No.2ベストアンサー
- 回答日時:
7つの大罪がありますが、何故罪なのですか?
私たちにとって「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憂鬱」、「憤怒」、「虚飾」、「嫉妬」などは罪の部類には入りませんが、キリスト教的社会では歴史的・伝統的に嫌われるものだったということでしょうね。それだけのことだと思いますね。
一般社会での罪は、個人や社会に弊害を及ぼすということですが、宗教的な罪というのは「積極的に神の意向に反する。」ということなのですね。7つの大罪は積極的に神の意向に反するものではないと思いますが、信じればいわしの頭でもえらいことになるのでしょうね。
7つの大罪というのは、7つのいましめぐらいの意味でしょうね。仏教では「戒」ですね。「戒」はいましめ程度のものです。「律」がちょっと重いですが、仏教にも大罪はありますが、「戒律」を破ったからといって大罪ではないですね。
勉強になりました。キリスト教社会での戒めのようなものなのですね。きっと、そういう人たちが多かったので、戒めにしたのでしょうか。すごく社会的なものなのですね。私はなんで神様が7つの罪を選んだのか不思議だったのです。なんで、怒ること、暴食、色欲が罪なのかわからなかったのです。社会的な理由ならしたかないと納得です。ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
宗教の本質に触れる質問と思いますので回答させていただきますが、私は素人です。
キリスト教や仏教の専門的なことは分りませんが、自分で学んだ中でおおよその検討をつけて書いて見ます。宗教の本質は『苦悩からの救い』と言う事になると思います。今は『心の違和感』を宗教家の元には往かないで、精神科医のところに往っているようです。
人間が感じる、或いは味わうかも知れない事の一つに不安と言うものがあると思います。不安を訴える中に『何処から来るか分らない不安=漠然とした不安』と、何処から来るのかその原因がはっきりしているものが在ります。何かをしたことで『心が不安になる場合には』罪の意識と言う言い方で、良心の呵責に悩む苦しむ、と言う言い方が出来ると思います。
原因が分らないことにも悩む場合があります、この事を『人間の業或いは罪の意識』に悩むと言うものと思います。人間の心が大変快適で、何処に行っても、何をしていても、楽で楽しく感じる事を天国や極楽浄土と形容していると思います。
その反対の心境になる場合が『人間には在るという事』になります。生き難い想いや、生きている事が全てにおいて苦痛に感じている場合です。常に苦しい想いで暮らす事です。『意識している事』自体に息苦しさを感ずるという事です。
その事を『一切皆苦』とお釈迦様は、出家に到った動機としています。言い方を替えたなら、今で言う『精神疾患』になって何時も辛い気持ちで生きていて、日常の暮らしが出来難い状態に陥ったと言う解釈も出来ます。その解決方法を探す(見つける)為に、家で暮らす事が出来なくなったのではないのかと言う解釈です。
そうして苦悩からの解決方法が見つかったと言う事になります。その事を伝えるための方法が書かれた物が仏典という事になります。聖書にも共通しているはずです。
その核心のみを書いて見ます。不安解消の究極の心理学です。
人間の心に感情が湧き上がるシステムが今の精神医学では、未だ分かっていません。人間の心が何故?如何?して不安になったり、苦しくなるのかと言う解明が未だ解き明かされていない事はヨーロッパの精神科医の言葉『内因性の精神疾患の本態が未だ解明されていない事は精神医学のスキャンダルである、、、、』と言う言葉からも推察できます。
今の精神医学では精神疾患の原因を特定出来てはいません。ですが分かっていないにも拘らず『治療』が始まっています、この事によって、完治ではない、寛解と言う言葉になっています、そうして治ると言う事や、治すと言う事や、治らないという事の区別が分らないで、薬が調合されて、薬での治療が治療と言う事になっています。それも国家権力の後押しでそうなっています。
自分で不安恐怖症が完治した経験者として、今の精神医学は間違った治療をしていると感じています。まず不安とは何か?というと、其れは自我意識に送られてくる情報という事になります。何処がその情報の発信源かと言うと、『無意識の意識』からです。
精神疾患、或いは心を病むという現象は実に簡単な現象の事です。人間には二つの意識が存在しているからです。今言ったことが書いてある文献を載せてみます。
”ロジャースペリー 分離脳
ノーベル賞受賞者
受賞年:1981年
受賞部門:ノーベル生理学・医学賞
受賞理由:大脳半球の機能分化に関する研究
ノーベル賞の受賞理由となった業績として分離脳研究がある。てんかん治療の目的で半球間の信号伝達を行っている脳梁を切断した患者に、片方の脳半球に依存することが知られている作業を行ってもらい、『二つの脳半球がそれぞれ独立した意識』を持っていることを実証した。”
精神疾患の原因は心の矛盾であると思います、この二つの意識が『心の矛盾』の正体です。人間には意識している自我意識と、その自我意識に目の前に展開している状況を、情報として送っている者が存在していると言う事になります。その者は『自我意識が自分を忘れている時には、体も心も自我意識に変わって』操縦していると言う言い方が出来ます。
其れは『没我』の時です、或いは我を忘れた状態と言う言い方も出来ます。自我意識が意識をしないでいる事から離れられなくなる事が『心を病む』と言います。自我意識が無意識と交代できなくなった状態の事です。意識が無意識の自分でいるときには『心は休んでいます』
心が無意識の自分になれなくなる事を『精神疾患』になったと言います。自我意識が出た状態から出ない状態への移行ができ難くなったと言う意味です。
不眠症と言うものが大抵の精神疾患にも共通していますが、普通に良く眠れると言う事は『自我意識が眠ろうと計らわない時です』意識がなくなって、無意識に移行して意識が無くなってから、深い眠りに入ることが出来ます。
貴重な内容をたくさん書いてくださり、ありがとうございました。正直、難しい内容で、よくわからなかったです。でも、お気持ち嬉しかったです。ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
「十戒」とか「天地創造」という映画をごらんになったことはあるでしょうか。
そもそもは旧約聖書の中で、神と人間は契約を結びますが、神との約束事を破れば、それは罪となります。
そもそも論ですか。むずかしいですね。無人島で一人生きてゆくなら何ら決め事は必要ないと思いますが、他者とのかかわり=社会のなかでは、法が必要ですから、法を破れば罪となりますよね。
しかし、これは、人間どうしの取り決めですから。ご質問のニュアンスは神と人間のあいだの話だと理解しています。
約束事を破れば、罪というのは神様の脅しでしょうか。確かに人間社会には罰が下されます。神様も罪に対し、罰を与えるのでしょうか。それとも、罰はなく、ただ罪だよと言っているのでしょうか。それとも、罪だという良心の呵責が罰なのでしょうか。だとすると、何も知らず、大罪を犯している人は、罪だとと知らないのだから、罪にはなりませんね。神様との約束は無人島でも宇宙でも適用されますよね。ご回答読んで、発奮し、色々考えてしまいました。なるほど、というご回答ありがとうございました。
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