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弓道 引分けに力をかけずにすむコツは?

弓道初心者です。
ゴム弓までは何とかこなしてきたのですが、本物の弓(9kg)を引く段になって、
腕の力が足りずに十分な引分けができません。
「肘で引く」とか「上腕の筋肉だけを使う」などと指導を受けるのですが、
理屈は分かっても実際に筋力が追いつかず、
途中まで引いたあたりで肩も上がったり後ろにずれたりして一向に様になりません。

腕力が強い方ではありませんが、腕立て伏せ20回程度はこなせます。

呼吸がしっかりできていれば筋力を使わずに済む、とか「割って入る」という話しもうかがうのですが、こうした抽象的な概念を具体的にどう実践に結びつけたら良いでしょうか。

丹田呼吸は、大三までならできていると思います。
引分けの時点で腕に力をかけるあまり、気がぶれてしまうように自覚しています。

A 回答 (5件)

〉打ち起こしをとった後に息を吐きながら肩を下ろすように意識しているのですが・・・


この時点で肩を下げようとするのでは遅いです。
射を携帯などのムービーで構いませんので記録してみて下さい。
打ち起こしから大三に移る際に、右肘が顔の方向に流れていませんか?
打ち起こしの際に肩を(肩胛骨を)あげてしまうと、肩の関節にきちんとはまらずに上腕三頭筋で力を総て受け止めることになりますので、初心者の方にはたとえ9キロでも辛いと思います。

弓道は各関節をキチンとはめる事が基本となります。
よく指導者が、初心者の弓手をのばさせて親指と人差し指の間を押してみることがあると思います。
そして『押し返してみなさい』と言うはずです。
このとき弓手の肩関節にキチンとはまっている人は指導者が押す力に耐えられます。
キチンとはまっていない人は押し負けてしまい、肩がせり上がったり背中側に肩が逃げてしまう(抜けてしまう)と思います。
現状ではそれと同じような事が右肘でも起きているのではないかと思います。もしかすると両肩・・

〉また、右腕の引きが弱すぎて「顔を切る」、「肘で引け」、「呼吸だ」といつも注意をされているのですが、それができずに困っております。
「顔を切る」というのが何を指す言葉なのか解りかねます。私は使ったことがない言葉です。
肘が流れてしまった大三から肘で引くのはとても難しいです。
呼吸では技術的な問題は解決しませんので、おそらく息あいを(呼吸)肺いっぱいに溜めてしまって、みぞおちあたりから上に力が入ってしまっている力を下に降ろすようにいっているのだと思います。

〉大三をとる際にも、本物の弓ではゴム弓と違って右肘が左腕に持って行かれてしまうため、妻手の肘を同じ位置に残すために妻手側を結構な力で引かざるを得ないことに気づきました。

 そうならないために、肩関節にキチンとはめ込む様にするのです。
試してみて欲しいのですが、斜面打ち起こしの要領で弓構えの状態から右肘を固定して両拳を平行移動させてみて下さい。(本来の斜面打ち起こしの引き方ではありません)
簡単に言えば、打ち起こしせずに下で大三を作るような感じです。
そのとき右肘は流れてしまいますか?おそらく肘を支点に平行移動をすれば右肘が弓の力に負けてもって行かれることは無いと思います。
その状態で大三がとれればよいわけですから、平行移動した状態のまま打ち起こしてみて下さい。
肩の関節がキチンとはまっていればつぶれてしまうことはないと思います。
きちっとした大三がとれなければ引き分けはなかなかスムーズにきませんから、指導者の方と肩の関節(肩胛骨)がキチンと収まる位置を確認しながら打ち起こしから大三までを繰り返してみてください。
それがキチンと出来るまでは引き分けに移ることをしなくても良いぐらいの気持ちが必要です。

正面打ち起こしでは大三が綺麗な射手はとても上手に見えます。
引き分けにこだわらず、弓構えから大三までを両肩のラインを崩さないように気を付けながら何度も繰り返し練習して下さい。
綺麗な大三がとれれば必ず引き分けは上手くいきます。



〉張力の弱いゴム弓ですと「引き下ろす」「下弦をとりながら収めていく」という感覚が何となくつかめるのですが、本物の弓ですと(たかだか9kgでも)力負けして上から押し開く要領がつかめません。

 ゴム弓で引いたときに妻手の位置はどこにありますか?(これもムービーでとってみて下さい。)
頭に被る様な位置にないですか?被っている方がおそらく収めやすいと思います。
実際に弓を引くときも少し被る位に大げさに大三をとってみて下さい。そして、思い切り『たぐって』も良いぐらいのつもりで(たぐるって解りますか?)引いてみましょう。
大丈夫です、『たぐり』なんてすぐに直せます。

弓道は焦らずにじっくり取り組みましょう。
私が教えた女性は腕立て伏せがヒト桁も出来ないほど非力で、手伝って会の状態までもってきてあげて、手を離したとたんに漫画のように両手が元に戻ってしまうほどでしたが、一年足らずで初段をとり最終的には2年で二段まで取得しました。

あきらめずに頑張って下さい。
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この回答へのお礼

先刻ご指導いただいたことを念頭に、肩への注意をはらうようにしたところ、お蔭様でさっそく引分けが多少とも楽にできるようになりました。

ゴムの時と違い、本物の弓を持った場合には、ご指摘のとおり、打ち起こしから大三に移る際に、右肘が顔の方向に流れています。

肩がせり上がったり背中側に肩が逃げてしまう状況もまさしく実感いたします。
「肩が抜けている」という注意を受けるのですが、抜けないためにはどうしたらよいかを教えてもらえずに困っていたところでしたので、この場で適切なご指導をいただけてうれしいです。

「顔を切る」という表現は私にも難解で、あえて解説をお願いしたところ、
引分けの際に右の手先が弧を描いて耳の後ろに回るかわりに、顔の正面にまっすぐ下りてきてしまう失敗のことだそうです。
私と同時に入門した他の初心者数名も、「顔を切っている」とたびたび注意を受けています。

ゴム弓で引いたときに妻手の位置は大三の時は額の横にあります。
頭に被る様な位置とは、妻手が弓手側(的の方向)に引っ張られるのではなく、左耳(背中)側に寄るという解釈でよろしいでしょうか。
「たぐる」とは、肘で引くことをより意識する動作なのですね。

肩関節にキチンとはめ込む、という理解だけでも相当に前進できそうです。
ご親切なご指導に感謝いたします。

お礼日時:2010/06/04 17:53

 


〉肩関節にキチンとはめ込む、という理解だけでも相当に前進できそうです

肩の関節にキチンと収まった状態を確認する手だてとして、一つの方法をお伝えしておきたいと思います。
肩幅と同じぐらいの板(壁でも何でも構いません)に背中を付けて立ちます。
その状態で弓構え、打ち起こし、大三までを両肩(肩胛骨)が常に板(壁)に付いたままになるように気を付けながら徒手・ゴム弓・素引きとやってみて下さい。

両肩が付いている状態でも、関節にキチンとはまっているとは限りません。
両肩が付いた状態で、弓の力を受け止められる位置があるはずですから、試行錯誤してみて下さい。

〉「顔を切る」という表現は私にも難解で、あえて解説をお願いしたところ、
引分けの際に右の手先が弧を描いて耳の後ろに回るかわりに、顔の正面にまっすぐ下りてきてしまう失敗のことだそうです。
私と同時に入門した他の初心者数名も、「顔を切っている」とたびたび注意を受けています。

そういった状態は良くありますが、私は初めて聞きました。
勉強になります。

〉ゴム弓で引いたときに妻手の位置は大三の時は額の横にあります。
頭に被る様な位置とは、妻手が弓手側(的の方向)に引っ張られるのではなく、左耳(背中)側に寄るという解釈でよろしいでしょうか。

おおむねそんな感じです。

〉「たぐる」とは、肘で引くことをより意識する動作なのですね。
『たぐる』は『手繰る』と書きます。
手繰りは手首を中心に引いてしまうことです。変な言い方をすると妻手が手首から立って帆掛け船の様になっている事を言います。

(余談ですが、本多流の事をよく思わない方が、本多利實翁の射をみて、出っ尻、鳩胸、帆掛け船と言ったと、師範から聞いたことがあります。注)私の師範は元々本多流でした貶しているわけではありませんので誤解がありませんように。)

あまり良い癖ではありませんが、引き落としてしまって自分の矢束が引けない平付けになるよりはましだと思います。
平付けで会に入ってしまうと離れがでません『平付けに離れ無し』というほどです。

手繰りは矢束をとりすぎてしまい、矢を引き込んでしまう事があるので気を付けて欲しいのですが、平付けよりは離れがでますので、まだよいと思います。
初心者は小さくまとまるよりも大きく引く事が大切です。
型を作る事は大切ですが、型にはめるのはあまり良くないと思います。ノビノビと大きく引いていくうちに、自分の体型にあった射ができあがっていきます。

弓道の指導では、とかく難しく抽象的な表現が使われることが多いので初心者の方にとってはどう解釈して良いのか解らず困ってしまう事が多いと思います。
ある程度の弓歴を重ねれば理解することも出来ましょうが、時間がかかるものです。
同じレベルもしくは、少し先輩の方達と弓道談義を重ねて頑張って下さい。
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弓道経験者です。


引き分けに入れないと言うことですが、引き分けに入れないのであれば、その前の段階である打ち
起こしから修正するべきです。

現在どなたに指導を受けているのか解りませんし、射型を拝見してみないと的確なアドバイスは難
しいです。
現在どのように指導をうけているでしょう?
よくあるケースですが、初心者に教える場合、射法八節に記してあるとおり、打ち起こしは45度、
大三は額の高さと指導をうけていませんか。
初心者のうちは射法八節に記してあるとおりに引くのは難しいと思います。
基本として射法八節を習得することは絶対に必要ですが、人それぞれに体型も違えば体力も違いま
す。
射法八節に則しながらその人の体格・体力にあわせて弓を引くべきであると私は師範に教えて頂き
ました。(現在は引退されましたが、範士十段の方です)

具体的にいえば、はじめのうちは両肩が上がらない程度に高めの打ち起こしをとります。
このとき注意するのは肩胛骨が上に上がってしまわないように、肩胛骨を押し下げるような気持ち
で打ち起こすことです。
此処で肩(肩胛骨)が上がってしまうと、引き分けの途中や会の状態では修正がききません。
肩(肩胛骨)が上がっていると上手く収まらず引き分けに必要以上の力を使ってしまいますし、口
割れの位置まで収められないと思います。
質問者の方は、もしかすると打ち起こしの段階で肩胛骨が上がってしまっているのかもしれません。
是非チェックして下さい。

打ち起こしを高めにとると必然的に両拳は体に近い位置になると思います。
そこから矢を平行移動させて大三をとりますが、その際に妻手の肘を『かえす』とか『たてる』よう
な感じで動かします。決してひいてはいけません。
出来れば、打ち起こしから大三をとる際、誰かに右肘の内側(小指側)尺骨と上腕骨の間あたりを指
で押してもらうようにして肘を『かえす』『たてる』ようにしてみて下さい。

形としては額の上より高く、大きな大三になると思いますが、肘がきちんと立っていれば、あとは押
し開くように『引き下ろしてきます』その際、妻手がつぶれて平付けにならないように妻手の親指の腹
で弦を引き上げるような感じで下弦をとりながら収めていきます。

文章にすると難しいですが、要は、打ち起こしを高く・体に近い位置にする。そして額より高く、
やや大きめな大三をとる。この際に肩胛骨を上に上げない。
そして、上から押し開く(引き下ろす)様な感じでひいてみて下さい。
肩胛骨が上がっていなければ素直に引き分けが出来ると思います。

射型は技術が上がれば少しずつ変わっていきますから、初心者の間は大きく引く事を心がけて下さ
い。
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この回答へのお礼

詳細なご回答ありがとうございました。
市立道場の初心者講習で道場長から直接ご指導いただいております。まさしく「打ち起こしは45度、大三は額の高さ」と指導をうけています。
打ち起こしをとった後に息を吐きながら肩を下ろすように意識しているのですが、大三から引分けに入る時点で弓の張力が重過ぎて、何とか引こうとするとどうしても肩が上がってしまい、力んでしまうため上体も後ろに傾きがちです。
また、右腕の引きが弱すぎて「顔を切る」、「肘で引け」、「呼吸だ」といつも注意をされているのですが、それができずに困っております。
大三をとる際にも、本物の弓ではゴム弓と違って右肘が左腕に持って行かれてしまうため、妻手の肘を同じ位置に残すために妻手側を結構な力で引かざるを得ないことに気づきました。

張力の弱いゴム弓ですと「引き下ろす」「下弦をとりながら収めていく」という感覚が何となくつかめるのですが、本物の弓ですと(たかだか9kgでも)力負けして上から押し開く要領がつかめません。

お礼日時:2010/06/02 16:27

腕立て伏せが20回できる人が9kgを引けないということはないと思います。



質問者さんの射形を見てないので何とも言えないのですが、横に引こうという意識が強すぎて手先で引いているのではないかと思います。つまり妻手のひじから先で引っ張ろうという動きをしているかもしれないということですね。そうすると弓が引き分けの途中で伸びきった形になってしまい、会で伸びることができません。

一度徒手をやって確認してもらいたいのですが、大三から会に移るときには実際には腕はそれほど横移動しないものです。

むしろ、下へつぶすような気持で引き分けてみてはどうでしょうか。もちろん大三から真下に潰れるのは論外ですが。
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この回答へのお礼

下へつぶすよう意識してみます。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/06/02 15:36

弓道経験はありませんがアーチェリーの経験(フルドローで18kgくらい)でもお役に立てそうでしたので回答差し上げます。


「引き分け」の段階では、いわゆる「腕の力」はあまりなくても引けるものです。
引き手の手首から手前まで力が入って、それ以上後ろに引けなかったり、押し肩が詰まって軸がずれることが初心者のはまり安いところです。
ゴム弓に戻って射型(力を抜くポイントと入れるポイント、楽に引けるフォーム)をもう一度見直すのもよいかも知れませんね。

腕立て伏せって、上腕の外側と胸の筋肉を鍛えるレーニングですが、いづれも弓を引くに当たって中心的な役割を果たす筋肉ではありません。
まずは肩周りの筋肉、特に肩が浮いてしまわないように肩を押さえ込む筋肉が十分かどうか確認が必要ですね。
押し手側については、壁に手をついて、押し肩を緩めたり(=肩が詰まって上がる状態)、肩を押さえ込んで浮かない状態をキープしたり、で肩周りの筋力UPは出来ると思います。
引き手は、二の腕の外側より内側(力こぶ側)を意識するほうが良いかも知れません。そのまま肘を後ろから背中側を意識して引いていけば、余分な力は入りにくいと思います。

今の貴方の状態がどんなものか把握しかねるので、場合によっては腹筋、背筋を鍛える方が効果があるかも知れません。特に背筋側は、越しまわりはもちろんですが、肩甲骨を寄せるような動きを取りいれると良いでしょう。
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この回答へのお礼

ご指摘の通り、肩が浮いて、かつ詰まった感じがしますし、弓が引ききれずに軸は大幅にずれています。
引き手の手首から手前までの状態は自分では把握できていませんが、意識してみようと思います。
詳細なご回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/06/01 21:02

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