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フランジ部の傾きについて

石油系配管のフランジの品質管理をしています。

フランジが傾いているか管理するために、
フランジ間の何点かににスケールを差し込み、
測定して誤差が無いか調べています。

基本的に誤差は発見されないので良いのですが、
どの程度の誤差までが許容されるのかが分かりません。

今度品質管理の説明で用いたいのですが、
どなたか分かる方お願いします。

A 回答 (1件)

この質問の直接の答は、このようなサイトで質問するようなものではありません。


ご自分の組織内で、答をみつけましょう。

とはいうものの、考え方がおわかりにならないでしょうから、以下にご紹介します。

この手の許容値を求める問題すべてに共通する視点は次のとおりです。

1.注目している現象量が増加(あるいは減少)することによって、どんな不都合なことが発生するようになるのか?

2.それを、通常支障のない範囲ギリギリに押さえ込むには、その現象量を、いくら以下(あるいはいくら以上)になるように、設定しなければならないか?(これが限界値)

3.ギリギリの値では、もし何か不測の事態が発生した場合には、限界値を超えてしまう可能性があるので、限界値に対して余裕を持たせた、許容値を設定する。

ですから、あなたの場合、そのフランジが傾くことによって、どんな悪いことが発生するようになるのか、まず1.について考えてみましょう。
可能性としては、パッと思いつくだけで、次のようなものがあげられます。
(1)シール不良になる。
(2)継手強度が落ちる。
(3)継手剛性が落ちて振動が激しくなる。
(4)隙間から腐食して劣化する。
(5)見栄えが悪くなる(←半分冗談です!)
実際、どんなことが起きるのかは、ご自分の問題として、考えてみましょう。
運用上問題となる発生現象は、1個か2個だと思います。

次いで、2.について考えて下さい。
(1)~(5)を押さえ込むためには、フランジの傾きや隙間がいくら以下でなければならないのか?
発生現象に対応して、設定します。
ここに、「世の中の常識」「業界の常識」というものが存在するかも知れませんので、それも要調査です。

3.については、いわゆる安全率を設定することになります。業界の常識の値や、法律で定められた値などがあるかも知れませんので、それも調査して、設定しましょう。

以上、考え方は紹介しましたが、化学プラント関係や、原子力関係の配管なら、法律や規格で許容値が決められている可能性があります。
それらについては、別途調べましょう。
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この回答へのお礼

段階的なご説明でわかりやすかったです。ありがとうございました!ガスケットに必要な締め付け応力などを考慮して計算しようと思います。

お礼日時:2010/07/08 08:48

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