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ビリー・ジォエルの歌詞の意味を教えてください。
SHE'S ALWAYS A WOMANという歌の中で、
she never gives out
And she never gives in
She just changes her mind
という部分があります。このgive outとgive inはどういう意味でしょうか?
辞書を見ると意味がたくさん出ていて、どれがこの場合一番ぴったりくるのかわかりません。

また、she'll promise you more
Than the Garden of Edenはどういうことを言いたいのでしょうか?
訳でなくて、意味を知りたいです。

さらに、she'll bring out the best
And the worst you can beもbring outはどういう意味でしょうか?
よろしくお願いします。
http://www.sing365.com/music/lyric.nsf/She%27s-A …

A 回答 (3件)

>ま、歌の文句ですから、out のあとは in、語呂合わせみたいなものですね



こんなことを言われてしまうビリーが不憫でなりません。

それはともかく、まず全体を考えましょう。この詩は何を伝えたいのでしょうか
わがままに振る舞い、男を手玉に取る女(She)と、それでもその女から離れられない男(me)の物語です。あと、その女に振り回されるyouが登場します。
She can ruin your faith with her casual lies(彼女は何気ない嘘で君の信頼をボロボロにだって出来るんだ)とか
She can ask for the truth But she'll never believe you (君には真実を求めるけど、自分は決して君を信じちゃくれない)だとか
laugh while you're bleedin' (君が傷ついていても笑い飛ばす)だとか、まあひどい女です。
それでも、But she's always a woman to me (彼女は僕にとっては(逃れられない)女なんだ) です。

これを念頭において、ご質問の箇所を見ていきましょう。


give(s) outとgive(s) in

文法の本では句動詞(phrasal verb)と呼ばれるものですが、まず、お伝えしたいことは、句動詞はパッケージで覚えてしまうと応用がききません。
give up = 降参する だとか put up with = 我慢する だとか こういうアプローチだと、句動詞の数だけ意味を暗記しなきゃいけないでしょう?
>辞書を見ると意味がたくさん出ていて…というのはまさにこの弊害じゃないんでしょうか?
意味がたくさんといっておられますが、意味は一つです。日本語にするときはそれを文脈に応じて訳し変えるだけです。

頭の中で映像を作っていただきたいのですが、giveは自分と相手がいて、自分のところから相手に対して、何かを「出す」イメージです。
(一般的にgiveの訳語は「与える」になってますが、これはこのイメージで物品の授与に特化した訳です。giveは「与える」よりももっと広い意味があります)

outは「外へ」「外側へ」という副詞(品詞に特にこだわる必要はありませんが)ですね。give out で「何かを出す、差し出す」というのが基本の意味です。

これをこの詩に即して解釈してみましょう。恋愛においては、普通、好きな相手に対して何でもしてあげたい、何でも差し出してあげたいと思うものですよね。
ですが、最初に見たように、女は身勝手です。決してそんなことはしないんです。
相手から受け取れるものは遠慮なくいただくが、決して自分からは何も与えようとしない。これが(she never gives out)ここの意味です。

次の gives in は、確かに「折れる、屈服する、下手に出る」という意味ですが、何でこんな意味がでてくるのか、それを考える事の方が重要です。
これは、 she never gives (herself) in と giveとinの間にherself(彼女自身)を補って考えて下さい。
先程、giveは、何かを「出す」イメージと申し上げました。she gives herselfだと、彼女自身を表に出す→自身がでしゃばるということです。
で、she gives herself in とinがつくと、inは「内へ」「内側へ」ですからさっきと逆の動きになります。(内側へこもる)→屈する、折れる、下手に出る となりますね。
この詩では、she never gives in ですから 彼女は決して屈しない、下手に出ない、いつも強気だ という意味が出てくるわけです。最初の男を手玉に取るイメージ通りですね。
(一旦切ります)
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この回答へのお礼

ありがとうございます!
そうなんですよ~。ネイティブの人は一単語より句動詞のほうが好きみたいなんですが、こちらにしたら同じような組み合わせなのに意味が違うほうが遥かに覚えにくいので、一単語のほうがわかりやすいくらいで。こういうふうに教えていただけると、大変理解しやすいです。
ありがとうございます!!!

お礼日時:2010/05/26 02:53

(続きです)


she'll promise you more Than the Garden of Eden

the Garden of Edenというのは旧約聖書創世記に記述されている「エデンの園」のことです。
聞いたことがあるかもしれませんが、人類の祖先(ユダヤ・キリスト教徒によれば、です)のアダムとイブがその楽園で暮らしてましたが、蛇にそそのかされてリンゴ(知恵の実)を食べてしまう。
で、彼らは自分たちが裸であることに気づき(恥の概念の誕生)、慌てて腰巻を着けるんですね。それを神に見とがめられ、エデンの園を追放されてしまう、とこんな感じの内容です。

the Garden of Edenはこの楽園を比喩的に使ってます。男だって時にはワガママぶりにいい加減キレることもあるでしょう。
そんな時、彼女は(わたしと付き合ってたら)「エデンの園」以上のものを(意味深ですね)約束してあげるわ (どう、こんな女他にいないわよ)とそそのかすんです。
さっき紹介した蛇のイメージもこの箇所に重ね合わせられています。(蛇というのは西欧文化圏においては、一般に誘惑の象徴なんです)


she'll bring out the best

bring outも句動詞ですね。bringの基本的な意味は「(今ここ、この場所、話題となってる場に)何かを持ってくる。持ち出す」です。
前の箇所は、laugh while you're bleedin'(君が傷ついていても笑い飛ばす)ですね。ひどいと思わせておきながら、でも she'll bring out the best (最高のものも出してくれるんだ)
男が離れられないわけです。


And the worst you can be

you can be the worst が本来の語順です。文末のbeと2行後のmeで脚韻を踏むためにこういう順番になってます。
最高のものも(彼女は)与えてくれるけども、君にとってはそれはthe worst(最悪のもの)にも成り得るんだというくらいの意味です。
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この回答へのお礼

これまたこちらも大変わかりやすく、ありがとうございます!
韻を踏むために倒置しているなんて、これまた高度なことを教えていただいて、いたみいります。
おかげさまで、大変よくわかりました。ありがとうございました!

お礼日時:2010/05/26 02:56

1。

 give out は、下記の番目の「へたばる」あたりでしょうね。

 http://eow.alc.co.jp/give+out/UTF-8/


2。 give in は、最初の「屈服する」

http://eow.alc.co.jp/give+in/UTF-8/


3。 意味は「地上の楽園よりも多くを約束する」


4。 bring out は、下記3番の「引き出す」

 http://eow.alc.co.jp/bring+out/UTF-8/

 「貴方の裁量の面も最悪の面も、引きずり出すだろう」

 
 ま、歌の文句ですから、out のあとは in、語呂合わせみたいなものですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
歌詞って難しいですね。

お礼日時:2010/05/26 02:54

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