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中世ヨーロッパの爵位について

中世の東欧(特にフランス、イングランド)について調べているのですが、爵位についてわからないことがあります。
公、伯、侯、男・・・など様々な爵位がありますが、これはどういった基準で与えられるのでしょうか。
領地の大きさによって、というのはなんとなくわかるのですが、漠然としていてわかりません。

どなたかご教授願います。

あと、爵位の名称、その意味、階級、といった爵位について書かれた、わかりやすい書物やサイトなどあればご教授願います。

A 回答 (3件)

爵位と領地の広さは関係ありません。


また爵位に上下関係もありません。
例外がとても多いのですが、一般的に
公爵領は、国王の一族、または国王の同盟者に与えられる領地になります。
ひの公爵領の領主が、公爵となります。
日本の江戸時代の親藩大名のようなものです。
そのため、しばしば領地や爵位の譲渡、相続に制限がつけられる場合があります。
(ブルゴーニュ公国の領主が、バロア家からハプスブルク家に代わったとき、フランスのブルゴーニュ公領は、フランス王家へ返却されました。それは、ブルゴーニュ家の直系以外への譲渡を禁止することを明記して、ブルゴーニュ家に与えたものだったからです)
侯爵は、国王と同盟関係にある有力部族長に与えたものです。
日本の江戸時代の外様大名だと思ってください。
伯爵は、部下に与えた爵位で、江戸時代の譜代大名だと思ってください。
子爵は、地方へ派遣された官僚が世襲するようになったもので、江戸時代の代官職を世襲するようになったものだと思ってください。
男爵は、地方の豪族や郷士のようなものだと思ってください。
ヨーロッパでは、爵位は領地につき、伯爵領を支配する者が伯爵で、公爵領を支配するのが侯爵になります。
売買や相続で、複数の爵位を持つ者もいました。
また爵位に上下はなく、公爵のほうが伯爵よりも偉いといったこともありませんでした。
(スペインのオリバーレス伯爵は、公爵の称号も持っていましたが、オリバーレス伯爵のほうが格上の爵位であつたため、オリバーレス伯爵の称号を使いました)
一代限りの貴族は、卿と呼ばれました。

この回答への補足

回答ありがとうございます^^
とてもわかりやすくて勉強になりました!!
ちなみにこの爵位は時代によっても違いがあったのでしょうか?
今、気になっているのは中世末期、英仏百年戦争時の爵位を知りたいと思っているのですが、もしお時間ありましたらご教授ねがいます!

補足日時:2010/05/26 20:22
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 東欧……?えっと、取り敢えずおすすめサイトは↓ココ↓で。

 
 
 http://www003.upp.so-net.ne.jp/detective_story/m …
 http://homepage.mac.com/linstedt/linische/glosar …
 
 もう回答されていますが、基準は様々、ルールも様々です。
 特に百年戦争の頃はまだその辺が曖昧で、エルサレムから聖遺物を盗んできたら爵位、戦争で活躍したら爵位、外交パーティを上手く取り仕切ったら爵位、王と仲が良かったら爵位、教会がゴネたら教皇私生児にフランスの爵位を与える、とか。
 あとイングランドでは「公爵は国王の毛布から生まれる」とか言いますね。
 つまり愛人とのあれやこれやでできた私生児のことですが。名字が「フィッツ~」で始まるのがそう。
 またそういった新設爵位の場合は、設定時に相続要件や返却要件も決められます。一代限りとか、領地の内軍事的な場所は除くとか。
 基本的に爵位は嫡長男相続ですが、そういった事情でまれに女性でも女公爵とかが発生します。
 
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http://en.wikipedia.org/wiki/Royal_and_noble_ranks

http://en.wikipedia.org/wiki/Count
http://en.wikipedia.org/wiki/Viscount
これなんかは、皇帝のお友達というようなのが語源らしい
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