者に感じさせつつ龍馬という人物を描くためにあえて著者が選択した手法だとは思うのですが自分には合わなかったという感じです。

「おーい!竜馬」武田鉄矢 小山ゆう
かなり楽しめました。マンガなので読みやすいというのももちろんあるのですが登場人物の硬さが時々挿入される笑いの要素でうまく中和されているため親近感が持てます。「龍馬伝」に岩崎弥太郎のシーンが欠かせないのといっしょですね。またこれは私だけかもしれませんが、小説だと読み飛ばすとなんとなく罪悪感を感じる歴史背景のナレーション部分もマンガだとさほど気にせずに読み飛ばせるというのも大きい気がします。

どちらかと言えば史実に忠実であることよりも、場合によっては現代人の思考を当時の時代背景を借りて語ってしまうような作品のほうが自分にとっては入り込みやすいのかなと思います。たとえがマンガで申し訳ないのですが、三国志でも横山光輝はまったくダメでしたが蒼天航路は大好きです。

上記理由からあまりに突飛でなければ多少史実から離れていても構わないかなと思っています。
坂本龍馬は吸血鬼だったとか現代の高校生に転生してきたとかはカンベンです。

また同時代のものであれば坂本龍馬が主人公でなくても構いません。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

あえて読みやすく、夢中になって読めそうな幕末が舞台の作品をあげてみます。


浅田次郎「五郎治殿御始末」
吉村昭「暁の旅人」〈司馬氏の「胡蝶の夢」と合わせて読むと興味深いです。〉
少女漫画でお好みにあうかわかりませんが、歴女のモデルさんも以前NHKで紹介していた渡辺多恵子「風光る」。司馬氏の「燃えよ剣」を愛読していた中学生の息子も読んでいます。
司馬氏の作品は、私も「竜馬…」以外の「坂の上の雲」などのほうが夢中になって読めました。

この回答への補足

皆さんの意見甲乙つけがたく迷ったのですが幅広く提案をしてくださったことを評価してこちらをベストアンサーとさせていただきたいと思います。

一通りアマゾン等で確認してきました。
「暁の旅人」お医者さんの話ですか。ちょっと気になったので実際に書店で見てみようと思います。
少女漫画も一部好きなものもあるので「風光る」も可能であればチェックしてみようと思います。
そしてなるほど。ネットで調べて見た限りでは「龍馬~」以外の作品のほうがすきという方もけっこういらっしゃるようですね。「坂の上の雲」「燃えよ剣」あたりをもう一度書店で眺めてこようと思います。

余談ですが「暁の旅人」のあらすじを読んでいて、手塚治虫の「陽だまりの樹」という漫画と、少し前にやっていたTBSドラマの仁を見ていた事を思い出しました。
どちらもなかなか面白かったので同じ幕末医師の話ということで期待しています。

補足日時:2010/05/26 00:55
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この回答へのお礼

お礼を書く場所を間違えてしまいました。
改めてありがとうございます。

お礼日時:2010/05/26 11:02

浅田次郎さんの「壬生義士伝」が良かったと言うことですので


同じ作者の「輪違屋糸里」、「壬生義士伝」の前日談というか
新撰組の土方が主人公で土方の悲哀や芹沢鴨暗殺の物語です。

すすめておいてなんですが、私的には壬生義士伝が非常に面白かった
物で、比べるとかなり落ちる印象ではありますので参考までに

この回答への補足

ありがとうございます。
そして壬生義士伝仲間?にお会いできてうれしいです。
私も自分でも驚くほどスーっと話のなかに入り込めて一気によみきってしまった覚えがあります。
後日談が出版されていたのは知りませんでした。
書店に行った際に探してみようと思います。

補足日時:2010/05/26 00:42
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この回答へのお礼

お礼を書くところを間違えてしまいました。
改めてありがとうございます。

お礼日時:2010/05/26 11:05

ちょっと変わった龍馬本だと思います。

OKな人とダメな人と分かれると思いますが、私は楽しく読みました。
五十嵐貴久『相棒』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/456969702X.h …

坂本龍馬ではなく、新選組の小説で
池波正太郎『幕末新選組』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4167142139.h …

そして、同じく幕末の美剣士が主人公の
池波正太郎『幕末遊撃隊』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4087464512.h …

また、司馬さんの文体が合わなかったとのことですが、新選組の土方が主人公の『燃えよ剣』の方なら大丈夫かもしれません。

この回答への補足

ありがとうございます。
「相棒」これはかなりユニークですね。こういうのもあるのかと正直驚きました。
そしてなるほど時代小説を読むからには池波正太郎さんの文章には一度ふれてみたい気がします。
下の方もおっしゃってましたが「竜馬がゆく」とはまたちょっとちがった雰囲気がそれぞれの作品にあるようですね。かなり気になります。

補足日時:2010/05/26 00:52
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この回答へのお礼

お礼を書くところを間違えてしまいました。
改めてありがとうございます。

お礼日時:2010/05/26 11:04

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