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なぜ最近通販のCMが増えてきたのか?
最近のテレビ、ホントに通販のCMを見ない日はありません。
とくに健康食品や化粧品の通販CMはやたら多いですね。
テレビ局は広告が取れなくて広告料を値下げしたそうですが、
それなら通販以外で、CMを打つ意志のある優良なスポンサーは獲得できなかったのでしょうか。
なにも通販のCMをすべてなくせと言っているわけではありませんが、あまりにも多すぎるので…。

A 回答 (5件)

通販業界、健康食品や化粧品の分野に関わったことのある広告制作者です。


理由はいろいろあります。

通販は広告の、特にテレビCMの効果が非常にわかりやすい分野です。
CMの効果はその直後に、注文電話がどれだけ鳴るかという形で直結します。
どの商品が、どの時間帯、どのテレビ局のCMによりどれだけ売れたかがすぐわかるので、その結果からCM出稿計画をすぐ修正できます。

逆に通販でない商品は、CMを流したから売れたと結論づけるのが難しいのです。
店頭販売の商品は極端な例では、CMを一度も見たことがない人でも、店頭で商品を目にしただけで買うこともあり得るわけです。
つまり通販の商品は「CMしたから売れた」と断言できるケースが多い一方、それ以外の商品は「CMしたから売れたのかも、売れたっぽい」としか結論づけられないのです。
営業経費が削減される昨今、“っぽい”“かも”ではCMに広告宣伝費を割くことはなかなかできないのが道理です。
むしろ通販でない商品はテレビCMでなく、他のメディアに費用を向けたほうが現状では賢明とも言えます。

健康食品や化粧品(特に基礎化粧品)は、特にテレビCMでの通販になじみやすい商品です。
購買層の年齢が高めで女性が中心、つまり昼間にテレビを見ていることの多い層です。
この層はネットなどの新しいメディアが捕まえ切れていない一方、テレビや雑誌などの古いメディアへの関与が高い割合にあります。
商品と購買層、さらにメディア側の都合が一致しているわけですね。
媒体料の高いゴールデンタイムにはあまり通販のCMがありませんし、深夜には同じ通販でも、もっと若いターゲット向けの商品が取り上げられますね。

また通販CMがCM扱いでなく、番組とみなされるケースがあるのも、通販CMが多く思われる一因だと思います。
たとえば深夜の30分通販番組は、番組として新聞のテレビ欄にも掲載されますが、実質は30分まるごとCMだとも言えますね。
ワイドショウの中でもワンコーナーとして通販の時間帯がありますが、これも番組でありCMではありません。
ニュースの中である商品が紹介され、時に購入方法まで紹介されることもありますが、これもCMでなくやはり番組の一部です。
(ニュースとして取り扱ってもらえるよう企業が働きかける宣伝活動は「パブリシティ」と呼ばれます)
テレビCMには放送時間の制限があり、60分以下51分までの番組だとCM(番組宣伝は除く)は6分までしか入れてはいけない、50分以下41分までの番組だと5分まで・・・といった具合に決まっています。
(余談ですが、60分を55分の番組+5分の番組とすると計7分まで入れられることになり、これが5分間のニュース番組が生まれた理由です)
しかし番組の中で販売活動が行われていたら、それはあくまで番組であり、そのぶん別のCMを流せることにもなります。
CMと思っていたら番組だった、あるいは番組の中で明らかに広告宣伝がされている、といったケースが増えているため、印象として通販CMが増えているように思われることもあるでしょう。
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この回答へのお礼

詳細な回答、ありがとうございます。
なるほど、通販はCMを流せば反応がダイレクトに返ってくるからコストパフォーマンスが非常にいいと。

>>健康食品や化粧品(特に基礎化粧品)は、特にテレビCMでの通販になじみやすい商品です。
購買層の年齢が高めで女性が中心、つまり昼間にテレビを見ていることの多い層です。
この層はネットなどの新しいメディアが捕まえ切れていない一方、テレビや雑誌などの古いメディアへの関与が高い割合にあります。

たしかに中高年の女性やお年寄りはネットには疎いですよね。
ネットのやり方を知らないから、どうやってお目当ての商品を見つけて、どうやって注文するか、確実に注文ができるか不安。
その点、従来のメディアによる広告と従来の方法(電話、FAX、ハガキ等)なら安心して注文できる。

>>また通販CMがCM扱いでなく、番組とみなされるケースがあるのも、通販CMが多く思われる一因だと思います。

例えば青汁の30分番組とか、1つの商品だけに30分かけている番組がUHF局とかBS民放には多いですね。
でも、いくらテレビ局の収入をまかなうためとはいえ、これでもかこれでもかと通販CMが流れてくると、いいかげんウンザリしてきます。

お礼日時:2010/06/22 00:25

放送業界におけるCMは大きく分けて、2つあります。


番組提供におけるスポンサーとしてのCMと番組提供ではないCMです。

当然、2つには価格差がありますし、前者は番組を提供しているわけですから特定の時間に何本か流れ、後者は放送局の裁量しだいで、広告主にも流れる時間もわからないという具合で、宣伝効果にも開きがあります。

最近は不景気ですので、広告宣伝費のカットはどの社も必然ですので、前者後者両方にCMを打っていた社は、費用対効果の高い前者の方にシフトします。
放送局にしても番組提供を降りられるより、流しのCMの減少の方がマシですし。

その分が後者の会社のCMが増えるわけです。

質問者の意見の通販会社もそうですが、他に低額衣料販売会社やスーパー等も増えているはずですし、遅い時間帯に限られますが、某新興宗教のように新分野のCMも流れるようになりました。
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 言わてみたらそうですね。

民放のBSは特に多くやっています。
私もそう思ったことがあります。
 答えになってなくて、すいません。
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「それだけ通販業界は儲かっている」と言うことに加え、通販業界は他の業界に比べて、宣伝媒体の比重がマスコミとネットに殆どかかっている

から^^
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広告料を値下げしたところでやはり高額なスポンサー料であることには変わりません。


CM枠が空いてしまうのでその空いた枠をごっそり格安で通販会社に買ってもらっているのです。
もちろん生命保険のCMも同様です。
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