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義理と人情について。

今、日本文化論という授業で義理と人情について
勉強しています。
しかし義理と人情についていまいち理解できません。

簡単に言うと義理と人情とはどういうものなんですか?
教えていただけるとうれしいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

「義理(と)人情」・・・よく聞く定番フレーズですが、多くの日本人はいまいちその意味を深く考えずノリで使っているようにも思えます。



で、簡単に言うと、
  義理・・・誰かと少なからず関係性(友好関係など)を持つことで、後々負う責任・協力義務
  人情・・・(顔見知りかどうかはまた別として、)人に対する深い優しさや愛情
こんなところではないでしょうか。

よく「義理人情に厚い人」なんて言われ方をしますが、多くの場合、人との関係を大事にし、人に対する愛や責任感が人一倍強い人(あるいはそれらの尊さを日頃から強く主張する人)に対して使われる形容ですね。
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 江戸っ子は『義理と人情とやせ我慢』っていいますね。


 義理について、人情について人それぞれに説明していますね。検索されているのでしょう。
 義理って社会における規範性、法規制、規律性の要素が強いですね。
 昔は恩義って社会規範というか道徳規範で大事なキーワードでしたね。一宿一飯の恩義。親子の恩義、君臣の恩義。親子とか君臣っていうなれば忠孝ですね。
 忠孝といえば、『忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず。』がありますね。
 平重盛ですか http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E9%87%8D% …

 義理と人情もときに相互に対立する状況がありますよね。
 ものの道理でいけば、人情に悖る(もとる)なんて。
 困窮している隣人がちょいと、他人の畑のものを失敬しているのを見てしまった。
 こんなのもそうなんでしょうね。
 重盛の場合ですが、“忠”はどちらかといえば、義理の方で、“孝”は人情に近いかな。

 孔子も諸侯と会談しながら諸国遍歴していた。
 ある国の君侯が、『名高い孔子が来るとは甚だ迷惑。何かわが国の話はないか。うんそうだ』と会談した。
 胸を張って孔子を謁見。『わが国と国民はは真に国法を大事にしている。先日も孝行の息子が父親の窃盗を上に上申してきた』
 孔子いわく、『私の郷国では、窃盗をした父を息子はかばいます。国と法律、官吏はその事情を知っていて親子を扱い、裁きます。息子の孝行が生きるように致します』というわけですね。

 今日も酒を飲みたいが、健康のために休むか。酒休二日はともかく。
 どうしようかと、私も忠ならんと欲すれば孝ならずとか。
 いやこれは次元が違いましたかな。失礼失礼。

 人生劇場
 1 やると思えば どこまでやるさ
  それが男の 魂じゃないか
  義理がすたれりゃ この世は闇だ
  なまじとめるな 夜の雨
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「義理」と「人情」は、いつの頃からか。

ひとくくりにして使われるようになっていますが、実は本来対立する概念でした。よく分かる例として、近松門左衛門の浄瑠璃のなかの「心中もの」があります。その場合の「義理」とは、夫婦の間や家族に対する義務感、世間との付き合いにおける信用のようなものでした。一方、男女間の愛情、人間的な思いを「人情」と呼びました。「冥土の飛脚」「曾根崎心中」などでは、「義理」と「人情」の板挟みになり、駆け落ちをしたり、相対死に(心中)をするという破滅の人生を歩むことになります。
 ところが、いつの間にか「義理と人情の この世界」というように同種のもののように扱われることもあったようです。
 「義理」
 http://dic.yahoo.co.jp/search?stype=0&ei=UTF-8&d …
 「人情」
 http://dic.yahoo.co.jp/search?stype=0&ei=UTF-8&d …
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この二つの言葉は主にひとくくりで使われます。


「義理と人情に厚いひと」といったように。
このひととは、ご近所や親戚、会社やらPTAなどで関係を持ったひとたちに長く感謝の気持ちを忘れず、いわゆる世間一般のおつきあいを重視して”自分やら自身の家族を犠牲にしてでも”相手によくしてあげようという傾向をもって居る人です。最近は自分中心の、利己主義的なひとが増えてきていますので、こういうひとは少なくなっているようです。
特筆したいのは「義理と人情」を重視する日本人のひとつの集団として「やくざ、任侠」といわれるひとたちが言われます。彼らは「一宿一飯」の恩義を受けただけで、そのひとたちに対して自分の生命も捧げて当然という極端な思想を持っているとされています。これは実際にそうだったかどうかは疑問な面もありますが、一時期の大衆小説に理想的なひとつの庶民の姿として描かれてから常識化したようです。

ご参考まで。
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