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大学の授業の発表で、「日本語にはなぜ『漢字、平仮名、カタカナ』があるのか」という疑問を調べていますが、漢字、平仮名、カタカナの歴史はわかりました。
でも、なぜ今もその漢字などがなぜ使われているのかという疑問が浮かんできました。英語やその他の外国語が日本に入ってきたのに、なぜ、今も漢字、平仮名、カタカナが使われているんでしょうか。しかも、なぜ日本語には、漢字、平仮名、カタカナの3種類が今でも存在しているのでしょうか。よかったら参考文献も教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (9件)

まず、漢字については、中国の影響を受けて一番はじめに伝わったものとされる。

その後、日本国内で独自の発展を遂げ、漢字と漢字の組み合わせにより、例えば、「峠」(とうげ)のような文字も付けられるようになった。
カタカナについては、諸説あるが、仏教の法典を訳すために、付すために使われることが多かった。当然仏教関係と言うことで、男性が使うことが多く「男言葉」と呼ばれていた。
ひらがなについては、平安時代女性貴族が、使い始め、「女言葉」あるいは「やまとことば」と呼ばれた。それが、紀貫之により、日記文に男性でも使うようになってきたのである。
と言う3つの主な流れがあり、漢字だけでは、微妙な表現が伝わらない事があるために、日本語と漢字はイコールでないため、また、漢字で表現することが大変難しいため、庶民には、ひらかなやかたかなが、江戸時代前期まで、通用した。(←表音なので、簡単単!!)
そのような流れの中で、漢字は(意味と音)かなは、漢字と漢字をつなぐ役割で使われるのである。
明治中期までは、カタカナ主流だったのが、現代仮名遣いの、樋口一葉らによって、現在の形に近くなり、
もとの、仏典を訳すために使われたことより、海外のものを訳す時には、カタカナを付すようになった。

と言う大まかな流れがあります。

※「日本文学史」の参考書と「日本教育史」でも見てみてはどうでしょうか?
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。系図を調べてきちんと整理します。

お礼日時:2003/07/09 22:55

#2です。


全くの門外漢が2度もアップするのはどうかとも思いましたが、なんか混乱しているようなのと、困り度3なのに何のレスもないというのが気になりまして……。
terarinの質問は
>なぜ、今も漢字、平仮名、カタカナが使われているんでしょうか。
が根幹です。歴史ではありません(と思いますが……)。
その意味で、私は識字率の高さを要因に上げました。言語的に使用文字が確立したのが比較的古いことが要因であると暗に示したのですが、伝わりました?
源氏物語は誰が読んでたんでしょうねえ、という類の問題です。
で、terarinさん、みなさんの回答をお読みになって参考になりました?
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この回答へのお礼

はい、すごく参考になりました。レスが遅くなってすいません。言語的に使用文字が確立したのが比較的古いことが要因であると暗に示したとは気づきませんでした。みなさんの回答を力にして調べていきます。どうもありがとうございました。

お礼日時:2003/07/09 23:05

明治と太平洋戦争後に大きな日本語改革の波がきたようですが、3種類が今も使われているのは国が決めたことが大きかったのでは?



国語審議会が昭和39年(1964)に「国語は漢字仮名交じりをもつて、その表記の正則とする。」と定めたそうです。

あと、個人的な経験ですが、初期のファミコンソフトは文字が全てひらがなだけで書かれていて、とても読みにくかったです。漢字仮名混じりは読みやすいので残っているのだと思います。

参考URL:http://kan-chan.stbbs.net/word/why.html
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この回答へのお礼

そうですね、明治と太平洋戦争後がかなり重要みたいです。国語審議会が定めたことも忘れてはいけないと思います。URLも参考になりました。どうもありがとうございます。

お礼日時:2003/07/09 22:59

現在もまだ、漢字・ひらがな・カタカナを使い続けているのか?



それは、日本語に便利で、日本文化の資産だから。

日本人は、膠着語である日本語を使っているからで。。。「日本人」+「は」 「使」+「って」+「いる」などと、名詞と その位置づけを示す 助詞を使ったり、動詞でも 語幹+活用 で示します。
その時、名詞と 語幹が 漢字だと とっても分かりやすいのです。

日本文化の資産というのは、過去の文化が 漢字+かたかな+ひらがな で表記されているからです。過去の日本文化を理解し、現代に生かすためには、使い続けないとならないのです。
まぁ ご破算にするならそれでもいいのですが。
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この回答へのお礼

そうですね。やっぱり私たちが使いつづけて、未来の人たちに伝えていかないと、日本語は残らないですよね。それは過去の人たちも同じことですよね。ありがとうございます。

お礼日時:2003/07/09 22:53

漢字の難しさが日本人を苦しめるという理由などから、明治以降、日本語のローマ字化なども検討されたみたいです。


しかし、調査をした結果、日本人の識字率が高かったことから、漢字を今でも使っている

という内容のテレビを以前見ました。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。戦後のGHQの改革のひとつにも、漢字をなくすようなことが密かにあがっていたことは調べてわかりました。

お礼日時:2003/07/09 22:51

 日本語は視覚的な言語だそうです。

「それはどういう字を書きますか」なんてしょっちゅうたずねます。これは世界の言語の中でも珍しいのだそうです。
 英語は聴覚的な言語だそうです。耳で聞いてわかるような構造をしています。意外にも中国語も聴覚的な言語です。
 日本人の識字率の高さは、そういう必要にせまられての結果だそうです。他の国では字を読めなくてもあまり不自由はしないみたいです。
 ただ日本人はそういう聴覚的な外国語を視覚的な言語と同じ方法で学習するので、外国語の習得がいちばんニガテになっています。

 それで日本語は目で見て分かり易いということを最優先して、何種類もの文字が使われるようになったのと思います。

 それから日本はずっと一種の辺境でしたので、外国の文化を取り入れたり、新しい概念や物を表現するための造語機能が必要であった、とも考えられます。
 わたしは仮名交じりの日本語の造語機能と読み易さはかなりのものと思っています。
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この回答へのお礼

日本語が視覚的で、英語や中国語が聴覚的とは初めて聞きました。すごく参考になりました。そういえば日本の識字率はかなり高いのを思い出しました。どうもありがとうございます。

お礼日時:2003/07/09 22:48

こんばんわ、疑問は尽きませんね。



さてご質問の件ですが、専門的な書物はあいにく所有していないのですが。手元にあった、岩波新書「日本語と外国語」鈴木孝夫著 に寄りますと、

英語などでは医学用語などのような専門用語は、一般人に分かりづらい言葉になってしまうが、日本語の漢字は一般人にも容易に理解できる言葉にしてしまう。(高所恐怖症:acropokusei)

など・・比較的簡単にまとめてありますよ
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。英語やその他の言語と比較しても面白いと思います。それも視野に入れて調べてみます。

お礼日時:2003/07/09 22:45

こんばんは。


まったくの私見ですが……。
日本人は歴史的に識字率が高いというのがその要因であろうと思われます。
また、全国的に商業網などが発達していることなんかも関係しているだろうと思います。
もし漢字だけの文化だとしたら、識字率はもっと低かっただろうし、全国津々浦々までの商業の発展も大分遅れただろうと思います。
では、仮名のみになぜならなかったかというと、江戸時代までの学問の基本が儒学であったためと私は思っております。
漢字基本の学問体系が仮名漢字交じりの文化を継続させたと言うことです。
お急ぎのようでしたので、こんな駄文でご容赦ください。
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文春新書の「漢字と日本人」著者:高島 俊男さん



を読みましょう。
思いっきり答えが書いてあります。
もともと日本語の祖先(やまとことば)には文字がありませんでした。
そこで、当時の日本にとって唯一の文字である漢の国の文字、つまり漢字を借用してきました。
しばらくの間漢字だけでしたが、漢字をいちいち書くのは面倒なので簡略化した字体でメモを取る人が現れました。
簡略自体がひらがな・カタカナの祖先になったそうな・・・。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。挙げていただいた本を読んで勉強します。

お礼日時:2003/07/09 22:41

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